家具雑貨工房 ki-kiru(きーきる)

木の家具や雑貨は見えない部分が肝心です。隠し事はありませんよ、全て公開しています。
MENU
木工製作記

コーヒーテーブルを作っています 2

吸い付きアリ桟の冶具を作っています。

今回の反り止めは吸い付きアリ桟という方法を予定していますので、その加工をするためには先ず正確な冶具を作らなければなりません。

正確な冶具を作るに至るアプローチはいろいろ有ると思いますから、どれが本当というのか正解なのかは分かりませんが、私が使える設備資材の範囲内で最善だろうと思う手順を紹介します。


先ずは平面と直角をしっかり出したナラの角材に1000分の2の勾配をつけます。

ナラの角材の下に写っているのがシナランバーで用意したテーパー冶具。右側に簡単なストッパーを付け、その左側に50cm進んだ所に1mmの出っ張りを設けます。
DSC_0396.jpg

1mmの出っ張りは木ネジを打ち、30cmのスチールスケールの厚みと高さを合わせました。

私の持っているスケールの厚みは長さ15cmが厚み0.5mm、30cmが1mm、60cmと100cmが1.5mmだったので丁度良かったんです。

厳密には隙間ゲージと比較すると精度は劣るかもしれませんが、木工は絶対値よりも相対値が肝心でしょうから30cmのスケールで厚み1mmを測ることは問題ないと思います。
DSC_0397.jpg


テーパー治具を立ててフェンスに反ってナラの角材の端を落とします。
DSC_0398.jpg

加工後50cm進んだ所の印部分の幅を測ると63.6mm。
DSC_0399.jpg

その反対側の端っこは64.6mmで、50cm進んで幅が1mm狭い1000分の2の勾配がついた事になります。
DSC_0400.jpg

この角材はアリ加工の際に使う定規ですが、これを利用してアリ溝の冶具を作ります。

何本も同じ溝をルーターなどで切る際に定番のジグの定規を片側だけ決めて置いて、計算された適当なすぺーサーと勾配のついた定規を並べて溝切り冶具のまだ固定していない反対側の定規をピッタリとくっつけて固定します。
DSC_0401.jpg

勾配定規に大きな穴が三つ開いていますが、これは被切削材をクランプするための穴です。

ぴったりと固定したので勾配定規を画像上方向にスライドしようとしてもビクとも動きません。

下方向へはスーっと。これで良いんです。
DSC_0402.jpg

これで完成です。
DSC_0403.jpg

アリザンの準備のために随分と余計な時間を費やしているようですが、正確な加工には必須ですから手抜きはできません。

スポンサーサイト
木工製作記

コーヒーテーブルを作っています 1

数日前からデザインや構造で苦悩していたコーヒーテーブル。

とりあえず、進められる部分から木取りを始めました。

大体のイメージですが、三枚の丸い板と一本の足で構成しようと考えているんですが、手書きのデッサンのようなものからCADで図面を起こそうとすると途端にイメージから外れてつまらない物が出来上がってしまうような気がして、そこに結構時間をかけてしまったのですが、一旦PCから離れて木を切りたくなったんです。

仕上がり寸法から5cm程長く木取り、基準面と分を決めました。

自動カンナで若干のハナオチがありますから、もっと長く木取りしたほうが良かったかもしれません。

写真は光の関係で色が薄く映りますが、実際にはチョコレート色でいい感じ。
DSC_0376.jpg

直径35mmの円形を作るので、ビスケットジョイントの加工をして板ハギの準備です。

この加工を施しても若干の目違いが生じます、私の腕が悪いからなのでしょうか。
DSC_0379.jpg

ジョイナーには集塵の袋やホースを繋いでいないので、機械を御している右手が切り屑をモロに受けてこんなんなっていました。
DSC_0378.jpg

工房は終日零下なので接着は、はなから期待できませんからこれを自宅に持ち帰り圧着をしました。
DSC_0385.jpg

自宅は蓄熱暖房なので室温が24時間20度以上あり、接着強度だけ求めればコニシCU50を使いたいところですが万が一グルーラインが目立つと嫌なので今回はタイドボンドⅢを使いました。

日記

印刷・・・

15年ぶりに印刷機を回しました。

印刷機のオペレーションは業務に入っていないのですが、昨日この機械の担当者のお父さんが亡くなられて急遽私に依頼が来ました。

私の前職は製本などの紙の加工なのですが、長い事業界に携わると営業、校正、製作デザイン、製版、印刷、製本、発送配送、その他様々な尻拭い等、出来ない事の方が少なくなっていました。

もとより、自分で使えない機械の修理を受けても問題の根本を完全に解消できる筈がないのではないか、と考えていますのでこの程度の小さな印刷機を動かせて当たり前です。

DSC_0386.jpg

印刷の出来栄えは、発表前の広告ですので残念ながらお見せする事はできません。




先日プロの木工家の工房を伺った際に、機械のメンテナンス業務の傍ら私も木工をしている事を紹介すると 「じゃ、うちの機械も壊れたら見てくれるんですね!」と目をキラキラして尋ねられましたが私はなんだかその時自信が無かったのか 「・・・出来るかもしれません・・・」 としか答えられませんでした。

きっとその時は木工の機械を使ったことはあっても、メンテナンスとなると馴染みのメーカーや販社との付き合いが少ないし、そもそも木工機械の修理修繕をする事によって問題の根本解消の自信というのかイメージが湧かなかったんです。

自信が無かった理由は、経験です。

自分で直して調子を診て、現状これ以上はないだろうと納得するまで調整箇所を追い込んだ経験の数が木工の機械では少なすぎだったんです。

ですから、最近時間に余裕がある時は積極的に木工機械のメンテナンスをやっています。

とりあえず、身近なところにある機械から。

とっくに無くなったメーカーの丸鋸盤で、誰にも使われずに埃を被り廃棄待ちのようなこいつを使える状態にメンテしました。
DSC_0358.jpg

工房の予算を勝手に使える立場ではありませんからベルトやベアリングは交換していませんが、新たな戦力が増えました。

刃と刃口板、フェンスの交換と調整、その際今以上に良くするために構造の隅々をチェック。
DSC_0357.jpg

メンテナンス業務としてはとても威張れる内容ではありませんが、後はコツコツと積み上げれば自信が付いてきます。

またこれとは別に帯鋸のフェンスと刃口板を交換、いわゆるドリフト現象も調整し解消しました。

機械を使う者として出来て当たり前かもしれませんが、こういう経験を積み上げてゆけばいつか自信をもって 「任せてください」 と言って対価をいただけるのではないか、と思うんです。



日記

ガチガチです

今年の北海道はちょっとおかしいです。

例年であれば1月の終わり頃から2月のような寒気で、夕方になると外はガチガチです。

これは昨日の大樹町道の駅の駐車場。
DSC_0382.jpg

昼間に溶けた雪がガチガチに凍ってしまうんです。


道路だってこのとうり、ツルツルのガチガチです。
DSC_0384.jpg

国道や高速道路はまだましですが、油断すると大変な事になってしまいます。

この日は帯広へ出かけたのですが、その道中直線の道で路外逸脱の事故を2件見てしまいました。

フェイスブックでは全道に及んで同じような状態である記事が沢山アップされていましたから、十勝地方だけの問題では無いようです。

妻もスッ転んでお尻がかわいそうな状態になっています。

年末へ向けて選挙、大雪、金欠と散々ですが、それでも待っていれば春は来るのでしょう。

木工製作記

道具箱を作っています  3

「ミ」 の内側にシナの立ち上がりをつけました。

角は留でキツキツに作って、ギューッと押し込んだだけでビクともしませんからこのまま使います。

そのうち緩くなったら接着剤を入れても遅くはないでしょうから。

溝を切り、部材の名称は分かりませんがノミの受けを加工して一応完成としました。

撮影のため、近くにあったノミたちを並べてパチリ。
DSC_0380.jpg

フタが必要以上に深くて設計ミスのようですが、実際に使うときは蓋をクルっとひっくり返して必要な道具を一度に運べるようにしたかったんです。

こんな感じ↓ ですね、「ミ」 の立ち上がりがフタをひっくり返してもピッタリ嵌るので収納時もこのまま使うかもしれません。
DSC_0381.jpg

最後にもう一度オイルを塗りたかったのですが、今度また暇があったら続きをやろうと思います。

一回目のオイルを塗布してから一週間くらい経ちますが、まだ完全には乾燥していないようですからこれで良いんです。



そろそろ次の準備に取り掛からなければなりません、次回作はコーヒテーブルです。

デザインや構造、使う木が決まったので、昨日「ウッドショップ木蔵」さんへ行き仕入れて来ました。

材はタモのスモークウッドです、先日スツールの座面に使いましたが、そのチョコレートのような色合いがとても気に入っていました。

最初の打ち合わせでは黒っぽい木が良いと言う事でしたから、安易にブラックウォルナットを提案しましたが高価な上に時間が経過すると色が褪せてくるというのか、薄くなる傾向があるようですから・・・

単価が2割程安い事と、白太を気にせずに全部使えて色が比較的均一、乾燥も素晴らしいので加工後の木の動きも少ないのでは・・・と、思いタモのスモークウッドに決めました。

DSC_0297.jpg

木蔵さんでは今後スモークウッドの入荷予定は無いとの事でしたので、もう手に入らないかもしれませんから余計に仕入れました。

大きなテーブルが出来るほどの在庫はありませんが、早い者勝ちですが今なら何か一点くらいは作れます。

ご希望の方がいらっしゃいましたら、コメント欄からご連絡ください。

尚、全て買い占めたかったのですが私が出費を制限した事もあり「ウッドショップ木蔵」に若干の在庫があります、又タモのスモークウッドを使ったベンチの完成品も展示がありますから気になる方は伺って見てください。

木工製作記

道具箱を作っています  2



昨日の北海道は暴風雪などで大変な一日となりました、全国的にも報道されているように悪天候に振り回された方はもうウンザリですよね。

私は一昨日の晩に妻から大樹町にある工房までの往復がとても危険なので 「この二日間は工房へ行ってはダメ!!」 と、外出禁止令が出てしまい自宅でもっぱらPCに向かい事務的なことしていました。

幸いな事に私の住む広尾町では雪から雨に変わった時間があり、積雪は約20cm程でしたから別段大雪ではなくて大した混乱はありませんでしたが、広尾町までの道のりが大変な事になっていますから不便された方は多かったのでしょう。

写真は昨日の大丸山。
DSC_0375.jpg

広尾町の積雪量は少なかったのですが、同じ十勝地方でも帯広市内は60cm以上、帯広空港周辺では75cmの積雪だったので混乱ぶりは相当だったと思います。



道具箱制作の記事は今回の悪天候以前のことですのであしからず。

タイドボンドⅠで接着後、フタとミを丸鋸盤で二つに分けて調整、研磨してオイルを塗布・・・

今回の制作にあたり、箱の各部の名称を学習したのですがフタの下のいわゆる箱の部分の事を「ミ」と言うんですね、漢字なら「身」と書くのかな?

普段から身近にある物でも突っ込んでみると知らなかったって事は多いですよね(私だけ?)

薪ストーブの近くで乾燥の図
DSC_0368.jpg

実に淡白な説明ですね、どうやって加工しているのかが一番面白い見所だと分かってはいるんですが・・・

作業場の工房はストーブをいくら炊いても半径1mくらいは温かいのですが、そこから少しでも離れると物凄く寒いんです。

だから少し作業をしたら駆け足でストーブに近寄ってまた戻り、一時間も経たないうちに薪をくべて・・・を一日中繰り返しなんとか辛抱して耐える毎日・・・

材料や工具を抑える指なんか直ぐにつってしまいますから、悠長に写真を撮ってられないんですよ。

凍えてしまいますから!

なんちゃって、次回作は真面目に記録したいと思います。

木工製作記

道具箱を作っています

ノミやカンナが増えてきたので専用の道具箱を作ることにしました。

先ずはノミの箱から。

自分で使う物ですからね、お金はかけられませんから端材や使い道に困っていた材でまかないます。

左から底板にSPF、蓋に神代ニレ、側木に杉です。
DSC_0359.jpg

三色になってしまいますが、全然気にしません。


加工の方もサッサと進めました、側木の接合部はアラレで組みます。

底板、天板の入るミゾも必要な長さで止めないで通しにしました。



組んでからでは塗りにく部材のみ先にオイルを塗りました。
DSC_0361.jpg

今回は初めて使う 「ウッディーワールド」 のエコオイルです。

独特な匂いがする、粘度が高い方のオイルだと思います

日記

今年も来た!

朝、工房へ出かけるいつもの国道を北上していたら今年もオオワシが飛来している事を確認しました。

DSC_0373.jpg

外も工房も物凄く寒いので季節が冬だということは分かっているのですが、オオワシやオジロワシを見つけると本格的な冬が到来したのだなと私は実感するんです。

野生動物観察を目的に出掛けた訳ではないので、一眼レフを積んでいなかったためスマホの残念な写真になってしまいましたが、今年も妻に嬉しい報告をすることができて私は満足です。




木工の方ですが、予算が少なく急ぎの依頼があり手持ちの端材などでこんな物を作りました。

外套や掃除用具を吊るすんですが、こういうの何て言うんでしょうか?
DSC_0338.jpg

ニレ神代を旋盤で丸棒にしてボール盤で引っ掛かりをつけてSPF材に裏からビスを打ちました。

無塗装で良いからとにかく早く作って欲しいと言われましたが、予定の納期に間に合いそうだったので速乾のウレタンで仕上げました。

飛び出ているワッシャービスは壁に取り付ける為にあらかじめここまで差して収めます。
DSC_0339.jpg

日記

新しい冬タイヤ

妻の車なのですが、昨シーズンから履き潰していたスタッドレスタイヤを最近になってやっと新品に交換しました。

広尾町内のタイヤ専門店で購入したのですが、今時のスタッドレスタイヤの性能ってすごいですね。

タイヤの組み換え交換後、試験ドライブと洒落込み、海岸沿いの黄金道路を走り音調津から今度は山道を通り雪道やアイスバーンなどを走ってはブレーキを繰り返しました。

街中でこんなことをしたら迷惑極まりありませんが、人っ子ひとりいませんからね・・・

あ、キツネと鹿はいましたよ。

DSC_0355.jpg

買ったタイヤはそのタイヤ専門店で一番安いやつですが、驚くほど滑らないし止まるんです。

一番安いやつでこんなに滑らないんですから、これより高いタイヤはいったいどんな感じなんだろう。

因みに私の車のタイヤは物凄く滑ります!

ついさっき、国道を時速20kmで走行してブレーキを踏んだらほとんど抵抗もなくスーっと行ってしまいました・・・

危険ですが、妻のタイヤを購入したばかりなので今シーズンはこのまま気をつけて走るしかありません。

木工製作記

神代カツラのテーブル 14

神代カツラのテーブル、昨日納品しました。

テーブルトップの黒いところがカツラの神代でそれ以外はニレの埋れ木なのだろうと、神代と埋れ木を区別して使い分けていましたが神代と埋れ木は同義のようですね、「ウッドショップ木蔵」の立島さんが教えてくれました。

という事で、カツラとニレの神代テーブルなんですね。

「・・・」

1年くらい前だったか、秋田杉の一枚板を木蔵さんから格安で購入した際にいつか自分の木工のレベルが上がるまで大事に取っておいて、その時が来たら手を掛けようと思っていたのですが、どっこいそれを通り越して身の丈に合わない希少で貴重なな木を使っていたのですな・・・

構造や技術的な事は年中テーブルを作っている木蔵の立島さんと相談させていただきながら完成に至ました。

それにしても今回の制作は難しかったな・・・

特に仕上げでカツラの脆くなっている部分が今の私には上手く下地処理できないというのか、そもそも手順が違っていてポリプライマー系でガッチリ固めてから下地を作るべきだったのか今もその事ばっかり考えています。

最終的に塗装は二回やり直して三回目で、これ以上は自分には無理だなと納得しましました。

工房の先輩方は「やり直す前との違いが分からん」とか「あいつ、またやってるぞ」とか思って見ていたかもしれません。

とにかく今回はすごく勉強になりました。

この機会を与えて下さった依頼者のT様と今回の神代を提案してくれた立島さんには感謝しかありません。




大変お待たせしましたが、緊張の納品です。

木目が個性的で更に端嵌めとのコントラストがあり好みが分かれるところですから、その点が製作中から気になっていたのですが,とても気に入っていただけたようで私と同伴した妻は胸をなで下ろしました。

DSC_0353.jpg


見る角度を少し変えると表情がかなり違います、写真では肉眼との差がありますがこれが一番近いかな。
DSC_0352.jpg

無粋にも脱ぎ捨てた青いパーカーがチラリと写っていますが、これは私のです。どうして気がつかないかなぁ。


毎日の清掃について気にされていましたが、そんなに気にすることはありません。

マジックリンやハヤトールなどの洗剤を二時間着けっぱなしにした実験ではシミになるようですが、普通の清掃ではそんな事しませんよね。

お湯やアルコールでも影響はないようです。物性データ参照

なにより、メンテナンスが必要であればすぐに伺います。



しつこいようですが、トップからカットばかりなので全体像がわかるように横からもパチリ・・・
DSC_0354.jpg

無垢の木ですから、全く同じものは作れません。

だから、いいんだよなぁ。

木工製作記

スツール製作 3

DSC_0333.jpg

スツールが完成しました。

座面を載せる各部材を目違いが無いように鉋で面一にしましたが、最初からピッタリにこだわらないとダメですね。

ピッタリにこだわって、尚且つ組んだ後に僅かにある段差を手加工で払う方が精神衛生上良いです。


裏面です。隅木を入れたほうが良かったかな・・・
DSC_0332.jpg

仕上げはオリオ2を使いました。

これ本当にいいです、硬化が早く翌日に研磨しても研磨粉はサラサラでサンドペパーの目詰まりが起きにくいんです。

正確な性能はメーカー発表に譲りますが、安全で早く強固、水にも強くて更にはオイル仕上げの感触がある・・・

これで二液性のわずらわしさが無くて価格がもっと安ければ最高です。

因みに追加購入した主剤のオイルA液約1ℓと硬化剤のB液約0.5ℓのセットでネットでの購入価格は手数料等込で8,000円くらいでした。




上の写真で気がついた方もいるかも知れませんが、幕板の右の方に黒い汚れのような物が付いていますがこれは焼印です。

少し前から用意してあったのですが、今回依頼者様の了解を得て押させていただきました。
DSC_0351.jpg

ロゴマークは 「torayoshiのブログ」 の 「の」 ではないんです、このブログを訪問してくださる皆さんは 「の」 だな、と直感的に想像されるのではないかと思いますが・・・

これは文字を使わないアイヌ民族の文様で 「モレウ」というマークをアレンジしたものなんです。

DSC_1513_20141206212831635.jpg

「神の目が人の目の届かないところを守っている」という意味合いがあるのだそうです。

私は、手抜きやインチキをしたって必ず誰かにバレるものだから誠実な仕事を心掛けなさい、と言われたようなきがして 「これだ!」と決めました。

このロゴマークの参考書籍は以前勤めていた会社の同僚H森さんから三冊ほど拝借した中にあったのですが、H森さんはデザインの仕事に就きたくて勉強をしていた時期があったそうです。

焼印の制作にあたり、イラストレイターでデータを送る必要があり、そのデータの製作は地元の盟主のY田さんに協力していただきました。

会社を辞めて独立して一人でやっているようですが、いろんな方に支えられて今があります。

ありがとうございます。



木工製作記

スツール製作 2

仮組みで問題がなかったので、残りの加工を進めました。

座面の妻手方向を中心が1cm低くなったVの字にする為、幕板や脚部に勾配をつけました。

V字加工部は85.1度のテーパージグを作り、両端から帯鋸でスミ線の外側をカットしました。
DSC_0317.jpg

これは脚ですね、同じく85.1度をスライドソーで。
DSC_0320.jpg

長手の幕板の座面が乗る部分は手押しカンナのフェンスを94.9度に倒して加工しましたが、それはあまり上手くゆきませんでした。

各部材が一応揃いました、勾配をつけた部分は今回の加工精度では面一にならないので組んでから鉋で追い込みます。
DSC_0323.jpg

この頃になると十勝地方は気温がプラスにならない真冬日を記録する事もありますから、接着は自宅へ持ち帰り茶の間でやります。
DSC_0327.jpg

気をつけていましたが、布団がちらりと写ってしまいました。

最近は一人で茶の間で寝ることがすっかり定着してします。

おっと、いけない。

こういう事を書くと妻に怒られるるんです。

ですから、後日この文章が削除されていたら、そういう事だと思ってください。

おやすみなさい・・・

木工製作記

スツール製作 1

スツールの座面に使うタモのスモークウッドです、中までしっかり色が入っています。

DSC_0302.jpg


脚部のニレを木取りして、ホゾを帯鋸で荒く切ってルーターでスミ線を狙おうかな、というところまで来たのですが肝心のルーターの電源が入りません。

更に、分解して原因を探そうとしたら今度は必要な工具が無くて仕方ないので急遽買って来ました。

DSC_0307.jpg

ヘックスロープレンチと言うこんな奴なのですが、大樹町の工具屋さんでは必要なサイズのバラ売りが無くて今後必要になる事があるのか無いのか怪しい道具ですが、仕方がないのでセットで購入しました。
DSC_0308.jpg

左の精密ドライバーは関係ありません。写真を写した時、何か考えていたのだと思いますが・・・


電動工具はボッシュが好きで信頼しているのですが、スイッチ部の防塵があまりしっかりしていないようです。

グラインダーなど他の工具も同様の不良がこの工房内でも何度か起きていると聞きました。

今回のルーターも中を空けてチェックしましたが、特に消耗しているような部分はなくて、スイッチのあたりをコンプレッサーで吹き飛ばしたら電源が入るようになりました。

でも、これからも使いますよ、アバタもエクボですからね。



まだ加工する部分は残っていますが、間違いが無いかここで仮組みをしました。
DSC_0316.jpg

ホゾは木槌で叩いても胴付まで入らないくらいの硬さです。

座面の板はは両木端と裏面の三面のみカンナで平面を出し、表面は帯鋸の傷跡をそのまま残しました。

木工製作記

神代カツラのテーブル 13

天板塗装を剥がすのに手間取っていました。

いくつか原因がありますが、簡単に言えばオービタルサンダーやランダムアクションサンダーなどの機械を何も疑いもせずに使ってはいけないということです。

その詳細は後日報告したいと思います。



天板表面の塗装に入る前に本組みを終わらせていたので、記事が前後しますがお付き合いください。

駒止の妻手(短い方)側のネジ穴なのですが、駒止を長い一体型の棒状にしたため、これでは天板の動きに対応出来ませんからバカ穴(ネジの直径より大きい)に変更しました。

右の青い矢印が元の3mm径、左の赤矢印が大きくした8mm径。
DSC_0288.jpg


幕板と駒止、反り止めの接合部の関係です。
DSC_0292.jpg

反り止め端のアリ加工は幕板を引き付ける役目をしています。

反り止めにはこんなネジを使いました。
DSC_0290.jpg

木部用のワッシャーネジです、ネジ頭にワッシャーのような物が付いているみたいですが、指でつまんで回そうと試みましたが動きませんでした。

電動ドライバーの強い締めつけ時にクルクル回るのか、ワッシャーを別に取り付けるのかは分かりませんがワッシャー機能がなくてもこの形状だけで十分、有用だと思います。

天板裏側に鬼目ナットを打とうか迷いましたが、板の厚みと強度を考えてやめました。

裏側の全体像です、各部材を大きくしたり比重の重い材を使えばもっとシンプルな構造にできますが、今回は年配の御夫婦が普段使い用に軽いテーブルにして欲しいとの事でしたので、強度も絶対必要ですからこのようにしました。
DSC_0291.jpg

オイルフィニッシュのやり直しは、塗料の比率や手順などを練り直して一回目を塗り終えました。

今回は塗料の硬化時間を前回の2倍にして二日間養生します、1回目のオイル拭き取りの感じから前回よりは間違いなく良い感触です。

仕上がりが待ちどうしいですが、焦りは禁物。もしかしたら原因はそこにあったのかも知れません。

俳優の高倉健さんが先日お亡くなりなったのは私が言うまでもなく周知の事と思いますが、その追悼番組のVTRで 「早く出来る物に心は宿らない」 と話されていた事を私はとても印象的に覚えています。

全ての事をキッチリやって、早く仕上がることは良い仕事だと思いますから、私は後悔が残るような仕事をしないと言う意味だと理解しました。


養生中はいろいろとやらなければならない事がありますが、先ずは次回作のスツールの荒木取りをしてシーズニング中の図。
DSC_0299.jpg

座面はタモのスモークウッド、脚部はニレの古材です。

木工製作記

神代カツラのテーブル 13

更新が少し滞りました。

先週のことですが、テーブル表面のオイル仕上げが無事終了して余裕で日曜日に納品できるところまで行ったのですが・・・・・・・

この写真は一回目の塗布直後の様子。研磨も手を抜かずに丁寧に行い、オイルを塗ってニンマリ。
DSC_0293.jpg

素晴らしい色が出て、この木の本来の力強い木目が浮かび上がりました。

気になっていた端嵌めとのコントラストも強すぎずにいい感じです。




これは二日後、二回目の塗布が終わり吹き上げたところ。
DSC_0300.jpg

しっとり、てかりすぎずオイルフィニッシュの良い感じが素晴らしい・・・


そして更に三日後、最終チェックと緩衝材などを施すため自宅に持ち帰ったのですが・・・

茶の間の照明に照らされた途端に表情を変えたのです!

工房でも少し気になっていたのですが、こだわり過ぎかなと思いOKを出しましたがこれではちょっと無理です。
DSC_0313.jpg

見る方向で随分と違うのですが、光を反射している部分としていない部分がありこの角度から見るとすごく目立ちます。

反対側から見るとうっとり素晴らしいのですが、まさか納品時に 「眺める時はこちら側から見てください」 とは言えません。

決断をするのにそれほど時間はかかりませんでしたが、私の落ち込み方と言うか反省の念は半端ではありませんが、これは失敗ですからやり直しです。


翌日、工房へ再度持ち込み塗装を剥がしました。

DSC_0324.jpg

依頼者様へは大体二週間後には完成しますと連絡をして丁度、二週間過ぎたところなので納期も守れなかった事もあり時間を無駄にしてしまったなと反省しきりです。

T橋様、次の日曜日には必ず納品いたします、お待たせして大変申し訳ありません。

該当の記事は見つかりませんでした。