家具雑貨工房 ki-kiru(きーきる)

木の家具や雑貨は見えない部分が肝心です。隠し事はありませんよ、全て公開しています。
MENU
日記

工房休業のおしらせ


明日7月30日(土)は大樹町くるみの会にて夏休み木工教室の為、午前中はお休みします。
尚、翌31日(日)はピロロフェスへ参加しておりますので、終日お休みです。
何卒宜しくお願いします。

スポンサーサイト
治具

毎日、冶具を作っていました。

何か変な物を一個だけ作る場合は、それ程深く考えずにいきなり作り始めてしまうのですが、同じ物を何個も作る場合は専用の道具や冶具をキチンと用意しておかないと、どこかで必ず損益分岐点が来て、「こんな事なら初めから用意しておけば良かった」と悔やむハズです。

だから、どうせ作るんなら初めから、と言う事で冶具を試作したり手順を見直したりを繰り返していると、何だかそれだけで楽しくて「あっ」という間に数日が過ぎ去っていました。

いかんいかん、今度のイベントに間に合わせなくちゃ・・・

そんな訳で慌ててやっています。何ができるかは内緒です。



3mmの薄板を切るのに、薄刃に交換した丸鋸をひっくり返して簡単にこんな物を作りました。

DSC_0454.jpg




ベタベタですが、裏はこんな感じ↓ 精度と耐久性はありませんが、十分使えます。

DSC_0455.jpg




定寸に揃えた部材を合板で作ったテンプレートで加工します。

DSC_0457.jpg



テンプレートも自作ですが、それを固定したりする冶具も自作です。

DSC_0465.jpg

全ての冶具が計算通りに一発で出来上がればいいのですが、そう上手くはいきません。

最低でも二回は作り直さないと後悔します(私だけでしょうか?)



冶具を使い用意していた薄板を加工しました、

DSC_0466.jpg

分かりにくい写真と説明ですね、次回ちゃんと報告します。

木の乾燥

クルミ材が入荷しました

お付き合いがあり、地元の幸林木材店からクルミを2本丸太買いしました。

買い付けから直接森林組合に持ち込み、賃挽き。長さ2m40cmと2m、最大幅40cm、厚みは全て5cmです。

DSC_0421.jpg

10枚取れました、ここまでかかった経費は約1万円なので1枚約1,000円です。

幸林木材店の松枝さんは原木を見て等級を判別出来る、今では少なくなった目利き人なので6等級の価格で計算してくれたので安心して安く購入することが出来ました。

私は腐っている部分も好んで使うタイプなので、趣のある材を安く買えるのは嬉しい限り。

丸太買いは中が見えないので、板に挽いてはじめて値があるのかどうか分かるギャンブル同然だと聞いた事があります。最近は等級を読める林業家が少ないそうですから、ハズレを引く人も多いのではないのでしょうか。

6等級がどれほど低い(高い)品質なのか分かりませんが、私には十二分に使える材です。


おまけに地元の森林組合の製材所は工房のお隣さんなので運賃もほぼゼロです。隣りといっても2kmは離れていますが、直線距離に建物が無いのでお隣さんと言っていいでしょう。

DSC_0422.jpg

電話が来て「できました」って連絡が入り、「じゃ」と言って取りに行きます。感覚的には同じ敷地内で行われている感じ。

出来上がった材料が搬入されても、置き場所に困ることはない2,500坪の敷地。

素晴らしい環境です。



材の耳も大事な部分ですから、直ぐに皮をはずします。

DSC_0424.jpg

生木のうちは簡単にキレイに外せます。先日、カンカラカンに乾いたタモの皮を剥いた時は物凄く苦労しました、雲泥の差とはこの事です。

皮を剥くと、くるみの実の皮を剥いた時の匂いがして瞬間的に貧しかった子供の頃を思い出しました。



芯持ちは躊躇無く去ります。

DSC_0433.jpg

当たり前かもしれませんが、材料を有効に使う為の昔ながらの知恵です。




一通り必要な事をやって桟積み。

DSC_0434.jpg

今回は1年間この状態で雨ざらし、寒晒しを試します。

乾燥方法はいくつかあるのですが、その中でも水中乾燥法というのがある事をご存知でしょうか。

1~2週間ほど完全に水に沈めて、毎日水を取り替えるとヤニが抜けて白い糸状の物(セルロース?)も分泌するそうで、高い品質を保ち乾燥も早いのだそうです。

詳しくはこちら←ここをクリック!

ま、私がこのサイズを完全に水に沈める事は出来ませんから、雨ざらしにして水中乾燥法に近い効果を期待します。

本当は木の元を上に向けて立てかけた方がヤニの抜けが早いくて良いようですが、暴れても嫌なので桟積みにしました。

雨晒し、寒晒しについて数値的な根拠を示す物は見当たらないようですが、実際に古くからこの方法を実践している業者の記事によると雨が直接当たらないようにして置くよりも乾燥が早いみたいですね。

室内に入れるのは出荷の2週間ほど前とのこと。

だったら、挽いた直後は雨晒しにしたほうが良いの事のほうが多いんじゃないかな?


日記

古材再利用

朝一番に電話が鳴り、呼び出されて産廃業者の土場へ行きました。

これ↓製材待ちの丸太では無く、ここに持ち込まれた産廃です。

DSC_0393.jpg

奥に瓦礫の山が見えていますが、まだまだこんな物じゃありません。




昨年秋と今年の春の低気圧で倒れた家屋や立木の山です。

丸太は全部私が引き取りたいですが、そう美味い事にはなりません。

DSC_0392.jpg

手前には古民家の廃材も分別して置いてありました。



私が呼ばれたのは、この古材を利用してテーブルが作れないか、と言う相談の為です。

DSC_0391.jpg

古材の趣を活かした荒々しい作りならバンバンと作れそうですが、ピカピカの新品の材料と同様の物を作って欲しいようでした。

現場でのザックリ概算ですが、制作費として10万円は必要だと伝えると高くてビックリしている様子でした。

この時点ではまだどういう物を作るのか決まっていないので本当にザックリなんですが・・・

デザイン料に木取り図、設計図を起こして見積もり提案、一発で決まらなければ再度作り直し。

ほとんどの場合徹夜作業になるし、アポを取って何度も足を運んでOKをもらう、この木を切る前の段階を分業で行っている企業なら2回も校正していたら、そこまでで2~3万円軽くいっちゃいますよね?

一般的に10万金の買い物は簡単にポンとはできません、私も出来ません。

でも一点物の誂(注文)家具ですから・・・それに私はなんでも作るタイプなので・・・

せめて古材廃材でなければもっと早く作れるんだけど・・・

とまぁ、いろいろご理解頂きたい事はあるんですが、私はテーブルであればいきなり10万円未満の提示はしません!

逆に、予算がハッキリしている場合はその範囲内で作れる物を提案出来る場合もあります。

すみません、何卒ご理解頂きたいと思います。


木工製作記

荒木取り

船の模型を入れるショーケースを作ります、先ずは荒木取り。

材料は持ち込みのチークです、一箇所だけ直線を出して基準を作ります。

DSC_0400_20160720224155975.jpg



足りない分はニレを使いました、この状態で1週間ほど養生乾燥して狂いを出します。

DSC_0404.jpg

何年自然乾燥させても、人工乾燥済みの材でも切り離すと内部応力に変化が起こります。

断面の水分変化もありますから、故障のリスクを減らす為にこの工程は重要です。




そして、少し暇が出来たので刃物の手入れをしました。

DSC_0389.jpg

古い刃物もあるので単に研磨するだけでは使い物になりません。

裏だしや耳落とし、角度を変えたり台直しなど必要な事はたくさんあります。

取り敢えず、平らな刃物だけメンテしたので研磨道具も基本的な砥石のラインナップ。

DSC_0390.jpg

研磨機で形を整えてから#1000⇒#2000⇒#10000+WA10000でフィニッシュ。

よく産毛が切れたらOKというニュアンスの確認方法を見かけますが、上手く砥上がらなくても産毛なんて切れてしまいますから、あてにはならないと思います。


木工製作記

用心棒 2

看板用の板作りの続きです。

鉋の刃を裏金共々キンキンと研ぎ澄ましました、最終#10000で仕上げ。

台も直します、私はどうも引く際にビビる傾向があるので4点着きにしています。

DSC_0376_201607192244346af.jpg




メンテナンスした甲斐あって、シャッカシャッカと柔らかく薄い削り花が気持ちよく飛んでゆきます。

DSC_0377.jpg

数値的な厚みは分かりませんが、これ↑でもまだ「薄削り」とは言えないんじゃないかな・・・

でも、私はこれくらいで十分ですから、これ以上追い込んで薄くする事はありません。

調整の過程でもっと薄々の鉋屑が出てしまったら、そのまま使いますけどね。



全体が仕上がりました。
DSC_0379_2016071922443617b.jpg




寄ると、ほぼ前面に縮が入っている事がわかります。
DSC_0381_20160719224438d7a.jpg

塗装をしたらどんな風景が現れるのか楽しみで仕方ありませんが、私の仕事はここまで。

この後は先方で文字を堀り、仕上げます。

どんな看板になるのか楽しみです。

道具

用心棒

看板材の注文がありました、長さ180cmから140cmくらい幅40cmくらいが先方の希望です。

無垢の一枚板ですから、ピッタリのサイズが無いので一応それっぽいタモを4枚用意して選んでもらいます。

DSC_0322.jpg

この日は晴天に恵まれたので屋外で電気カンナをかけて木の表情を見やすくしておきました。

耳皮付きの趣のある板が条件の一つでした。




選択に時間は必要無く、ほぼ一瞬でこれ↓に決まりました。一目惚れのようです。

DSC_0365.jpg

ルーターで平面と厚みを整えます、この時点で凄い杢が現れています。

笹杢でしょうか。




荒削り用ではないのですが、いつもの酒壺でルーター跡を去らい仕上げ用の鉋に持ち替えて一削りします。

今回使ったのは「思棒」では無く「用心棒」。
DSC_0374.jpg

頂き物の鉋で日本玉鋼の刻印があります、本物でしょうか?

刃物業界の方から裏事情を聞いたことがあり、偽物も有るのだそうです。

あまり詳しく書けませんが、新品を安く買い叩くと刻印だけの偽物が出てくるようです。

良いものは適正価格で買いましょう。




その実力を、試しに一引きすると、気持ちよく刃幅一杯の削り花が飛ぶように現れます。

DSC_0375_201607172316120ac.jpg

敢えて形成層のクソ皮(方言かもしれません)も一緒に引いたのですが、見事に一緒に削れました。

まだ厚いですが、試しに削っただけです。

実はこの鉋、いただいて刃の研磨もしていないし、台の調整も全くしていないんです。

玉鋼の銘は本物かもしれません。

作品紹介

フレーム、完成しました。 3

試作フレームの続きです。

ホワイトオークの耳付きとタモのスモークウッド。
DSC_0325.jpg 

ガラスサイズ448mm×135mm

写真を複数並べても良いですね。

これもサクラの補強を端まで通しました。

DSC_0326.jpg

このパターンは凄く気に入ったので定番にしようと思っています。



ビャクシンの鏡
DSC_0329.jpg

鏡サイズ690mm×177mm

塗装はオイルの濡色がくどいかな、と思いウレタン仕上げにしました。

経年変化で色の移り変わりも楽しめる逸品です。




おっと、留め(45度)継ぎのフレームは作らない、なんて言っていましたが一個だけ作っていました。
DSC_0330.jpg

ホワイトオークの耳付きとタモのスモークウッドの組み合わせ。

ガラスサイズは約260mm×140mm。

カンザシはサクラです、少しうるさいかもしれませんがカンザシはこのくらいの長さ幅が私の好み。
DSC_0331.jpg




こんなのも作りました。
DSC_0348.jpg

ニレ古材とサクラの薄板。

これも鏡の方が良かったかな、と悩みましたが一応フォトフレームに。

一輪挿しにも出来るようにしましたが、やり過ぎでしょうか。

アイデアは良かったと思うんですが、想像していたよりも和風になってしまいました。

入れた「書」がそう思わせるのかな・・・


今回試作したのは以上で全てが量産出来ない一点物です、耳付き材は元よりタモのスモークウッドだって、もう輸入してくれないんじゃないかな。

古材にしても趣ある個性的な材や部位は「巡り合わせ」ですから、縁あって私の元に来たのなら可能な限りその魅力を活かしたい。

無理に厚みを揃えたりもしませんから、同じような物が複数出来たとしても個性はかなり違うはずで、単なる額縁(フレーム)ですが一点物であるが故の所有感が満たされるのではないでしょうか。


あと、関係ないですが、雑貨を作るのって楽しいです。

作品紹介

フレーム、完成しました。 2

クルミの鏡
DSC_0313_201607131826525ae.jpg

鏡のサイズは428mm×200mm 厚さは全て5mm厚を採用しています。

量産品の多くは3mm厚のガラスを採用しているそうです。

つまり、写し出すその姿は歪みを感じる事が殆どなく、私の作ったフレームよりも鏡そのもののクオリティーにビックリされる方が多いです(笑)

DSC_0315.jpg



タモのスモークウッドとイタヤカエデの組み合わせ、フォトフレーム。
DSC_0318.jpg

ガラスはA4サイズ(297mm×210mm)

適当な写真が無く、30年前の長男の写真を入れました。

写真の関係でフレームを縦使いしていますが、向きは横使いの方が格好良いと思いなが作っていました。

入っている絵柄でフレームの雰囲気も変わってしまいます。

補強はサクラ。意図的に通しました、上か見るとカンザシのように見えます。
DSC_0319.jpg



オンコ(いちい)の耳皮付きとタモの組み合わせ。約210mm×210mm
DSC_0361_20160713183126e0b.jpg

鏡にしようか、フォトフレームにしようか迷ったので厚さ5mmのアクリルを採用しました。

鏡とアクリルを交換することができます。



オンコ(いちい)耳皮付きとニレの組み合わせ、ガラスはA4サイズ。
DSC_0383.jpg

オンコは我が町「広尾町の木」なので、多用したいですが現在木材としては希少ですし個性が強いですから好みが分かれると思います。

和風を思わせる木材をインスタグラムで紹介すると海外からの反応はとても良いです。

また意外ですが、若い女性にも「私はこれが一番好き!」と人気があります。


続く


日記

フレーム、完成しました。

試作していた8種のフレームが仕上がりまりましたが、取り敢えず一枚だけ紹介させてください。

これはオンコとニレの古材の組み合わせで作った額縁、中身は丁度A4サイズがピッタリ収まる大きさです。

DSC_0321.jpg

中に納めた書は広尾町在住の方の作品です、趣味で書いているのですがクオリティーが凄く高いと思います。

額縁両サイドのオンコは私の薪小屋から発掘したもの、地元の林業関係者に「オンコは神様の木だから燃やす物では無い」と言われていたので全部ではありませんが、使えそうな一部をよけてありました。
天地のニレは今年の冬に町内の倉庫解体作業で出てきた古材です。

DSC_2053.jpg 

この時、解体作業をしていた業者の皆さんには僅かばかりのお礼をしましたが、家主には何か別の形でお返ししたいと思っていて、この度試作した額縁をお礼としてお返しする事にしたんです。

ニレは家主さんの思い出のある倉庫の一部、オンコはここ「広尾町の木」なんです。

お届けする際に何か額に納めて渡そうとして、頂き物の扱いに困っていた「書」を入れました。

「書」そのもののクオリティーも高いと思うし、「故郷」の歌詞も額縁の背景にピッタリマッチしていて素晴らしい贈り物になったのではないかと思います。

そして、実際にお届けし家主のご主人にお渡しすると、この「書」を書いた方とは旧知の仲だったことも相まって大変喜んで頂けた様子。

解体当時、立会をしてお話をしてくれた奥様が少し遅れて登場しましたが、私の事は全然憶えていませんでした(涙)

私の妻も同行してお邪魔して、話に花が咲き更にはまた一つ楽しみなイベントに参加出来そうなお話があって、不躾で厚かましいかな、とも思っていましたが実際にお届けして本当に良かった。

私の木工は営利を求める商売ですが、”人との繋がり”そのものでもあるなー、とつくづく考えました。

木工をしていて良かった。





お知らせ

明日の営業時間変更のおしらせ


明日7月9日土曜日、工房Ki-kiru(きーきる)は都合により午後2時に閉店させていただきます。
誠に勝手ですが、何卒宜しくご了解頂きたく存じます。

DSC_0002_20160708221745c86.jpg

木工製作記

変なフレームを作っています  2

今回作っているのは試作なので全て厚さ寸法、耳付き耳なしなどの木取りが違います。

同じものを複数作る場合は専用のジグを用意したほうが絶対に早くて正確ですが、今回は全て組み終わってから汎用のジグを使っています。

鏡やガラスなどを落とすミゾ切り、トリマーで深さもそれぞれです。
DSC_0298.jpg

角はノミで落とすしかありません、留め継ぎでなければ組む前に溝を切っても同じ工程が必要です。


釘などで壁にぶら下げるポケットホール加工。
DSC_0300_201607062225383fc.jpg




こんなフレームも作っていました、一輪挿しに出来るように穴を開けてドリルビットに紙やすりを巻きつけて仕上げています。
DSC_0301.jpg

穴があともう少し大きければスピンドルサンダーが使えたのですが、試験管のサイズに合わせなければならないので仕方ありません。

この↑フレームを作っている際、我ながらおかしな物を作っているな、と思いながら加工していました。

ベタな民芸品のような感じになってきて、とても売り物になるとは思えません。





塗装に入りました、オイルを塗布するとそれぞれの木の個性がグッと主張してきます。

留め継ぎはしない!なんて言いながら実は一個だけ作っていました、これすごく出来が良いんですよ(笑)
DSC_0305.jpg




ビャクシンだけはウレタンにしました、塗装する前のイメージをなるべくそのままにしたかったからです。

加工中にも美しい赤色から茶褐色に変化してゆきましたから、ウレタンよりもアクリルの方が良かったかもしれません。
DSC_0309.jpg

石鹸水を使いながらウエットサンディングをして塗り重ねます。

もしかしてこの方法がソープフィニッシュと言うのでしょうか?勉強不足です。

日記

昇降盤の調整

私が使っている昇降盤は横井工業のマーキュリーです。

主に縦切りに使っているんですが、切断面が焦げたりキックバックが起きそうな恐ろしい音がしていたり、以前から気になっていたので調整をしました。

先ずはブレードとマイターの平行度の調整です、見やすい所にブレードの軸を調整出来そうなボルトがありますが、ここを緩めて動かしてはダメですね。↓
DSC_0288_201607030436420cb.jpg

ここを動かしてしまうと面倒な事になるし、最悪は自分で元に戻せなくなってしまいます。

ここの他にもっと適当な調整しやすい所があるはずで、観察していると・・・

ありました、他の昇降盤はどうなっているのか分かりませんが、マーキュリーはここですね。↓

DSC_0289.jpg

刃口板を外すと上から見える赤矢印のボルトが反対側ににもあり、そこを緩めます。

基本は3箇所のボルトをユルユルに1箇所は少しだけ緩めてそこを軸にします。



ゲージで計測しながらこっち端とあっち端が同じ値になるように。

DSC_0290_2016070304364402b.jpg



盤の端っこを叩いて、0.1mmの誤差も無いように何度も何度も調整計測を繰り返します。
DSC_0292_20160703043646d31.jpg



フェンスの調整も同じようにマイターとの並行をピッタリに合わせます。

どうしてもマイターゲージの溝は調整できませんから、そこを基準にしなければならないんですね。

フェンスの調整は赤矢印のボルトです、青矢印ではありません。
DSC_0295.jpg





調整後、確認。

DSC_0296.jpg 

材をゆっくり送っても焦げないし、送材後半の恐ろしい音も止みました。

いつ頃から狂っていたのか憶えていませんが、もっと早くやっておけば良かった。

木工製作記

変なフレームを作っています

鏡にしても、写真フレームにしても普通の物は100円ショップでも売っていますから、大量生産出来ないような、変なフレームをいくつか試作しています。


これはオンコの耳皮付きとオヒョウニレの組み合わせ、幅が6cm以上あればビスケットジョイントが使えるのでこのパターンは一番早く(安く)作れます。
DSC_0270_20160702000920bce.jpg



留め継ぎでなくても、ベルトクランプは均等に締め付けられるので有利だと思います。
DSC_0271_20160702000921c96.jpg



これはビャクシン、かなり細長のフレームなので仕方なくホゾミゾで接合。
DSC_0281_20160702000922102.jpg

とにかく、留め継ぎは誰でもやっている額縁の王道ですから、なんとかそこを避けて通りたい強い意思が感じられます(笑)





こちらは長手側が更に細いので、外側に「雇さね」のような「カンザシ」のような接合、補強を入れました。
DSC_0283_201607020009245f1.jpg

正式な接合名は分かりませんが、とにかく接合面積を少しでも稼ごうという魂胆です。

サネを通したのは意匠的な狙いよりも、加工を簡単にしたかったからです。

組むとこうなります。ホワイトオークの耳皮付きとタモのスモークウッド、サネはサクラ。
DSC_0284_20160702000938c21.jpg



これはクルミ、幅が3cmくらいなのと角が出る格好なのでホゾミゾで。
DSC_0285_20160702000940020.jpg

一般的には捨ててしまうような木の欠点や端材で作っていますから全て一点物、同じような物は作れますが全く同じには作れないし、その木の欠点(特徴)は最大限活かしたいですから接合方法もそれぞれで違います。

だから、どうやったって、早くは作れないので値段が高くなります。

仕事の遅い私だって同じものを100や200も作れば単価は低くできますが、それはこれからもやらないんじゃないかな・・・

定番商品は増やしてゆきますけどね。



該当の記事は見つかりませんでした。