家具雑貨工房 ki-kiru(きーきる)

木の家具や雑貨は見えない部分が肝心です。隠し事はありませんよ、全て公開しています。
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木工製作記

様々なご要望にお応えしています。

テーブルの脚部のみの製作依頼です。

材料は持ち込みで、元々は何かのパレットに使われていた材の再利用でした。
釘などを全て丁寧に取り除き、一次下ごしらえの平面と厚みを整えるところまでは依頼者様ご自身が施した状態での持ち込みです。

一週間養生して基準と厚みを整え直し、を三回やりましたが狂いが止まりそうにないので見切りをつけて加工に入りました。

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加工は狂いが始まらない内にやりたいので一気にやりました。

いろんな部分の穴あけ。

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持ち込み材の長さと仕上がり寸法の関係で十分なホゾを作れないので接合はジョイントボルトで施します。

↑写真の下穴は位置決めと回転防止のダボの下穴です。

↓簡易的な冶具を使い、ダボマーカーで各部材の相方に印を写します。

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部材小口へのダボ穴はこんな風↓にやりました。

DSC_0231_20170623220341cdd.jpg

小口方向にボール盤同様の垂直穴を正確に空ける為の苦肉の策ですが、間違ってはいないと思うんですが、結果はダメした。

このドリルスタンド自体ガタつきがあるんですが、それに相まって木目の柔らかい部分にビットの刃が逃げてしまい、それを目視で力ずくで補正しようとして結局、穴の位置も形もおかしくなってしまいました。
DSC_0232.jpg

ダボマーカーの目印だけでは小口に正確な穴を空けることは無理なのかな・・・

試しに錐で大きく下穴を開けてからやってみます。

DSC_0233.jpg


ん~マンダム、ん~マンダム。

ダボマーカーの印だけよりはマシになりましたが、やはりビットが逃げてしますので正確とは程遠い感じ。

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これなら、ほんの数ミリでも良いのでホゾミゾを施した方が早くて正確です。

後悔役立たずですね。

仕方ありません、材が柔らかい事もあって強引にハメ合わせて仮組み。

仮組みしたこの状態でジョイントボルトの鬼目ナットを埋める下穴を空けました。

DSC_0235_20170623220346b8a.jpg

↑これなら位置関係も現物合わせだし、小口への穴も逃げませんから、正確に開けられます。

仮組みを一旦バラして面取りして鬼目ナットを入れます。

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↑矢印は腐れや割れが取りきれない部分をエグった痕です。趣を感じてもらえるように意匠的に掘ったつもりですが、印象が悪いかも知れないので目立たない所へもっていきました。

ジョイントボルトで接合して素地調整し完成です。

二つでひと組の脚ですが、写真は何故か片方だけですので悪しからず。

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木製パレットの再利用ですが、なんとか格好をつけられたのではないでしょうか。

ローテーブルとダイニングテーブルの所謂ツーウエイの脚部です。

私の仕事はここまで。塗装は先方で柿渋を塗ります。

接合にボルトを使用したのは、やがて木が痩せて接合部に隙間が生じた際に簡単に増し締が出来るよう配慮した結果でした。

私が木工をしている事が地域で浸透してくる程に様々な需要があり、都度勉強になります。

有難うございます。m(_)m




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