家具雑貨工房 ki-kiru(きーきる)

木の家具や雑貨は見えない部分が肝心です。隠し事はありませんよ、全て公開しています。
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木工製作記

パープルハートのテーブルを作っています 4

脚部を組み上げています。

パイプクランプが4本しか持っていないので、片側毎に二回に分けて計4回圧着しています(涙)

まだまだ欲しい必要な道具が一杯あるので、かなり以前からクランプ不足を危惧していたのですがクランプの本数を増やせずに今に至っていて圧着の度に後悔しています。

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4本あれば、一度に組めそうに見えますがダブルクランプのように両側から掛けないと反対側に隙間が出来てしまいます。

くるみ会工房で組めばクランプがたくさんあるので不足に困ることはないのですが、接着に必要な雰囲気温度はこちらの工房が優位ですから仕方のない選択です。



脚部の接着養生中に天板の耳の加工をしました。

道具は荒削り用のノミに大小の丸ノミ、反りカンナに四方反りカンナです。

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先ずは荒削り用のノミでガンガン耳を落として大小の丸ノミを駆使して整形しカンナで整えましたが、それだけではなんだか趣きが感じられず機械的に加工した感じになってしまいました。


そこで活躍したのが四方反りの豆カンナです。

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こんなに小さいんですよ、刃幅は18mmですが刃口の関係で有効掘削幅は15mmくらいです。

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小さくてシッカリ握れないので勝手に木目に沿って動いてしまうので、意図せず自然な流れのように削れました。



思考錯誤しながらやったので片側をここまでやったら一日が終わってしまいました。

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耳の加工は初めてではありませんが、このパープルハートは手強いです。

木自体物凄く重く硬いのですが、辺材はスポルテッドが入りそれに従い脆くスカスカになっている部分が混在し、無数の小さな虫食いと細かい割れ、そして「これでもか!」と言わんばかりの大割れ有り。

ん~、マンダム。

ん~マンダム。

始めにもっと大胆に荒削りをしておけば良かったんだな。

ん~、多分そうなんだろう。

反対側はもっと大胆に荒削りをしてみようか。

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木工製作記

パープルハートのテーブルを作っています 3

仮組み仮置きをして全体のイメージを確認しています。

今回は幕板の無いタイプで、こんな脚を採用しました。

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多分こうした方が早く作れるのではないかと思い加工を始めたのですが、どっこいそうではないですね。

工房展示用なので強度もそこそこあれば良いと思い一枚ホゾで簡単にしたのですが、気が付くと夜になっていて進捗が遅く今日は何をやっていたんだろう、と感じるような日が三日ほど続きました。



仮組みして問題無いことを確認したのでカンナをかけたいのですが、台の調子が悪いようなので調整をしました。

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そう言えばこの前台直しをしたのは何時の事だったろう、台が狂うのも当たり前ですね。



水引した時もキレイな肌を見ましたが、カンナをかけた後は感動的な美しさです。

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木目の流れと直角に光っているのは傷や自動のナイフマークでは無く縮みです。



5mmRで面取り後ペーパー掛け前の水引です、乾いたらサンディングして組み上げです。

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木工製作記

パープルハートのテーブルを作っています 2

脚部材の基準だし分決めをしています。

基準面になる矩をシッカリ出した印をしているんですが、手押しカンナ盤から離してから印をすると間違った位置に書いてしまうことが度々あるので、盤上に置いたままのこの状態で目印を入れています。

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安全確実で時間も取られませんから、私のようなオッチョコチョイには有用です。


昇降盤でホゾの切り込み。

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脚部材を並べて配置や向きをシュミレートしています。

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以前は柾目を見える向きに置きたがっていたのですが、いまは趣向がかわりました。

真っ直ぐにスーっと目の通った柾目はシンプルでうるさく無く、どこか正しく生きている人のように見えるのですが、最近では板目の方がワイルドで良いことも悪いこともたくさん経験してきた面白みのある人のように感じます。

私の個人的な思い込みですが、そんなような気がして板目使いを多く用いいるようになってきました。

また気が変わって「柾目最高!」と感じる日も遠くはないと思いますが・・・

しかい、そんなに都合よく気に入った木目を配置できるわけもなく、この並びを決める作業は物凄く悩ましい。

これは荒木取りの時点で目的意識をシッカリ持って切り分けないとならないのですが、歩留まりを無視して材料不足にはしたくないし、何よりも今となっては貴重な無垢材ですからなるべく余さず使いきりたい。

皇室に納めるような工芸的な家具を作るのではありませんから、この場合は殆ど妥協と成り行き任せが本音のところです。

それでも、材料の配置は見た目の重要な部分ですから、最終的には妥協するにしても現状で最高の配置となるよう精一杯悩む訳です。



ホゾとホゾ穴の調整をしています。

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ホゾ穴の掃除には専用の「底さらえ」と言うノミがあるのですが、私はコテのみを使っています。

このコテのみはその中でも凄く小さいサイズの物でカンナ台の調整に用いる奴なのですが、私はこのコテのみでホゾ穴の底の角を掃除する程度に使い充分効果を得ていると思います。

二枚ホゾのホゾ穴の場合は底の面積が小さい場合が多いのでコテのみでは無理ですが。
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日記

ゴミとして捨ててしまう前に

工房でコーヒを沸かす(落とす?)事が習慣になってきつつあるのですが、その際に当たり前ですが挽いたコーヒーのカスが残ります。

そこでそのカスをもう一度役にたってもらおうと思いまして、アルミホイルに広げて乾かしています。

コーヒーの残りカスは脱臭効果があるのでタバコの灰皿に敷いたりとかはやっている人も多いのではないかと思いますが、私は単に広げっぱなし乾かしっぱなしにしておいて部屋の脱臭剤及び芳香剤の代わりにしています。

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効果の程は分かりませんが、私は喫煙者ですし薪ストーブを焚かない時のヤニのような匂いも気になります。

木工の工房ですから、塗料も使うし私自身の加齢臭とかいろんな匂いがしていると思うんです、私は毎日一日中工房に居ますから気にはなりませんが、来客の人たちがどう感じるかは気になるところですから、気休めかも知れませんがこんな事をしています。

効果あるかもしれませんし。




そして、いよいよ今年もくれようとしているこの時期には何故かミカンの消費量が増えますよね、ミカンの皮も捨ててしまえばただのゴミですが、私はゴミ箱へは捨てずに加湿のため、薪ストーブで沸かしているお湯の中へポイっと放り込むようにしているんです。

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ミカンの皮に含まれている油分は汚れ分解して艶を出す効果があるのでゴミ箱へ捨ててしまう前に一度煮出して洗浄剤にしてしまおうという魂胆ですね。

更には、ミカンの皮の裏側の白い部分は汚れを吸着してくる効果があるので、裏側の白い面で汚れを大まかに取り除き煮出した液で分解ツヤ出しなんて、素晴らしいじゃありませんか!

お湯1リットルに対して5個分くらいの皮を一時間ほど煮出すと良いようです。

保存料が入っていないので長持ちはしませんが、一説によると2週間ほど腐らないようですからこれを使わない手はありません。

勿論、有害な物質は入っていないので安全なのがいいですよね。

リンゴの皮とかまだまだ利用価値をのこしたまま捨ててしまっている物も多いと思いますが、効能を見つけて実践したらまたここでも報告しますね。




先日納品したシャビー加工したステップラダーと窓枠を使った撮影のデモが届きました。

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apricot-h(アプリコット ハニー)という東京の写真スタジオなのですが、写真に映る全ての物を既製品でないオリジナルの品で揃えるという拘りのあるスタジオであり、貸衣装屋さんです。

その拘りある品揃え故に納めた私の仕事が気に入ってもらえたのかどうか気になってドキドキしていました。

何もクレームは無いようですが、ほんとに気に入っていただけたかどうかは今後の発注に見ることができますから安堵はしていられません。

この写真自体はカメラマンの隣でスマホで撮影したものだそうで、だからなのかシャビーの効果は写っていません。

ヤッパリこの場合は、もっとコントラストの効いた感じ(汚し)にするべきだったかな・・・

何事も簡単ではないですね、好みの事もありますが個人のユーティルティーユース(間違ってる?)として利用するケースなら良かったのかも知れませんが、撮影用であれば真っ白に映ってしまうようですから。

これも勉強です、勉強!

あれ?窓枠が逆さま・・・

おっと、これも私の先入観。別にどっち向きに飾っても良いように作り手としては手抜きをしてはいけない!

胸に刻みます。

日記

久々のメンテンス日記です

メンテナンス日記としましたが、木工機械のメンテナンスではなく紙工機械の断裁機という紙を切る機械です。

この日の依頼は断裁機包丁の新品交換に従う初期値等の調整でした。

紙を切る断裁機は国内では専門の技能講習を受けずにオペレーターとしてその職を宛てがわれるケースが多いせいなのか、甚大な事故が起こるケースが度々起こる非常に恐ろしい機械で、その為極最近になって断裁機の包丁を交換するだけでも講習を終了した者以外は規定(法律)上取り扱いが出来ないことになったんです。

注:以前から法律にあったのですが、最近になって急にうるさくなったんです。

私もその受講を終了しているので今回のような依頼をいただけるわけですが、30年近く断裁機を仕事で使ってきた者にとって講習の内容に新たに得るものは何もありませんでした。

そんな講習を開くために一回の費用は出張料込みで11万円の見積もりを確認した事があり、物の値段の不思議を覚えました。

私がメンテナンスを業務として受ける場合の費用は出張料を別にして正味一時間8、000円です、一般的な感覚で言えば一時間8,000円はべらぼうだと思いますが、トイレのつまりを解消したり蛇口の水漏れを直したり電気屋さんを呼んで家電を直してもらったりする場合に一般のご家庭でも地域差はあるにせよ当たり前に支払っている単価のハズです。

しかし、私が木工で何かを注文で作る場合に時間単価は3,000円以上にすることは当面計画していません。

それでも、「安く上がって助かった~」なんて思われる事はないのではないか、と思うんです。

建築関係の事は分かりませんが、木工を工賃商売で生活費を稼ぐには辛い仕事だなぁ、と思います。



刃渡り1メーター30センチのこの種の機械では短い新品の包丁を目の前にして、「そう言えば、いろんなタイプの機械を使ってきたけれど新品の包丁を取り替えるのって初めてだな・・・」と過去の様々な現場の思い出を振り返りました。

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包丁の新品は初めてなので、その場合の注意点を頭の中で目まぐるしく確認します、まさかとは思うがもし鋼が超硬ならばその使い方の指導にも及ばねばなりませんから、材質を確認するとSKH-2と表示がありました。

SKH-2は一般切削用等各種工具に使われるタングステン系高速度工具鋼鋼材(ハイス鋼、ハイスピードスチールの略)で、モリブデンやコバルトは含みません。ISOでいうHS18-0-1に相当します。ハイス鋼のなかでは比較的やわらかい部類ですが、SK材(手加工で使うノミとかの鋼)と違い、機械加工による高速での使用が想定されているため、耐摩耗、耐衝撃性、硬度等の面で優位です。

因みにSK11ならば私が荒削りに使うノミに使われていて、個人的に馴染みのある鋼です。

ハイスでほっとしました、超硬だったら研磨する外注先も選ばないと厄介な事になりますから。

更にメーカーを見ると、ななんと日本が世界に誇る兼房ではありませんか!

羨ましい、まさか断裁機の包丁に兼房を使えるなんて。

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いったい、切れ味はどんな感じなんだろう、いやいや切れ味なんて最初はどれでもスパスパ切れますから、長切れは?研磨性は?用紙の切り替えは?よくつかう用紙に対する鎬角を研磨屋さんと相談したり・・・とか、いろいろ想像してしまって私が使う包丁ではないのに、なんだかワクワクして来ちゃいました。

ふと我に返って、ああそうか、私は木と刃物が好きなんだなと感じました、永く付き合った紙には好きだとか嫌いだとかの感情は沸いた事が無いです。

多分、加工する材料として使う紙は工業製品ばかりだったからかな、木で言えば合板、集成材、MDFしか扱う事がなければ木が好きだ!なんて感じる事はなかったかも知れない。

だからもし和紙とかを作るところから関わっていれば、また違う人生を歩んでいたのかも・・・

人生なんて紙一重だな ←上手いこと言っちゃったかな!?



進行中のパープルハートのテーブルは脚部のタモを荒木取りしてシーズニングまで行きました。

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この状態で養生して狂いが出てきたら修正しまた養生、を繰り返し本木取りへ進みます。

このように本格木工は時間がかかりますし、必要な時間をジャンプしようとしたら質の低下に繋がます。

荒木取りを昇降盤で加工した際、気になって刃物のメーカーを確認したら、うちも兼房を使っていました。

ヤッホー

木工製作記

パープルハートのテーブルを作っています 1

ギャラリー展示用のテーブルです、この一枚板を入荷したのが9月のはじめの頃で三ヶ月以上手付かずに置いていた為、表面が少し黒く変化していました。

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入荷当時の写真がこれ↓

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少しどころではないですね、かなり黒いです。

でもこれは、ほんの表面だけの事、多分そのはず、そうであって欲しい・・・



これはテーブルの脚部用材のタモです。

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長さがだいたい220cm弱かける幅70から80cmですから、パープルハートの天板と同じくらいの大きさです。

脚に使うには勿体無くて、このタモ自体テーブルの天板に充分なりそうですがよんどころ無い事情があり、脚に使うしか無いのです。


板の広さもさることながら、厚みがすごいです。

ちょうど7cmくらい
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私の工房内で木取り出来るかどうか心配していましたが、幸い丸鋸の最大切り込み量が7cmでしたから何とかなりそうです。



で、やってみたのですが製材されている材と違い、1mmか2mmほど切れていない部分が残ってしまいました。

もう、どうしようも無いので切り残し部分に手鋸を入れました。

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零細個人工房なのでこのような地道な作業をしていますが、こんなのは苦労でも何でもありません。

必要だろう全ての設備を導入できるわけもないし、仮に資金があっても置き場所がありませんし、頻繁に行う作業では無いのでここは一つ合理的ではないこんなロートルな加工方法を楽しむ方が精神的に良いです。

こちら広尾町に来てから知り合った齢80過ぎの杣扶(そまふ=きこり)の老人が、「若い頃は必要な道具を全部背負って、割り当てられた尾根の木をこうやって全部手で切ったんだぞ」と言っていたのを思い出しました。

里から山へ行くのも歩いて往くしか手段の無かった時代の方法を今に持ち込んでも意味はありませんが、なんとなくこんな非合理的な事に汗を流していると働いている実感が沸いてくるんです。

この一見無駄のような工程を価格に反映させてしまうと商売にならないというか、競争にはならないのですが、手加工手作業は生きるために働いている、そんなことをしているような気がするんです。

杣扶の日当は当時今のお金に換算して約3万円くらいだったそうですが、その作業は冬季のみの季節労働で一見率の良い仕事のようですが、労働保険なんて整備されていない時代にその収入のみで一年間生活するには相当な辛抱を強いられたとの事。

「そのへんの貧しい農家に野菜とか貰って食ってたんだからな」

私はその年寄りの家を訪ねる度に自家栽培した野菜を戴いてくるんですが、単に「ありがとう」と言うだけでは済まないような複雑な気分になるのでした。



荒木取りした材をカンナに通すと、素手で触るのも躊躇するような黒く汚い表面からうっとりするほど綺麗な木肌が顔を出しました。

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このタモの素性を察すると多分旭川方面で採れたものなのではないかとおもうんですが、北海道産のタモは品質が物凄く優れていてハンズウェグナーのチェアも輸出した道産材で作られていて、製品として日本に入ってくる際にホワイトアッシュの材銘表示がされていても実際には道産タモ材だったことがあるそうです。

旭川のチェアーズギャラリーで学芸員の方から聞いたのですが、今はロシア産が主になっているようです。

道産のタモの良材はもう無くなってしまい、入手困難との事。

今私が使っているこのタモも数十年前に険しい山奥で何処ぞの杣扶が伐ったのでしょう。

さすがに手鋸でやったものではなく、チェーンソーで切った跡が小口に見られますが、その作業の過酷さは昔とそれ程変わらないのではないでしょうか。

今は物凄い重機があり、伐採⇒枝払い⇒定寸切り(皮剥きまでするのかな?)まで一瞬でやってしまいますから、その作業を見ているとなんだか木が可哀想に思えるほど技術は進歩しています。


話がすっかりテーブル製作記とは違う方向へ行ってしまいました。

木工製作記

今日もギャラリーのリフォームです

ギャラリーをキレイに見せるのは大事なことなので、できる限り理想に近づけたいと思っていました。

それは潤沢な資金や時間があればいくらでも可能なのですが、もういい加減尻に火が着いていて切羽詰まった状態になっていますから、どこかで線を引いて第一期工事はここまでにして、取り敢えずギャラリーをオープンし、ゆくゆく余裕が出来てきたら少しずつ手を加えて行きたい。

だから、ちまちまとリフォームをするのはこれでお仕舞い!

に、しよう・・・

でも、見れば見るほど惨めな一角が残されていました。

その一角とは押し入れです。押し入れは引き戸になっていて中はその戸で隠す事ができますから、「まあいいかな」くらいに考えていたのですが、「はじめてしまえば、意外と直ぐに出来てしまうんじゃないかな」と単純な発想で始めてしまいました。


引き戸や建具のロッカーのようなやつを取り壊し、養生をシッカリと施して白く塗装です。

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角の厳しい部分は先に刷毛でペンキを塗って置きましたが、押し入れなどの収納場所は都合三箇所有り、三方の広い面積そして入り組んでいるところもあるので、スプレーガンで「えい、やっ」とやっつけてしまう魂胆でした。



やりました。

まあまあ思惑通り、刷毛では塗りにくくて時間がかかりそうな部分も上手く均一に塗れたのですが・・・

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写真がなんだか全体的に白く曇っています。レンズが汚れているせいではありません。

スプレーした水性ペンキが少し硬かったのか、塗料の吹き出しが弱かったので空気圧を多めにして吹き付けていたら、気付いた時には部屋中が白く煙っていました。

赤矢印の指す床も空気中に舞っていたペンキの粒子が落ちて全体にうっすらと白くなってしまいました。

スプレーガンでなんて、こんな状況で使うものではありませんね、いくら養生したって無理です。

「馬鹿だなぁ」

折角、床を黒く塗装したばっかりなのに。



落ち込まないように、精一杯自分を鼓舞してローラーで上塗りをしました。

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最初っからこうすれば良かった。

水性塗料をエアガンで吹付けなんて、やった事もない上にノウハウも学習していなくていきなりやったら失敗しました。

後で調べたら水性塗料のエアガンによる吹付けは空気圧の安定と調節がシビアなんですってね、今後は自動車などの塗装も油性から水性へどんどん移行してゆく動きがあるようですが、まだまだ技術的に難しいようです。

そんな事も知らずにホントばかだな。



そんなこんなのドタバタを経てペンキ塗り終了、これで一応の格好はつけました。

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この部分に手を着けずに後回しにするのとそうでないのとでは見た目や機能的に大違いなので、結果は良いのですが過程がダメですね、二日間は無駄にしてしまったような気がします。

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まだ窓ガラスを磨いたり、細部はいろいろとやる事は残っていますがこれで第一期工事はほぼ終了とします。

展示する部屋の準備はおわりですが、これから展示する物を作らなければなりません。

まだまだいくら時間があっても足りないくらいです、年内にプレオープンしたいと思っているのですが、厳しいなぁ。

木工製作記

ギャラリーのリフォーム

床や柱梁の塗装をしています。

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使っているのは無臭柿渋と古色の黒を目指して顔力を混ぜています。

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難しいというか、面倒なのはいくら入念に攪拌(かくはん)しても顔料が直ぐに分離して沈殿してしまうので、頻繁に攪拌しなければ色ムラが激しくなる事です。

顔力に清酒や焼酎を混ぜておけば良いようですが、お酒は呑むものですから勿体ない(←嘘)のでひたすらかき混ぜる方を選択をしました。

この柿渋を塗り始めてほんの数分後、大阪の塗料屋さん「大橋塗料」からメールが来て、柿渋がノロウィルスを100パーセント近く退治してくれるスグレモノなのだという旨の情報をNHKの試してガッテンという番組で取り上げられたのだと連絡が来ました。

詳しくは⇒ こちら

柿渋は塗膜強度が弱いのでこんな床に塗ったってダメだよなー、なんて思いながら半ば消化試合のように塗布し始めたのですが、そんなに良いものならば、体に良いことを強調してメンテの面倒さを相殺する訴求ができるのならば今やっている塗装は価値のある作業なのだ、崇高な選択なのだ!

と、節操のない又は柔軟な発想の転換をし一転、ルンルン気分で作業を進めました。


写真は二回目の塗布をしたところ。↓
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もう少し深みのある色にしたいのであと二回は塗り重ねないとならないでしょうか、紫外線に晒せば色が濃化するようですが経年変化を待つ時間はありません。

でもこの時点で既にいい感じの色になっていますが、やはり塗膜強度は必要ですから仕上げにウレタンを置いたほうが良いのではないかと考えています。

木工製作記

ギャラリーのリフォーム

工房二階のギャラリーは床板を貼り終えたところまで進みましたが、まだまだやる事はあります。

二室あった間取りの壁をぶち壊してワンフロアーにしたため、変な柱がむき出しなってこんな状態でした。

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天井に走っている梁のように見えるのは実際には梁ではなく、両室を仕切っていた壁の一部です。

表記が面倒なので以下は梁という事にさせてください。



妻が、このままでも味があって良いのではないかと案を出しましたが、私の感覚では論外で最低限目隠しは必要を感じていました。

予算はもう無いので、手持ちの材料でなんとか凌ごうといています、使った材はカツラです。

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壁の中に隠れていたこの柱は捻じれや割れが酷いので板を少し大きめに切ってガバガバになるような感じにしていたのですが、四方貼り合わせると、それでも最後は余裕がなくなりできる限り隙間が空かないように苦労を強いられました。



こちらは梁に貼り付ける板です、壁の角の出会いがピッタリになるようにしていたら、こんな複雑な仕口になってしまいました。

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カツラは柱二本分に使ったらもう材が足りなくなってしまい、その後はセンを使いました。

本当は全てカツラを使おうと思っていました、柱梁は繋がっているので同種の材料で統一したかったんですが大きなミスをしでかしてしまったんです。

材料不足が明らかだったので急いで大樹町のくるみ会工房にあるストックを挽きに行ったのですが・・・

慌てていたのでしょう、大きなカツラ材をヒョイと持ち上げた時なんだか軽いな、と思ったのですが時間がもったいないのでろくに確認もせずにそのままバンドソーにかけたんです。

そしたらそれはカツラではなくセンだったんです、しかも挽いてしまったのは私の材ではありませんでした。

あちゃ~、やってしまった。

しばらく頭の中が真っ白になりました、何故持ち上げた時に確認しなかったんだろう。

なんか変だなと体感的にというか直感的に気がついていたはずなのに、それでも切ってしまうのだから相当な思い込みがあったのだろうと振り返ります。

その後本来の持ち主の好意で私の材と交換という形にしてもらって、挽いてしまったセンはそのまま使わせていただくことになりました。

情け無い。



中央と窓際にあるの柱がカツラ。

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梁と、もう一本ある柱がセンです。

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あー情け無い。

この後、床と合わせて柿渋で仕上げます。

木工製作記

スピーカーの修理 6

随分時間をかけてしまいましたが、やっと完成しました。

MDFの吸い込みが物凄くって、4回目の塗布で塗料が無くなってしまい再発注しその為納期が一週間ずれてしまいました。

結局、7回塗り重ねてやっと納得の仕上がりになりました、プライマーなどの吸い込み止めを施さないとダメですね、トホホ。

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塗料が不足してしまったのは吸い込みが激しい他にシボ加工がありました。

この仕事を受ける際にシボ加工はやらない方向でお話を進めていたのですが、やはりできる限りそのへんも追求したほうが良いのではないかと、変な欲がでてきてしまったんですね・・・



これがメーカーで施した凸凹のシボ加工面です、シボ塗装というのが正しいでしょうか。↓

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この加工に必要な条件は簡単に説明すると、塗料を固くしてスプレーガンの圧力を低くする事・・・

ですが、主剤に硬化剤、リターダーに希釈剤など必要な溶剤を今回のたった一点のスピーカーの為に仕入れできません。

そんなの少量の小分けで売ってませんし、余った溶剤の長期保存も難しいですし、もう二度と使わない可能性が高いですから。

ですから、既に即使える状態に混合してあるスプレー缶の選択しか現実的でなかったんです。

つまり、塗料を固くもできないし低圧にも出来ない、従ってシボ加工は無理という事になってしまいます。

でも、今は厳冬期ではないもののストーブなしではやってられない北海道の寒季です、塗料は図らずとも固くなっているしスプレー缶の内圧も低いのではないか・・・と思い、朝一番気温が一番低い時に火を焚かず塗布してみました。

そしてその結果がこれ↓

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おお、まあまあイイじゃないか。

そんなに規則正しい凸凹ではないけど、ツルツルの平面じゃなくて、それっぽく見えてイイじゃないか。

しかし、それは塗布した塗料が硬化する前の一時的な塗りムラに過ぎませんでした・・・

朝一番に吹き付けて昼頃硬化が進んだ頃には生きの悪い生卵のようにダラっとだらしなくなっていて、吹き付けた直後よりも平面に近づいていました。

ヤッパリ、ダメですね、今回は諦めます。

諦めるといってもメーカーが施した凸凹加工とのクオリティーに差があるものの、平面ツルツルピカピカよりは断然よく写ります。

現状最大限の工夫をした結果を見てくれたら依頼者様は納得してくれるのではないでしょうか。

つまり、材料費にかける費用対効果が要求するクオリティーに見合うかどうかなのではないかと思います。



破損していないユニットなどを組み付け、配線をして元の形に。

新品同様です。

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破損した部品を見ると最後まで良くできたな・・・と、長い道のりの足跡を思い返しました。

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これからどんなミュージシャンの演奏を扶助したり、何人の聴衆を感動させたりする裏方としてどれほどの活躍をしてくれるのか想像もつかないけど、そんな事を思うと仕事ってお金だけが対価ではないよな、なんて甘っちょろい事を考えたりします。

故障せずにいつまでも頑張って働いてくれ、頼んだぞ!

木工製作記

ステップダラーと窓枠完成しました

ステップラダー、シャビーを施し完成です。

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今回も納得する形に落ち着くまで悪戦苦闘しましたが、毎回の事ながら出来上がりを見ると最後まで心が途切れずに作って本当に良かったなと、つくづく思いました。

このシャビー加工した家具や雑貨などを弊工房の定番ラインナップに加えれば、塗料や金具などの材料を大量に仕入れておいて価格を安く設定したり納期も早くできると思うのですが、このカテゴリーは既にお友達も参入しているし競争が激しい激戦区ですから、積極的に提案することは当面ないとおもいます。

ご注文いただいて、価格や納期等をご理解いただけたら作りますよ、初志貫徹ですから。

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作品の何処かに私が作った事を記すマークを入れて欲しい旨のご希望がありました。

写真スタジオの撮影用なのでなるべく目立たない部分が良いだろうと思い裏側に焼印を入れさせていただきました。

目立つかな・・・

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窓枠はこんな雰囲気に収まりました。
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接合部は緩んで目違いが出ている感じを演出しましたが、本当に外れて緩んでいる訳ではありません。
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話は変わりますが、完成写真の撮影の為に用意していたこのカメラ。

気温が低いと作動しなくなる、使えない奴なんです。

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冬は本当にダメですね、屋外でよく野生動物を撮影するのですが車内からファインダーを覗いて良し!と思っても車外に出たら写せなくなってしまうんです。

工房は一階で薪ストーブを炊いているだけで、二階ギャラリー予定地は暖房はまだ設置していないので、一階で動いていたカメラが二階では使えませんでした。

仕方ないので撮影は全てスマホです。

雰囲気は充分伝わると思います。

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なにげに、コーヒーテーブルがチラリ。

木工製作記

窓枠を作っています 3

塗装に入りました。

使った塗料は森永乳業の牛乳を使った純国産のバターミルクペイント←間違っていたらゴメンなさい

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ターナーの塗料なんてもう二度と使うまい、と思っていたのですが最近私の評価は全く変わってしまいました。

既に一液性のオイルはターナー製を2種使い分けていて着色の無いオイル仕上げのメインにしています。

その訳は別の機会に。



先ずは下塗り、いかにも塗る面積が多すぎです。

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ほんの角っこくらいで十分かと思いますが、漆喰の時もそうでしたがどうしても全面を均一に塗ろうとしてしまいます。

意識してラフにしようとか、そういう事を常に注意して挑まないと気が付くとキレイに均一にを目指していたりしているんですね。

切り替えが柔軟にできない、つまり頭が固くなっているのでしょうね、イカンイカン。


上塗りはホワイトで。

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なるべく枯れたイメージで塗布しました。

この後、更にシャビーをしますからもっと使い古した感じになります。

写真を遠目に写すとハレーションを起こしますから、肉眼よりも全体に白っぽく見えます。




これくらい寄ったほうが肉眼に近いかな、そう言えばこれ写真スタジオの撮影用の小道具ですから、もっとコントラストの効いた汚しをしたほうが良いのかな・・・

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製作依頼者の好みもありますし、両者の思惑を一致させる着色はそれ自体難しい加工ですら最終的な判断は自分でやります。

単に白と言っても数千種類あるでしょうから。そんなに無い?

会社勤め時代は30年近く色のクレームに翻弄されてきましたから、私にとってこの問題はデリケートになります。

今後、こだわりのある指定着色はお断りしようと考えています。

無垢の木を素材にしている事も大きく起因しています。



ステップダラーの方も塗装は同時進行していました。

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塗料の乾燥硬化後、ダメージ加工を施しますから印象はもう少し変わるでしょう。

木工製作記

窓枠を作っています 2

モールの加工です、ルターで。

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内寸に合わせてスライドソーで留め加工。小さい材料の加工はおっかないですね。

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はめ込むと、だんだんそれっぽくなってきました。

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やはり独創的な形は避けたほうが良いのかもしれません、しかし自然と個性が出てくるものなのではないかと期待しています。



ここで問題発生。

窓枠に使用する金具もステップラダー同様にストーブの火で焼いてダメージ加工していたのですが、今回のために仕入れていたアンティーク調の金具が熱で溶けてしまいました。

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あちゃー、前回は全く問題なかったのにどうしたんだろう?溶解温度の低い半田のような金属が使われていたのだろうか?

装飾部分なら溶けていても使うことはできるけど固着して丁番なんか開かなくなっているし、ラッチなんて原型をとどめていないパーツすらあります。

再購入している時間もありませんから、仕方ないので在庫のラッチと普通の丁番を火炙りしないでなんとかするしかありません。




ガッカリしながら金具を取り付けてイメージを確認。

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・・・ん?

なんか、いいじゃないか。

むしろ、いいじゃないか。

ステップラダーの方もそうですが、このまま塗りつぶしの塗装はしないでカントリーとかナチュラル系に仕上げた方がカッチョ良いのではないか。

ヤッパリ、無垢の木を塗りつぶすなんて失礼じゃないか。

なんて、取り掛かる前から心のどこかで思っていた事が湧き出てくるような感覚を覚えます。

いえいえ、何を勝手な事を言うかこのバカものが、塗りつぶし塗装の経験が極端に少ないので出来上がりのイメージ、つまりアウトプットが自分に無いだけ。

刺身や焼肉だけが美味い食い方ではないはず。

木工製作記

窓枠を作っています 1

ステップラダーの製作中ですが、同時に制作を進めている窓枠の製作記です。

お子様向け貸衣装と写真スタジオをされている東京の「apricot.h」様からのご依頼でステップラダーと窓枠の誂えでした。

撮影用の小道具などは全てあつらえで製作されているそうで、どこにも売っていない、ここにしか無い物をラインナップする事が拘りのスタジオです。

弊工房立ち上げ当初、どんな仕事でもやって工房の運営を安定させたいと考えていましたから初志貫徹、ご注文ありがたく引受させていただきますが、木製脚立や窓枠でフレンチ系のシャビーチックがご希望ですからもうほとんど形が決まってる物に対して私の個性を出しすぎてしまうと、どんどん別物になってしまいますから丁度良いところを探り探り形にしなければならないのが歯がゆいです。

今回もあらかじめCADで図面を作り、校正(イメージや寸法等の確認)をして取り掛かりました。

ガラスは入りません、後付けもできない構造です。既に組み始めています。

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こちらは何というのでしょうか、窓枠の枠です。上が窓でこちらが↓窓枠でしょうか、勉強不足ですね。

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仮組みして見つめます。
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どうにも比率が悪いですね、PC画面上で作った図面通り作るとヤッパリカッコ悪いです。

図面を作る事がダメだと思っている訳ではありません、図面を引いてから加工したほうが早くて正確なのは間違いありませんから、単に私の二次元のセンスが足りないのでしょう。

3DCADとかもありますが、導入資金やソフトを新たに理解する時間も無いし図面や見積もりを起こす費用は経費に乗せられませんから当面はこのままで仕方無いと飲み込みます。

窓枠の枠を半分の薄さにしたらイメージに近づきました、このくらいが良いです。
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窓枠の枠の受けを段欠きする構造にしておけば、こんな二度手間は必要なかったかも知れませんが作りながら形を決めてゆくのは手作りの醍醐味というか楽しさでもあると思うんです。

だから定番作品ではない限りこれからも同様の合理的ではない作り方をこれからもしてゆくのでしょう。

良く言えば柔軟だという事です。

日記

ツブとホッキがキタ━(゚∀゚)━!

いやー、たまりません。

今度はツブとホッキをいただきました、ツブは煮てあって直ぐに食べられる状態、ホッキは生です。

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ホッキを捌くのは妻の仕事なのですが、かなり上手になっていて包丁を入れる際に迷いがありません。

躊躇なくブスっと刃を入れる妻を見ていると、なんだか逞しくなったような気がしました。

お酒がすすみます、ありがとうございました。

木工製作記

ステップラダー制作 1

ステップラダーを作っています、脚立のことですね。

ホームステップとも言いますか?

木取りは既に終わっていて、細かい加工に入っています。

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仕上がりはシャビー加工でフレンチっぽいやつなのですが、それっぽい金具の入手に手こずっていて拉致が開かない感じになったので金具も自分で古臭く加工することになりました。

ダメージ加工をどうするか色々悩みましたが、今回選択したのはこうです↓

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なんと、ストーブの中に放り込んで焼入れです。

どうなるかは後のお楽しみ。




部材がだいたい揃ったので、いつもの仮組みなのですが・・・

なんだか、どうもシックリこないいんです。

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比率の問題かな・・・今回は図面をちゃんと引いて挑んだのですが、もしかしてあれかな・・・

以前にも書いたことなのですが、某有名ロボット博士が「図面を引くとカッチョいいものができない」と、言っていたんですがこれのことかな・・・

図面ではトップの踏み台の下に補強の幕板を入れる事になっていたんですが、これも見た目の重苦しさを演出しているようで止めた方がよさそう。

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ん~。

どうにもズングリムックリなんですよね?

スッキリした感じが無い!

と、思ったのでこの期に及んで踏み板のサイズを変更しちゃいました。↓

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幅を5cm短くしたんです。

そしたら、急にスッキリして見えてなんというかスマートな感じになったんですね、と思うんです。

ようし、これで行こう!

今回も細部は私に任されているし、依頼は撮影用の小道具ですから実用強度よりも見た目のフォルムを優先です。

見た目優先としましたが、ガッチリ組んでありますから大人が乗ったって大丈夫。

このラダーの上で踊ったりしなければ、そう簡単に壊れるとは思えません。



焼入れしてダメージ加工していた金具も予想以上に良い感じになったのではないでしょうか。

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日記

毛ガニがキタ━(゚∀゚)━!

地元の方から毛ガニをいただきました、しかも大きいやつ二杯も。

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無粋ですが、比較のためにいつも飲んでいる発泡酒と一緒に写真に納めました。

既に茹でてあって食べられる状態でした、早速いただくと上品な塩加減とビッシリ詰まった身、そしてミソ!!

私はカニの油までチューチュー吸って食べてしまいますから、ほとんど殻と骨、エラくらいしか残りません。

たいへん美味しくいただきました、ありがとうございました。

木工製作記

スピーカーの修理 5

木というか、MDFの加工はおわり本組みです。

流用した使える部品のリペアをしたり、前面のスポンジを固定するダボの破損部分を補修したり細かい部分も終わらせてあります。

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使った接着剤は、水に強いコニシCU50です。

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私も若い頃は何度もPA機材にお世話になりましたから、使用条件がどれほど過酷なのか良く理解していますから強度と防水には特に気を使いました。


工房二階で塗装。

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シンナーの匂いが物凄いので外でやりたいですが、気温が低いし風もありますから仕方ありません。

塗面のシボ加工も必要なのですが、スプレー缶の為塗料の硬さや吹き出し圧力の調整が出来ないので今回は諦めます。

尚、このことは依頼者様には受注時に了解を得ていて、中のユニットをドイツから輸入する際に塗料も注文するとのことで、その塗料が届いて成分などを確認後私の設備でも使える物であれば後日上塗りしても良いなと思っています。

もう、受注金額は完全に無視です。経営者としては失格ですね。



塗装の際は防毒マスクを使いました、なにせ匂いが凄いですから塗料が安定(乾燥硬化)するまでは体に悪いでしょうから。

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マスクは塗装中だけしていましたが、一階の作業場に戻ってもクラクラするほどの匂いがあり、この日は一日中防毒マスクをしていました。



これは次の仕事に取り掛かっているところ。

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脚立ですね、仕上げは白のシャビー加工です。

木工製作記

スピーカーの修理 4

前板と呼ぶのでしょうか、裏側に爪付きナットを取り付けました。

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側板の接合にダボが多数使われていたのですが、それは全て取り除き新たにビスケットジョイントを加工。

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ダボよりは接合強度は上ですよね。



そして仮組み。

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おお、いいじゃないか、手作りには見えないぞ。

やっぱり、仮組みする瞬間が好きです。



私が加工した部品と、既存の損傷していない部品との接合部もウソのようにぴったりと合っています、奇跡的一致です。

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これを一旦バラして、持ち手のカップを取り付けました。

使った接着剤はゴム質のボンドです、本体のMDF材はとにかく水に弱いので防水性が必要ですし耐震も重要です。

矢印の所に大きな穴と無数の小さな穴が空いていて、この部分にボンドを厚塗りし10分ほど放置してから圧着すると、穴の空いているところからキノコのように「にゅっ」と余分なボンドがはみ出てき硬化後接合強度が更に上がる事になっているようです。

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木工製作記

スピーカーの修理 3

持ち手、握り部分の加工です。

外したパーツを定規にして墨を引きました。

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なるべく墨線ギリギリを切り取ろうと、帯鋸で引き廻していたら急に刃が前後に動き出し、その間もなく「バン」と音がして切れてしまいました。

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原因は良くわかりませんが、とにかく負担をかけてしまったのでしょう。


この握り部分はカップとピッタリ嵌まらなければならないのでペーパーで慎重に整形し圧着しました。

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ボンドの硬化後、スピンドルサンダーで目違いを整えました。カップとの接合部はもう仕上がっているので、その部分には触れないように気を使いました。

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全体を組む前にカップを組まなければならないのですが、カップをしてしまってからでは塗装できない握りの裏側にあらかじめ塗料を塗ります。

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使った塗料はラバーコートスプレーです。大阪の某有名塗料屋さんにメールで相談してアドバイスをもらったのですが、本当にそれで良いのか強く疑問に思ったので、全く別物のこの塗料を試して見ることにしました。

すべり止め、防水、表面保護、衝撃吸収などこのスピーカーの過酷な使用条件に合う塗料はこれしか無いんじゃないかなと思ったんです。

決して安くはないです、1本4,490円。

1本しか買わなかったのですが、もし足りなかったらその時点で納期が伸びる事になります。どうか、足りますように・・・



塗料の乾燥待ちの間にメインのホーン部分を切り抜きました。

トリマーでコンパスのように加工します。

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3mmの段欠きをしてから半径を替えて丸く切り抜き、このようになりました。
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切ったり削ったりする加工はこれで8割ほど終わったのではないかと思います。

木工製作記

スピーカーの修理 2

分解して各部を採寸しました、配線など組立時に困るような部分は写真を撮りまくりました。

転び(傾斜)はデジタル角度計で測りましたが、コンマ1までしか計測できないので少し不安がありました。



6角形の内角の合計は720度ですが、この角度計では何回測っても719度にしかならず、もしかしたらフラッシュ加工の留めに見る45度でなく44度くらいにして、多少狂いがあっても留めの先端がピッタリくっつくような設計なのかな?と思いましたがそれはハッキリしません。

もしかしたら、それで正解かもしれませんし、考えていても仕方ないので加工を勧めます。



昇降盤の角度はこちらの角度計で調整しました。

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切り終えて仮組みしました、問題があればこの時点で調整したかったのですが、実際にガッチリ組んでみないことには正確には分かりません。

経験からくる感覚的に、このままで良いのではないかと判断。

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もうこの時点で工賃は赤字ですから次々と加工を進めたいのですが、そうもゆきませんでした。


バラしたパーツそのものをテンプレートにして習い加工するつもりでしたが、使用するビットの長さの制限があり一度薄板に移してからテンプレートを作りそれから習い加工です。

これは手持ちの握り部分
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習い加工部は全て終わりましたが、一つの形ににつき一つのテンプレート。しかも今後もう二度と利用することはないだろう事を思うと悶絶です。

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