家具雑貨工房 ki-kiru(きーきる)

木の家具や雑貨は見えない部分が肝心です。隠し事はありませんよ、全て公開しています。
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木工製作記

マステカッターを作っているんですが、丸棒を挿入するところに角度をつけたんです。

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これ、垂直にミゾを切るのと違って案外むずかしいというか面倒なんですよね。

このような比較的小さい部品を加工する際に被加工材を手で保持するのはとても恐ろしいし、均一な加工は無理ですからこの場合は面倒でも治具を作った方がいいですよね。



それで、適当な端材でこんなヘンテコなやつを作りました。
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穴あきチーズのような部分は持ち手です、べつにこんな穴が空いている必要はないんですが。

手押しかんなの上で組んだのは水平と直角がしっかりしている所でやりたかった為です。

それともう一つ、こんなのも。

使う時はこの面を下に。
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加工する時は被加工材を両側からはさんでルーターテーブルでフェンスに沿って送ります。
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このミゾ加工をする時点まで被加工材を正四角形にしておけば材の向きを変えるだけでフェンスの位置も動かす事無く左右対象のミゾが切れます。

今回はこのまま使いますが、長方形にしたければミゾ加工をしたあとに切れば良いだけ。

こんな塩梅になりました。
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コーヒーテーブルは自宅へ持ち帰り、最終チェックとワックスを上塗りして養生していました。

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しっとりとした濡色、手触りもいいです。

明日、納品します。

よくここまで育ったのもだ。もう少し家に置いといてやりたい気分ですが置いといたって仕方ありません。

嫁入りとは良く言ったものですな。

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日記

ことぶき堂さんへ行ってきました。

先日のことですが、打ち合わせのため帯広市の雑貨屋さん 「ことぶき堂」さんへ行ってきました。

毎日開いているお店ではないので、この日は商品の陳列はされていなかったのですが店内のあちこちに面白そうな作品がたくさんありました。

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もちろん木製品だけではなく、盆栽や食品ほか様々なアクセサリなどがいっぱいです。

で、私は何を打ち合わせに行ったのかというと、有り難い事にこちらのお店のオリジナルマスキングテープカッターの製作依頼があって大体ですがイメージの付け合せのため伺ったんです。

マステカッターは定番の形があり、既にお店の取り扱い商品の中に他の作家さんが作ったカッター(上の写真)も有って見本として見せて頂いたのですが・・・

これを見てしまった為なのか、イメージがこれしか浮かんでこないんですね。

このブログに相互リンクをいただいている「 ハンドメイク家具 Raku 」さんの商品にもマステカッターがありますから、決して競合するような物は作りたくないし・・・

困った・・・


例によって数日間悩んだ挙句、またまた例によっていつものごとく、考えていたって一つも進まないから作りながらイメージを膨らまそうと思いとりあえず木を切り始めたのですが・・・

・・・が多いですね、悩んでいる事を察してください。

こんな感じや
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こんな感じ・・・ (これじゃ、上の写真のやつと同じじゃないか!)
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これがダメって事はないのですが、せっかくのオリジナル商品の依頼ですから・・・

う~

何も出てこないんです。

便秘ですね、イメージの便秘です。

もともとそんな才能ないし・・・


とりあえず、今回は試作品をある程度完成させて持って行くしか仕方ありません、そうそう待たせるわけにもゆきませんから。

試作品です、試作品。これは叩き台だ! ← 自分に言い聞かせている

木工製作記

テーブルの修繕 3

塗装に入りました。

オイルに赤系のマホガニーと古色の黒を1:1で配合。テストピースで確認して本番に挑みましたが、実際にはテスト通りいくかどうかはやってみないと分かりませんから気を抜けません。

一回目の塗りとしては、まあまあ上手くいったと思います。
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少し赤みが強いかな・・・

二回目で調整します。

オイルの吸い込みはそれほどでもなかったので、作った塗料を余すことになりました。




こちらは花台。

水性サンジングシーラーの一回目です。
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この写真では塗ったのかどうかわかりませんね・・・

花台ですから頻繁に水をかぶるのだろうと思い下塗りをもう二回する予定です。

天板がかなり汚れていたので、念入りに研磨したのですが自宅に持ち帰ると汚れが全然落ちていないように見えたので翌日再度工房で荒削りからやりましたが、接合部に隙間があり、そこから入った汚れが導管深くにまで侵入していたためどこまで削っても汚れが落ちませんでした。

納品時にちゃんと説明するつもりですが、見た目に綺麗じゃないので理解を頂いても時給分のお金はもらえないと思います。

寒くて乾燥が進みませんから、完成までもう一週間くらいかかるでしょうか。

因みにコーヒーテーブルはそろそろ完成予定です。


野生動物

動物天国

動物観察へ出かけました。

自宅を出てすぐの国道で鹿の団体さんが交差点で信号待ちをしていました。

大きな角を持った個体がいなかったので、お母さんと子供の団体ですね。
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広尾町ではそんなに珍しい風景ではありませんが、これだけたくさんいると野生動物と人間の境界線がないことを再確認してしまいます。

過去にはクマも国道を渡っていた事が確認されています。

キツネなんか犬や猫よりも多く見つけることがあります、犬の放し飼いはこちら地方でも珍しいから当たり前か。

鹿から見ると信号は青なのですが、子供なので渡ることをためらっているようでした。
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ここは大樹町。農家の畑に鶴のツガイがいました。
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私たちからかなり近い距離なのに逃げる様子はありませんでした。
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こちらは野生動物ではありませんが、私たちは馬が好きで通りすぎても車を戻してでも立ち止まりしばらく挨拶をします。
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ばんば馬にしては小さいので、もしかしてもう見かけることも少なくなった道産子ではなかろうか・・・

などと言いながらしばらく見ていたら牧場主のおじいさんが手招きをして私たちを厩舎のなかまで招いてくれました。

こちらは齢86歳のおじいさんが経営しておられる林牧場。

競走馬を育て、数々の重賞を勝った実績を持つ現役のブリーダーです。
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私も聞いたことがある、ばんえい競馬の名馬の肩掛け写真が事務所の壁にずらりと並んでいました。

まさか中まで入れるとは思いませんでした。

ばんば馬にしては小さいなと思っていたら、まだ1歳の誕生日を迎えていない子供なのだそうです。

「本当は鹿毛馬が欲しかったんだけどなぁ」 と、林さん。

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競走馬は怪我や病気で死んでしまうケースも多いと伺いましたが、更に人間の都合で廃用の危惧がつきまといます。

こうして出会ったのも何かの縁があったのでしょう、競馬場でデビューするときはきっと応援しに行きます。

とにかく無事に育つんだぞ、アオ。




おまけ

この日は営業時間をとっくに過ぎた後の 「蕎麦屋一秀」 で妻と一杯ご馳走になりました。

何時ものお任せ冷かけ蕎麦と漬物、チーズ、行者にんにく、そば萩、奥さんが作ったカボチャサラダ。
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妻の実家ではご馳走様の時に、美味しかった事を 「馬勝った」 と言い、そしてそのあいの手に 「牛(べこ)負けた」 と言うのだそうです。

ああ、ウマカッタ。

ベコマケタ。

木工製作記

テーブルの修繕 2

ランダムアクションサンダーを早々に諦めて、ベルトサンダーに切り替えました。

久々に登場したベルトサンダーですが、手持ちのベルトサンダーなんて大味すぎてもう使うことはないんじゃないかなと思い自宅工房で御蔵入りしていたのですが、適材適所ですね。

番手は60番です。

あっという間に剥がれました、最初からこれにすれば良かったです。

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リペアは天板のみだったので、ここへきてやりにくくなったので分解しました。

これも最初からこうすれば良かったのですが、相変わらず段取りが悪いですね・・・

分解すると構造がわかり易いですね、価格を抑える量産品ですから仕方ないのでしょうが随分と簡単な作りになっています。

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木の収縮を逃が仕組みがどこにもありませんが、これでも天板の歪みや割れた痕はありませんでした。

ウレタンで呼吸が止まっていたということなのでしょうか?

それとも依頼者の使っていた環境が良かったのかな。



構造的に一点だけ感心した部分がここ。
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この隅木は凄いゴツイですね、そしてこれでもか!といった具合のガッチリさ。

一箇所に鬼目ナットが二箇所入っていました。

それでも板の拡張には関係ないと思うので、仕上げクリアは完全に消耗しているような状態でしたからウレタンで完全ではなくとも木の呼吸を止めたという事なのでしょうか。

私は構造的な事に拘りたいと思っていますから、ちょっとショックでした。




そして・・・

コーヒーテーブルの塗装もしていました。

懲りもせずオイル仕上げですが、今回は上手く行ったようです。
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とにかく一回目の塗布で勝負が決まりますから、気を抜けませんでした。

やることはシンプルです、ただただ吸い込みが止まるまでひたすらオイルを供給のみ。

ところが全然吸い込みが止まらなくて、二液性のオイルを使っているので足りなくなって配合し直しを4回も繰り返してやっと吸い込みが止まったんです。

もしかしたら、時間もかかりましたから硬化が始まったために吸い込みが止まったのかもしれません。

気温が低かったのでリターダーは配合しなかったのですが、室温に関係なくリターダーを入れた方が良いのかもしれません。


各条件により使用する液の配合比率などノウハウをまだまだ蓄積しなければならない課題はありますが、今回のオイルフィニッシュは成功したのだと思います。

アップで見ると上手く行っている事が分かるんじゃないかな・・・
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寒いので、このまま二日間養生します。

木工製作記

テーブルの修繕 1

朝、工房へ行くと視界ゼロパーセントのホワイトアウト状態でした。

薪ストーブから白い煙がモクモクと出ていて・・・

と、これは何時もの我が工房の暖房風景なのですが、この日はそのモクモク状態が特に酷くて、ストウーブは燃焼中でしたが急遽煙突掃除をする事になりました。

燃焼中のストーブの煙突を外すわけですから、煙はそのまま工房内に充満します。
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写真ではまだ視界があるように写っていますが、肉眼では真っ白です。

それに目も痛くて開けていられませんし、息も苦しい状態ですが何故か私たちは余裕です。(笑)

煙筒掃除をした後は薪ストーブってこんなゴーゴー鳴って燃えるんだなと、関心していました。




コーヒーテーブルがまだ仕上がっていませんが、塗装前のサンディングを済ましたあと頼まれていたテーブルのリペアに取り掛かりました。

使い込まれたテーブルの塗装を剥がすべく、ランダムアクションサンダーで。
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写真右側に写っている小さなテーブルは花台で、こちらもセットで再塗装します。


ところが、塗装が全然剥がれません。

ペーパーの番手を60番まで下げたり、材質の違うペパーに替えたり色々試みましたが本日はこの程度で諦めました。
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天板はナラの集成材に着色したものでしたが、ウレタンの塗膜ってすごいですね。

それに意外とデコボコしていて、白っぽく削れた部分が高くなっている証拠。

このままズーっとサンダーを掛けていればそのうち塗膜もキレイになくなるのでしょうが、趣味でやっているわけではないのでこれでは効率が悪すぎるし体力の限界を感じてしまいました。

本日はここまで。

木工製作記

コーヒーテーブルを作っています。 12

中板を脚と組むための加工をしてこれを自宅に持ち帰り最後の組み付けをしました。

ボンドの接着は脚と桟の接する部分のみに。吸い付きアリ桟同様にパイプクランプでグイグイ締め込みました。

写真はひっくり返して組んだところです、上から畳摺、中板、天板です。

仕上げ前のサンディングを180番で磨いたらこんな茶色になりました。
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最後はオイルで仕上げますから、イメージとしては真っ黒に近くなります。



本体の研磨は240番で最後にしますが、その前に水引をしたら完成の色合いに近くなりました。
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塗装を待ちますが、これで形は出来上がりです。

一体どうなってしまうんだろう、と思って見ていた方もいるかもしれません。はじめにこれを載せておくべきでした。
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この制作の依頼を受けて直ぐに妻と二人でコーヒーテーブルの画像を貪るように物色し、それらを参考に色々と落書きのようなデッサンをいくつも書きましたが、私にはどれもピンとくるものがなくて一度頭をリセットしてから書いたものです。

全くオリジナルなデザインなんて事を意識したら私の場合きっと、奇をてらったやり過ぎになってしまうと思いますから多分同じような形がどこかにあるはずです。

盗作だったらゴメンなさい・・・


斜め後方から
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一本足ですがこれでなかなかガッチリしていて、この上に座ったりしなければ強度も問題ないと思います。



今日のおまけ。
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いつもお世話になっている広尾町内の方から毛ガニを二杯もいただきました。

すこし小ぶりですが、これくらいが一番美味しいです。

広尾町万歳!!!

木工製作記

コーヒーテーブルを作っています。 11

ひたすら整形をしていました。

電動ドリルなどを使ってスピンドルサンダーとか似たような道具をいくつか試みましたが、私の場合結局はこのような原始的な道具の方が早くて失敗が少ないですね。
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小刀では滑らかな加工ができない部分があり、そんな凸凹を均す場合はグルグル回る系のサンダーが便利良かったです。

整形はどこかで止めなければキリが無く、気が付けばやり過ぎていたりしますから一旦止めて別の作業をしてから再度見直してみる事にしました。




中板にアリ桟を押し込んでいます。

これは上の写真のミゾが切ってある部分にハメ込むのですが、その前に桟を入れました。
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木槌で叩き込んだくらいでは全然入らないので、クランプで少しずつ締め込みました。

これがなかなかの重労働で、思いっきりしかめっ面をしながら、「お~りゃ~っ!」などと叫びながらクランプのハンドルを回していました。



これはひっくり返して天板を入れ込んでいるところです。
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やはりパイプクランプで。

中板、天板、底板というのか一番下の板のアリ桟を 「ギリギリギリッ」 という締め込む音とともにクランプのハンドルを回し終えた頃にはもう体力は残っていませんでした。

はあはあ言いながら汗をかいたので、冷え込んだ夜なのに体はポカポカになりました。



中板を組むにはもう少し加工が必要なので組んでいませんが、この段階ではこんな感じになりました。
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写真ではなかなか伝わらないと思いますが、実物はイイ線いっていると思います。

私の中のイメージと現物との比較なので誰にも分からないと思いますが・・・



おまけ。
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一秀の高橋さんが工房の薪ストーブでカボチャを丸ごと焼いて振舞ってくれました。

写真に写っているように箸で突っついて、豪快な食べ方をします。

私は集中して作業をしたい時は昼飯を食べない事が多いのでこのような差し入れは有り難い。

一旦作業から離れて食べていると、なんだか頭がリセットされるような気がしました。

木工製作記

コーヒーテーブルを作っています。 10

糸ノコで直径40mmの丸を切り抜いています。

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糸ノコで切り抜いた後はディスクサンダーで真円に近づけました。

まともな設計図も作業手順書も無くてやっていますから、時々 「あ、あそこ作るの忘れてた・・・」 となり後戻りすることがあります。 ありますよねっ、

で、これを使ってどうしたいかと言うと、こうしたいんです。

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この部分も畳摺というのか、つまり床との接触面ですね。

もう既に丸く整形てしまったのでクランプする所がないので全て両面テープで固定しました。

両面テープを貼れる面が少ないですが、これでもガッチリくっついていてテンプレートを剥がす時に手こずります。

このように残った糊をはがす際も木目の順目に沿って剥がした方がいいですね、この場合も逆目彫れと同じくなってしまいますからね。
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ランダムアクションサンダーで荒れた面を整えましたが、今回は溝きりビットで掘り下げておいてから端っこのみテンプレートに沿ってトレイ&ボウルビットで習いましたから、サンダー掛けも楽でした。
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畳摺面をこうしておかないと、木は必ず変形しますし床が少しでも平面でなければ簡単にグラグラして安定しないテーブルになってしまいます。

小さな丸を残した部分には完成時にフエルトを貼り、若干ですが四足で踏ん張るようなかたちにする予定です。




機械で加工できる部分がだんだん少なくなってくると完成が近づいているサインです。

この後は手でひたすらサンダーをかけます、この曲面は帯鋸で丸く切り抜いた際の端材を利用して更にスポンジサンダーをはさんでペーパーを擦りつけています。
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クランプで固定するとその跡が気になりますから、両膝ではさみ右手左手を使いながらサンダーの番手を上げてゆき、納得するまでキレイにします。

こんな手加工で少しずつ変化しているのを目で追いながら作業していると時間の経過を忘れてしまう事がよくあります。

外は真っ暗。

息を吸う鼻が冷たくて、ストーブを見ると薪が燃え尽きていました。

手足がかじかんでいる事もあまり気にならない時がありますから、毎日霜焼けです。

木工製作記

コーヒーテーブルを作っています。 9

アリ溝に蓋を取り付けました。

この部分は普通、アリ桟を入れてから最後に蓋をするもんだと思いますが、なぜ先に入れてしまったのかと言うとこの後に外側を丸く加工する際、ノコ刃やビットに蹴飛ばされてアリの形が崩れてしまうのを防ぎたいと考えたんです。

蓋も1000分の2の勾配をつけて少し軽く叩き込み、カンナで面一に。
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バンドソーで丸く荒切り。
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これだけ見ると、お盆ですね。



直径35cmのテンプレートを両面テープで貼り付けて習い加工です。
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使ったビットはスパイラル フラッシュ トリム ビットと言う長い名前の1/2インチ径のビットです、抵抗が少ないだろうし、もしかしたら逆目でもこのまま行けるのでは、と思っていたんですが、先日使ったアップダウン兼用のフラッシュビット同様に強い抵抗があり、掘削スピードが遅いです。(涙)
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径が太いからなのかな・・・

そして、やっぱり逆目はダメですね。

テンプレートはそのまま剥がさずに、トリマーに10mmのパターンビットで残りをさらいました。
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被切削物と一緒に作業台も削ってしまいそうですが、これは撮影用ですのであしからず。

因みに、この10mmのストレートパターンビットは結構使い込んでいるんですが、上記の海外製安物フラッシュビットよりも抵抗がなくて早かったんです。

掘削面の綺麗さ(汚さ)も同じでした。




気を取り直してお盆の下面を15/16インチ(23.8mm)の大きいRで。
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ひっくり返して、上面は10mmRで面取り。
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陽がだいぶ長くなりましたが、まだまだ夜は冷え込みます。

家に帰りシャワーを浴びると手足が痒くて、なんだろうと思っていたらどうやら霜焼けのようです。

春よ来い。

木工製作記

コーヒーテーブルを作っています。 8

貼り合わせておいた合版を丸くくり抜いてテンプレートを作っています。

合板の中心に釘で支点を打ち右回りにぐるっと。

直径32cm。18mm厚ありますから4回くらいに分けて掘り下げました。
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トリマーを固定してから気がつきましたがこの場合はフランジ機能のあるルーターなどでやるべきですね、トリマーベースからいきなりビットが飛び出ていますから危険だし、やりにくくって仕方ありませんでした。



そしてこれもテンプレート。
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合板と同じ厚みのランバーコアをスミ線に合わせて正確に整形しました。

これをどう使うかは説明が面倒なので、下↓を見てくださね。



テンプレートを使う前にボウル&トレイビットで深さ3mm、スミ線の約1cmくらい内側まで削りました。

ご覧のように切削面が凸凹になっています、後で面倒になりますからここはミゾ切りビットでやるべきでした。
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ルターのフランジベースを使用していますが、特にこの方が良いということでは無く単にルーターテーブルに固定してある方を外したくなかったためです。



ここでやっとテンプレートの登場、こういう事をやりたかった訳です。

スミ線内側に1cmほど残しておいた部分をビットのベアリングを利用して習い加工です。
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ベアリングと刃の長さを足すと20mmあり、掘りたい深さは3mmなのでテンプレートの厚みが最低でも17mm必要でした。

9mm合板を貼り合わせたのは単に安上がりだったからです。



デコボコしている面をグルグル回る系のサンダーで整えました。
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左側のただのまん丸は難なく整いましたが、右のパックマンが口のような部分は機械ではこの程度が限界で、このあとはひたすら手でやるしかないようです。

ここまででけっこう一日費やしてしまいました、完成までもうしばらく時間がかかりそうです。

木工製作記

コーヒーテーブルを作っています。 7

小さなカンナを買いました。

購入先は竹切り出しと同じ帯広の 「北海善光」さんです、これも入荷当時の価格のまま展示販売していました。

「廣悦」の刻印がある細工用の四方反カンナ18mmの購入価格は5,500円。(値引きなし)

ネットで調べた現在の流通価格は9,500円でした。

私の勝手な推察ですが、刃物などの販売での利益は既にあてにしていなくて、主な商売は刃物の研磨(技術料)しかない!と、見切りをつけているような印象です。

販売に関しては本当に商売っ気は感じません。

早速、裏押しし刃を付けて台を調整し・・・と思っていたのですが、台の全てが小さくて私の持っている一番狭い一分のノミでは調整ができなくて、仕方なく引き回しノコでほんの少しずつ削りました。

まだキツイですが、一度にやると失敗しますからしばらくはこのままで。
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鋼は安来鋼白紙。 試し切りにシナを使ったのでなんですが、刃の付きも良かったようです。

この細工用カンナは今作っているコーヒーテーブルの桟の加工のために用意したんです。

その桟の不要な部分を荒くカット。

写真はこのために用意した専用の冶具ではなくて、別の用途で作った治具を間に合せに使ったのでクランプの位置が物凄く恐ろしい位置に付けていますので、真似はしないでください。
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細工用反りカンナを直ぐに使いたいですが、その部分は桟と脚を組んでからでないとダメそうなのでお預けです。



丸い凹面用のテンプレートを作っています。
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掘る深さとビットの制約上テンプレートの厚みは18mm以上欲しいので9mmの針葉樹合板を二枚重ねて圧着をしました。

クランプが板の周辺にしか効いていませんが、その下あたりにしかボンドが入っていないのでこれで良いんです。

合板の中程に直径32cmをくり抜きますから。



脚と桟は自宅で圧着しました。
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木工製作記

コーヒーテーブルを作っています。 6

連休中ひたすら削っていました。

私自身は暦の上の日曜とか祭日は関係なく仕事をしているのですが、妻はサラリーマンなので、単に休みを何となくですが合わせないと都合が悪い事がありますから、工房へは出かけないで自宅で脚を削っていました。

ひたすら、と書きましたが本当はそうでもなくて、精神修行を兼ねて刃物の研磨をして切れ味を確認すべく脚を削り、気が付いたら床がカンナ屑だらけになっている・・・という感じです。

写真は若いモデルを使っているように写るかもしれませんが、これは私です。

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こどもの頃から何を食べてもいくら運動をしても体に肉がつかない体質なので体だけ映ると少年のようですね。

カンナ屑が衣服に着くとなかなか取れないので足をまくりこんな格好でやっています。

ベストは全裸ですが、妻に怒られますから。

でもこの屑は衣服の繊維に絡みついて掃除機とか使っても本当に取れないんです。



機械で加工していませんから進捗は遅いですが、ストローク毎に目視で確認できるのでその微妙な変化が楽しいです。

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遅いけど自由自在、赴くまま。

使っているのは包春(かねはる)という銘の南京かんなです。 2年ほど前にネットで8,000円くらいで購入したのですが、その頃は技術もない上に砥石もろくに揃っていなかったので御蔵入りしていたのですが、この度調整し直したところスパスパに切れるようになりました。
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これは良い。 鋼は確か安来鋼黄紙、とても扱い安くて長切れもいいようです、この木との相性が良いのかもしれません、もう何種類か欲しいです。

きついカーブは南京カンナでは無理ですからそんな部分は切り出しを使いました。

購入時、本当は繰り小刀を求めて帯広の刃物専門店を巡ったのですが今となってはマニアックな刃物のようで各店主に 「繰り小刀が欲しいんですけど」 と言ってもどんな刃物か伝わりませんでした。

その時一店だけ使えそうな(キレそうな)切り出しが置いてあって、その中でも先端が細くて代用も効きそうだったこの竹切り出しを入荷当時の価格から更に値引きして確か15,000円で購入しました。

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これ、物凄く切れます。

箱に安来鋼青紙と書いてあり何号かは分かりませんが、とにかく切れて1時間くらい連続で削っていてもストレスはありませんでした。

気になって現在の流通価格をネットで調べたら、30,000から35,000円でした。

お店の人は 「先代の経営者の時からありますが、置いといても誰も買いませんから」 と言っていました、よい買い物だったと思います。


特に進捗が感じられないように写りますが、確実にイメージに近づいています。
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妻へのサービスで野鳥観察へ出かけたら、この日は運良くとある小川でタンチョウ鶴を見ることができました。
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一眼のデジカメを用意していましたが、気温が低すぎて動作不良を起こし役にたちませんでした。

代わりにスマホのカメラでズームを限界にしてこの程度。

低温に強いカメラが欲しいですが、今は木工の道具の方が優先ですからね。

木工製作記

コーヒーテーブルを作っています。 5でした

挽き割り用のバンドソーのブレードは75mmなので引き回す事ができませんから、工房にある一番幅の狭い12mmのブレードに取り替えてスミ線の少し外側を切り抜いています。

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12mm幅に換えましたが目見当の直径10cm以下ほどのきついカーブには対応できません。

ドラムサンダーやベルトサンダーもありますが、この日の作業は時間切れのため続きは自宅に持ち込みますからこの部分は手加工で追い込むしかありません。

外はとうに暗くなっていて、そろそろ片付けて帰宅する準備を・・・。

と思っていましたが、なんだか後ろ髪を引かれるようなきがして、少しだけ全体を確認したくなり仮組みをしてパチリ。
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あ・・・うん、     いいんじゃあないかなぁ。

でも・・・   やっぱり、ゴツゴツし感じだな。

まだどこも丸めてないから、当たり前だよね・・・


これだけ確認して帰るつもりでいたのですが、せっかくだからもっと出来上がりのイメージを膨らませてみたい・・・

などという変な衝動を抑える気は微塵もなく、おもむろに南京カンナでシュッシュッとやりだしてしまいました。

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お、いいじゃないか。

少しだけのつもりでしたが、なんだか止め時を見失いとことんやり続けてしまいそうでした。

でもつい今しがた妻から電話があり、もうすぐ帰る旨を伝えたばかりなので仕方ありません。

続きは自宅でもできますから、これで持ち帰ります。

今日はここまで。


木工製作記

コーヒーテーブルを作っています 4

ついさっき、近所のコンビニで知人夫婦とバッタリ居合わせて 「ブログ、あまり更新してませんね」 と言うよな内容のお話を頂いて、おっそうか私のブログの訪問者はそのように感じているのだなと思い、気を引き締めるようにこれを書いています。

私の収入には直接つながることのないこのブログですが、一般の方の生の声はありがたい。

常に誰かに評価されていると思うと、自然と姿勢が良くなり正しく生きてゆけるような気がするんです。

暇を持て余し、昼間っから酒なんて飲んでませんよ、本当です。




コーテーブル製作の続きです。

ホゾミゾの加工をしているのですが、今まではバンドソーで荒く落としておいてルーターで仕上げ、ノミで最終調整という手順でやっていたのですがルーター仕上げを省けないかなと思い今回はこんなやり方を試してみました。

丸鋸盤でスミ線を直接狙って、ノミで調整して終わらせようとしています。
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上の写真はマイタースロットを使って微妙な位置合わせを自作アジャスト冶具で追い込んでいる様子です。

だけどなかなか上手くいきません、微妙な遊びと集積誤差のせいだと思うんですが、直ちに解決する余裕がありませんから今回もルーターで整えよないとならないようです。

胴付き部分がビシッと決まらないんです。

それでも始めからルーターで追い込むよりはビットの負担もありますから、荒く削っておいた方が精神衛生上私は良いと思うんです。

よって、ここのミゾもこんな風にスライドソーでガーっとやってから・・・
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手でポロポロと折るんです。
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こうしておくとルーター加工の時間が短く出来ます。

相対の時間はきっとルーターでいきなり加工したほうが早いと思いますが、ちょっとしたトラウマがあり恐怖感からなるべくルーター作業の時間を短くしたいと考えてしまうのかもしれません。

だからではないと思うんですが、加工中の写真も撮り忘れる事が多いです。



テーブルの脚のテンプレートを巨大糸鋸を使って6mmベニアで作っています。
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今回は曲線を持たせたかったのでこのような手間をかけていますが、このベニアを加工するよりももっと時間のかかったのは曲線のラインのデザインです。

CADで機械的に描いて見るとつまらない感じになるし、曲線定規を使ってもCADと大差ありませんでした。

最後はもう諦めてフリーハンドで赴くまま何本もイメージの線になるように引きました。

でもこのテンプレートは毛書きにしか使いませんから、わりと大雑把に作ってます。


ドラムサンダーで整形。
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マジックで転写。
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上の方のカーブがきついところは後で困るんじゃないかな、と思いますがこのまま突き進みます。

木工製作記

コーヒーテーブルを作っています 3

反り止めの加工です。

冶具をセットしてアリ桟が入る溝を掘りました。

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いきなりアリビットで削ると抵抗が強いので狙いの1mmくらい内側までスパイラルビットで下掘りです。

使ったスパイラルビットはこんな奴。アップダウン兼用の2/1インチ。
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アップダウン兼用とはこれ一つでアップカットとダウンカットの両方の刃が付いていて、早くてキレイをうたった物なのですが感覚的に期待していたほどの効果はないような気がしました。

2/1インチ幅のストレートビットとの比較はしていないので、なんとも言えませんが思っていたよりも掘削抵抗があるんです。

ヤッパリ、兼用とか多目的とかよりも専用でそれ以外使い道がない道具の方がいいですね・・・



ルーターのビットを交換してアリ溝加工。
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アリビットは国産の大日商12mm軸です、もしかしたら上記のスパイラルビットよりも抵抗ないかも・・・

んなことはないか。



アリ桟の加工です、1000/2勾配定規とセットし一本ずつ現物合わせをしながら追い込みました。
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因みに、勾配定規はビットと接触しない位置に浮かせてあります。



吸い付きアリ桟の加工が終わりました。

叩いてこれ以上入らない位置でこれくらいです、この先は実際に組む際にクランプで締め込みます。
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日記

木工始め

メンテナンス業務の方のことなのですが、業界では一般には絶対出回らない門外不出の謎の書籍を運良く一時的に入手しました。

なるべく早く返したかったので正月休み中に全ページカメラに収めようと、即席で撮影台を作りました。

これは自分で使う撮影用の冶具なので、当然の事ながらいつものように手持ちの端材などで作りましたから樹種は例によって色々です。

構造は以前作ったものと全く同じですが、今回の接合部はすごくダサいです。

今回限りでもう二度と活躍しないかもしれないし、完全にくっつけてしまうと再利用も面倒になりますからね、これでいいんです。

DSC_0473.jpg

極秘資料なのでお見せできませんから、ヤラセでこちら地方のフリーペパーを載せています。

上段のテーブルを切り欠いた部分にカメラのレンズを合わせて垂直に全ページ同じアングルで写せました。

日記

新年明けましておめでとうございます。

昨年はたくさんの方に訪問していただき、本当にありがとうございました。



本当は昨日、元旦の初日の出の写真とともにご挨拶の記事をアップしたいと思っていたのですが、生憎の天候でしたので本日一月二日(今さっき)の日の出写真を掲載しました。

毛嵐しの広尾川河口付近。ザックリ言うと襟裳岬の少し東側です。
DSCN0317 2015日の出


そして同時刻のラッコ川河口付近には二羽のオオワシさんも新年のご挨拶です。
DSCN0324 2015正月のオオワシ

本年もどうぞ宜しくお願いします。

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