家具雑貨工房 ki-kiru(きーきる)

木の家具や雑貨は見えない部分が肝心です。隠し事はありませんよ、全て公開しています。
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木工製作記

カトラリーを作っています

妻がせっせと、お玉を作っているのですがベルトサンダーを多用していたら機械が悲鳴を上げて壊れてしまいました。

修理しようと思えば出来るのかもしれませんが、そんな時間も勿体ないので、なんとか他の手段を使って整形しなければなりません。

これは旋盤のフライホイール部分にスポンジサンダーを貼り付けて池の裏側を丸くしているところ。
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そして、柄の部分はドラムサンダーの一番大きいサイズで。小径のサイズでは滑らかなラインを作るのが難しいですが径が大きいことと若干ですがスポンジのような柔軟製のあるドラムなのでなかなか有用なようです。
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ベルトサンダーが壊れた事により既存の道具を見直して代用した結果、ベルトサンダーのみでやっていた整形よりもキレイで早く出来る事が判りました。

以前よりも数段早く加工出来るので妻も喜んでおります。

怪我の巧妙という奴なんでしょうが、私はベルトサンダーが使えなくて困る事もしばしばあります。



ベルトサンダーとは関係ありませんが、私の方は器作りに励んでいました。

先月作った大きめの器と同様でサービングトレイです。

グラインダーで超荒く削ってから叩きノミで追い込み、四方反り鉋で仕上がりの形に近づけてゆきます。

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小口にマスキングテープを貼っているのですが、これは割れ止めの効果を期待して貼っています。
前回はポリエチレングリコールを塗っていましたが、木固めエースの乾燥硬化に影響があるようなので辞めました。

白ボンドを塗るよりも後処理が楽ですしマスキングテープは貼って直ぐに作業ができます、小口割れの効果もきっとあると思います。


カンナを小さい四方反りに持ち替えて仕上がりの形に追い込みます。
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最後にノミ痕をつけます。前回はいきなりノミで仕上げましたが今回は考えを改めました。
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ノミ痕をランダムにつけた内側が仕上がりました。
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ノミ痕を残す場合も中間にカンナで整形する事でノミのみよりも整形が楽で結果時短にも貢献していると思います。

こちらは規則正しく、蜂の巣状にしたノミ痕。
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この二つは注文分でこの他にサイズや仕様違いのを三つ、計五つの器を作っています。

取り敢えず木地のみ先に用意して十分に乾燥させたあとに他の物と合わせて一気に塗装する予定です。 

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日記

作りたい・・・

また更新が滞りましたが、毎日色んな事があります。


在庫を切らしたくないMサイズのカッティングボード準備をして・・・
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やっとここまで加工が済んだ頃・・・
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エンジュがやってきました。
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これは林業家の方から頂いた物なのですが、受け取る際に「白太を白いまま乾燥させるには何かコツがありますか?」と私が聞くと「おう、5月から6月に皮をむくと良いぞ」と言うので暇は無いのですが仕方なくまた皮むきです。
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この日は天気が良くて汗だくになりました。皮をむくと辺り全体がプーンと果物の匂いがします、気が付くと何処から湧いてきたのか黒い虫がたかっていました。オエー


比較的太いエンジュだけ選んで板に挽き、割れ止めを施して桟積み。

適当な乾燥場所がなくてストーブの上に置いてありますが、火にかける訳ではありません。
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小径のエンジュは丸太のまま二階のベランダで干してあります。

忙しい中ですが、貴重なエンジュを薪にして燃やすことなく材料として取って置けて良かった。これで心置きなく作業が進められる。

と、思っていたら、今度はニレの薄板が大量にやってきました!
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主に厚さ15mmのほぼ生木状態の薄板。裸で縛ってある、比較的長い材料だけで約2立米あります。

他に30cm×20cmに刻まれたニレ材がドドーンとこんなにも。
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全部で13.5立米!!

私にはとても手に負えない量です、分けありで極安く引き取る事になったのですが私が欲しかったのはほんの一部だったのに全部来てしまいました。

長ものは桟積みして材料にしますが、残りは防腐剤(マイトレック)が入っていますから薪にするしかないのですが、それにしても乾かさないと燃やすことも出来ませんから困ったもんです。

暇さえあれば薪小屋を用意して乾燥させるところですが、6月に予定しているイベントに出品する品物を作らねばならないので今はこのまま放置するしかないです。

材料を無料または極安く入手出来るのは凄く嬉しいんですけどね。トホホ

日記

なかなか調子が上がりません

ようやく日常を取り戻したかのように思っていたのですが、全然そうではありませんでした。

そろそろビッシリと製作活動に没頭したいのですが、土場に雑多に置いてある丸太などが気になって整頓していました。



タイミングが合わなくて製材に出せず一時保管となった丸太に枕をかまして風通しを良くしてやりました。

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重機なんてありませんから、こんな量でも人力では精根尽き果てる作業です。



器用に半割にしていた材を地面から30cmほど離し防虫ネットで保護。

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半割材は皮まで活かしたいので虫にやられないよう、防虫ネットでグルリとやりましたが果たして効果はいかに。

気が付くと半割材もかなり溜まっていました。

防虫ネットでグルリとする前に小口に割れ止めの白ボンドをたっぷりぬりました、乾燥は遅くなりますがポリエチレングリコールは高価なので仕方ありません。

さあ、いよいよ木工開始だな!! と思っていたら近所の製材所から連絡が入り、冬の間から預けていた丸太をこのタイミングで板に挽くと言うのです。

「ガーン」

冬に挽くのがベストですが、私のほんの僅かな材料は後回しの猿回しになるのは仕方の無い事。この際、一日でも早く挽いて欲しいところなので直ぐに立ち合いに行きました。

ほんの1.75立米ほどですから半日もかからずに終了。

日常的に大量の材を取り扱う製材所では邪魔くさい量だと思うのですが、私は一人でしかも人力で車に積んだりしますから製材している時間よりも積んだり運んだりしている時間の方が多かったです。

製材所に重機がたくさん稼働しているのですが、それを利用できないのは私の車がワンボックスカーだからです。

厚く挽いてしまって、とても一人では抱えられないような板も根性で運びました。

「ふ~」

かなり無理な積み方運び方をして3往復でした。

そして先日の皮むきが非情に酷だったので今度は直ちに剥きはじめました。

皮を剥いて桟積み、皮を剥いて桟積み・・・

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今回はほとんど生木状態なので皮剥き自体は簡単なのですが、それでもこの量はキツイ。

4月の初めころに製材所の土場で皮むきしたニレ神代もようやく挽いたのですが、立ち合いの際に芯材になる部位を何を考えたかとっさに「ここはこのまま残します」と言って9cm強の厚さに挽いてしまい、そのため物凄く重くなってしまった。

今でも何故、そんなに厚くしてしまったのか理由が分かりません。

長さ2m80cm幅最大45cm、耳付近は脆いですが中までビッシリと色が入っていて、激しい割れが無ければ結構な上物だったのではないでしょうか。

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長さ2m70cm~80cmの材が終了した頃にはスッカリ雲行きが怪しくなり、だんだんジリッぽくなってきました。

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根性で終わらせるつもりでしたが、軟弱な私はとうに活動限界を迎えて退散です。



翌日、朝一番で続きをやりました。写真手前のやつですが、これは長さ1m70~80cmの板。

一番上になってしまった黒っぽい板はこれもニレ神代です。

北海道の神代(埋もれ木)と言えば春ニレが多いと思いますが、関東方面で出てくる神代は欅(ケヤキ)が多いんですってね、どちらも楡科の木なので木目も似ているとの事ですが不思議な共通点があるものですな。

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さあ、これで屋外作業は一段落だろうか。

日増しに春めいて来たかと思っていたらここ数日の気温は5℃とか6℃、先週はたしか30℃近くあったはずで、さすがに体調を崩してしまうなーと思っていたら気が付くと今年も誕生日がやってきて齢50になっていました。

木工の先輩貴兄の皆さんからは若い若いと言われますが、相対的に50歳は若者の類ではないですよね。

最近は何かと根性でやり遂げようとして撃沈、の繰り返しのような感じの毎日を送っていますから結果、予定が延び延びのズレズレです。

お待たせしている皆様にはたいへんご迷惑をお掛けしております、どうかやさしくご容赦いただきたく存じます。




日記

連休が終わり、日常に戻りました。

4月にやった展示会が終了するまでは展示会に必要な作業以外は見て見ぬふりをしていたので、主に屋外の作業なのですが、会期終了後集中的に外回り作業をしていました。



近所の農家の方から敷地内の風倒木をいただきました。
根っこから倒れているので裂けている部分も無いし、状態は非常に良いものでした。

赤い繋ぎの人はご存知、蕎麦屋一秀の高橋さんです。

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義父が杣扶(そまふ)をされていて高橋さん自身もお手伝いした事があるそうで、現場で切り出し積み込んで運搬の一連の作業は林業のプロそのものです。

今回いただいたのは直径45cmのクルミと30cmくらいのニレでした、私は作業の補助で一緒に居ますが、ほとんど見ているだけでさながら社会見学です。


現場から私の工房の土場に運びました、長い物で2m70cm。短く玉切りした奴は器用に刻んで更に使えなさそう部分は薪にします。

私の目算でだいたい1立米くらいは有るでしょうか。
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こちらは偶然、ある方から同時に運び込まれた薪用の木。

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白樺、ハン、桜、カシワ。

薪にしても二等級で細い木ばかりですが、ご好意で山からここまで運んでいただいた物で感謝しきりです。

工房立ち上げ当初は薪の確保に至難していましたが、今年は薪の購入量も僅かで済そうで本当に有難い。

早速、チェンソーで玉切り。

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私の非力なチェンソーではこれくらいの作業でも重労働です、フルスロットルで使っていたら直ぐにパンクしてしまいますからね、騙しだまし使っています。

薪小屋に既に薪が積んでありますが、これは先日高橋さんが運んでくれたセンです。

小径木でも割る事によって火力が上がり、巡航燃焼に大いに寄与してくれます。私の薪ストーブは正しく燃焼させる事を意識して使っているので、ストーブ設置以来煙突の掃除をしていません。

本音を言うと煙突の掃除をしたくないので、煙突掃除が必要無いように燃やしています。一応煙突内部を目視確認してもススは溜まっていません。



色々と肉体労働をしているようですが展示会の会期中に体調を崩してしまい、実は妻に相当量の作業を手伝っていただきました。

見よ、この勇姿!! そんな細い木を割ってどうすんだ!
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その他、板に挽いて直ぐにやれば数分の一の労力ですんだ皮むきをして桟積みの積み直しをしたり。

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兎に角、連休中は屋外作業に終始していました。木工と言うよりも殆ど林業に近い事ばっかりやっていましたが、何れも活きるための労働を実感できる貴重な作業だと考えています。

材料の管理にしても薪作りにしても直ぐに使えるものでは無く、早くて半年先の準備が一つ一つ片付いてゆくと、なんだか本当に安心して本来の仕事を始める事ができます。

「ようし、作って作って作りまくるぞ!!」

ボヤっとしていたら、あっという間に草刈のシーズンになりますからね。

日記

節目

4月25日までの個展が無事終了しました。

期間中はたくさんの皆様にご来場いただき、感謝申し上げます。

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会期終了後も残務整理でバタバタと忙しく、すっかり体調を崩してしまいました。

二月に個展や商談会をやった時も一週間ダウンしたので気を付けていたのですが、季節の変わり目と繁忙が相まって体力も気力も無くなってしまった感じ、これって五月病なのかな・・・



工房周辺にも遅い春が訪れていたのは気付いていたのですが、個展の準備を優先していたので外回りの手入れは放ったらかしでした。

庭には福寿草から始まり、二本だけチョコンと行者ニンニクがひっそりと。

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スイセンはあちこちに。

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多分、浅葱(アサツキ)だと思うんですが今年も出てきてなんだか嬉しい。

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こちら地方の桜の開花も、もうそろそろです。日中の気温もグンと上がって来て屋外作業もやりやすくなって農家も林業関係者も皆、本格稼働で地域全体が活気を取り戻した感じがしてきます。

今月は私の誕生月で節目の50歳、体力の低下は否めませんが悔いが残らぬよう、今日が最後の日だと思って日々を送りたい。


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