家具雑貨工房 ki-kiru(きーきる)

木の家具や雑貨は見えない部分が肝心です。隠し事はありませんよ、全て公開しています。
MENU
木工製作記

漬物の押し蓋 製作 4

一応、基準面と厚みが揃ったところで適当ですが小口を切りました。

スライド丸鋸も初めて使う道具でしたが、経験のない道具はおっかないですね。

逕サ蜒・035_convert_20131016190227

電源を入れる前に、何度も可動域やコースを確認しイメージを頭に焼き付けてからやりました。

作業場が広いだけでも天国ですが、その作業に適した機械があり私は幸せです。

何かと作業の切り替わりの度に、そう実感します。

人との出会いってすばらしい。


取っ手部分の厚みを測って、それに合わせて計算しミゾを切ります。

本数が多いので今回は専用の治具を作り、まずはストレートビットで予定の幅、深さの少し手前を狙って掘っています。

DSC_0949_convert_20131023200715.jpg

この作業は疲れました、都合12本のミゾを掘るわけですが幅22.5mm、深さ9.5mmを6mmのビットで何度も往復です。

はじめから効率が悪い事に気が付いていたので、深さを2mmくらいにして掘削抵抗を小さくして4回に分けて掘り下げたり、左端のみ4回掘り下げビットの出具合をそのままに幅方向を広げたり等、早い方法を探しましたが結局、抵抗が少ない分トリマーの送りスピードも速くできることから全体の深さを少しずつ削る選択になりました。

ミゾ一本掘り終えるまで治具の位置は変えられませんから、ビットの高さ調整を50回弱したことになります。


根性でやりました。気の短い私には根性でやるしかありません。

DSC_0953_convert_20131023200910.jpg

時間は測っていませんでしたが、多分3時間くらいやっていたと思います。

トリマーを持っていた手も疲れましたが、耳も「キ~ン」と鳴っていました。

トリマーが使い慣れていたので安易にはじめてしまいましたが、次回このような作業をするときはミゾ切りカッターかルーターを使おうと反省しました。


ビットをアリ型に交換してアリ溝に仕上げました。

DSC_0954_convert_20131023200934.jpg

パイプ椅子が見えていますが、立って作業をしていたら腰が耐えられなくなり座ってやっていました。


午後三時を過ぎたころ、この工房を私に紹介してくれた蕎麦屋のTさんが赤いつなぎに着替えて登場しました。

「おお、やってるね。アリ溝かい?上手だね、(木工の)学校行ってたのかい?」

「いいえ、独学です。でも、今は全部ネットに出ていますから」

こんな短い会話の後、蕎麦屋のTさんは底が円い電気鉋で淡々と木を削りはじめました。

DSC_0951_convert_20131023200816.jpg

私が「すごいのを作ってますね、それに物凄くはやい・・・あっという間だ」と声をかけると

「こんなの簡単だよ、僕は箱モノは得意ではないからこういう器を作るんだ」と、Tさんが言いました。

そして、少し離れた作品置き場から「これあげる」と作り置きしてあった器を差出してくれました。

DSC_0952_convert_20131023200838.jpg

材は桂です。旋盤ではなく、ろくろで加工したそうです。

面白そうだな・・・今度私も挑戦してみたくなりました。

関連記事
スポンサーサイト

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:https://fuujinnraijinn.blog.fc2.com/tb.php/182-91d2d52a
該当の記事は見つかりませんでした。