家具雑貨工房 ki-kiru(きーきる)

木の家具や雑貨は見えない部分が肝心です。隠し事はありませんよ、全て公開しています。
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日記

またやってしまいました・・・

今年2回目のギックリ腰をやってしまいました・・・

現在、殺人的な繁忙時で会社を休む事もできません。

脊髄矯正の治療院に通いながら、だましだまし働いています。

木工は何時になったら復帰できるかな・・・

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木工製作記

ただの四角い箱 製作  5

自宅に持ち帰り、オイルを塗っています。

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使っているのはワトコオイルのエボニーです。

私が使う物なら着色無しで行きたいところですが、依頼主の意向ですから仕方ありません。

塗り始める前にかなりためらいましたが、やり始めると途端に木目が浮き上がり、なかなか良い感じに思えてきて不思議でした。

はじめは120#で下地を整えてオイルを塗布。

一度に塗る量が多かったのか、吹き出しが何時になっても止まりませんでした。

室内で乾燥させると匂いに耐えられないので玄関の外に出しましたが、気温が低くオイルの硬化が進まないようで24時間後もまだ所々で吹き出しがありました。

オイルの塗布とサンディングは一日一回づつ、4回くらいやったでしょうか・・・

依頼主を待たせるにもそろそろ限界のようだったので、最後の研磨は600#のこんな奴を使って仕上げました。

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これはいわゆるサンドペーパーではなくて、樹脂製の繊維状の研磨材?です。

購入してすぐに説明書きがあったパッケージなどは捨ててしまったので詳しい事は憶えていません。


そして完成・・・

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一番気に入った側がこちら。

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内側にムラがありますが、ここは物を入れると見えなくなる部分でもありますし、如何せん時間の無い中で製作していましたから今の私にはこのへんが精いっぱいでしょう。

とことん拘ればもう少しマシになるはずですが・・・

完成の写真を撮ったら休む間もなく梱包です。

すぐさま友人夫婦宅の帯広まで届けなければなりません、ああ忙しい。

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帯広までの道中、同乗の妻と 「まだ匂うね」などと話しながら到着。

いざ、納品です。

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アンティーク風の家具と壁に挟まれてこんな感じに収まりました。

想像していたより違和感無いな・・・

でも、私の一番のお気に入りの側面が完全に見えないではありませんか。

依頼主の友人にその事を伝えると、 「ふ~ん、そうなんだ」と一言・・・

短い時間で苦労したとか、あんまり伝わらないみたい・・・

ま、いいか。

ただの四角い箱だし・・・






木工製作記

ただの四角い箱 製作  4

写真がデカいですね、いつもは圧縮してからアップするのですが、何せそんな作業も面倒なくらい倦怠感が纏っているのです。

このブログを始めた頃は写真をいっぱい使うと、あっという間に無料制限分を使い果たしてしまうのではないかと思いわざわざ見づらい小さな写真を掲載していましたが、私の使う量であれば後50年位は大丈夫のようです。


だだの箱製作の続きです

組みあがった箱を車に乗せて工房へ運びました。若干ある目違いを払う為、購入してから1年以上お蔵入りしていた目地払いビットを使いました。

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向こうに見えている赤いツナギを着ているのは私をこの工房に紹介してくれた蕎麦屋のTさんです。



このビットは刃が斜めに付いているので掘削時の抵抗が少ないとの触れ込みで期待しながらの初使用でした。

ところが!

木が硬いせいか、何というか手ごたえが悪くて少し力を入れながらやったらこの有様でした・・・

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良く調べた訳ではありませんが、おそらくベアリングの上のワッシャーが大きいのでしょう。

その部分が何とクッキリと、まるで毛引きを引いたように傷が入ってしまったではありませんか!

うすうす判っていましたが、ここの製品はたとえばクランプなどをまとめて10個とか購入すると必ず1個か2個は不良品が混ざっているんです。

価格が安く私のような素人には魅力なので手を伸ばした訳ですが、いくらなんだってこれは私だって使えませんよ。

でも購入先にクレームは言いません。

安いには訳があり、そんな安い物を求めて私が対価を払ったのですから。

私も本業は製作者のはしくれ。依頼者の予算の範囲内でなければその分がボランティアになってしまいます。

しっかし、ちくしょう・・・


気を取り直して目違いはサンダーで払うことにしました。

しかし、ランダムアクションサンダーが見当たりません。確か持ってきたはずなのに・・・

大樹町の工房から広尾町の自宅まで取りに行く時間は無かったので仕方なく、ベルトサンダーで代用しました。

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ああ、今日はついてない。


そんななか、良い事もありました。

蕎麦屋のTさんが展示会に誘ってくれたのです。

この時、Tさんは町内の喫茶店で展示出展していたのですが、来年の展示会に私の作った物も出してみないかとお誘いがありました。

私は願っても無いチャンスだな、と思い即断で「ハイ、お願いします」と言いました。

でも、これまで私の作った物は実用品で少し大きな物が多くてとてもそのギャラリーには置けないのではと思いました。

あ、そういえば漬物の蓋であればサイズ的にはいいかも・・・でもそんな物を展示してしまっては、恐れてた私の代表作が本当に漬物の蓋になってしまうのではないか・・・






日記

広尾町万歳! 5

久々の広尾町万歳シリーズ。

私たちの住んでいる住宅の真下の住人、N村さんが何か小さな魚をたくさん干していました。

042_convert_20131105195530.jpg(これは干しあがった物)


私はワカサギじゃないかな?と一瞬思ったのですが、時期がちょっと違うような気がして何を干しているのかN村さんに聞いてみました。

私 「随分小さい魚ですね、シシャモかと思いました。何を干しているんですか?」

N村さん 「おう、これな。シシャモの子供だ」

私はワカサギと言おうとしていたのにシシャモと言っていました。

私 「へ~、はじめて見ました、珍しいですね。こんな小さい奴、網にかかるんですね」

N村さん 「おう、そうだ。どうしても引っ掛かっちゃうんだな。そんで投げる(捨てる)訳にはいかないから、あいつら俺んとこにバケツにいっぱい持ってくるんだからしょうがねぇ」

(あいつら、と言うのは身内の漁師の方のようです)

私 「あ、そうか。網に引っ掛かった状態ならどのみち死んじゃうから子供でも放すわけにはゆかないんだね。でもホント、初めて見るからシシャモかと思ったよ・・・」

N村さん 「おう、毎年な、こんなに要らないのに」

私 「美味いんですかね」

N村さん 「いや~、たいした美味いもんじゃねぇ。後で持っていくから食ってみれ、素焼きでも天ぷらでもいいから」

私 「いつもすみません、でもこれシシャモじゃないんだ・・・シシャモかとばっかり思いました」


私は最後までワカサギと言うところを何故かシシャモと言っていて、かみ合わない話を続けていました。

N村さんもいつもの私を見る表情とはチョット違う雰囲気でしたが、最後は何事も無く散会したのです。

その直後、私は自分がシシャモ、シシャモと連呼しておきながら実はワカサギと言おうとしていたことに気が付いて、随分すっとぼけた会話だなーと何だか急に恥ずかしくなってしまいました。


夕方、「ピンポ~ン」と鳴り、N村さんが干しあがったシシャモの子供を持って来てくれました。

早速、妻が天ぷらに揚げました。

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そして一尾、口に入れて・・・

「うまい!」

捕れ立ての干したての揚げたてです、美味くない訳が無い!

しかも、この小さなシシャモちゃんは大人のシシャモにあるあの肚や頭のエグさや苦味が感じないんです。

いや~ホントにうまい。

この後、妻が次々とフライや素揚げ、から揚げなどにして、たくさん頂いた筈なのに私は一気に全部食べてしまいました。

いや~ホントにうまかった、ベコマケタ。

私の知る限り、市場に出回らないこのシシャモの子供・・・

同じ十勝地方に住んでいる私がこの味を初めて知った訳ですから、一般の方には届かないんだろうな・・・

因みに広尾町でも店頭にはありません。(売っていたらゴメンナサイ)

全国の皆さんに食べて戴きたい気持ちと、誰にも教えたくない気持ちと私の心は不埒ですが、とても美味しかったのでN村さんとの人間関係は大事にしておきたい気持ちは揺るぎません。








木工製作記

ただの四角い箱 製作  3

朝一番、まだ誰もいない工房の駐車場に車を止めてエンジンを切るとスズメが寄って来て、目の前にある水たまりに浸かり水浴びをしていました。

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この日の予定はホゾミゾを切り、組上げて一回目のオイルを塗り乾燥までと考えていました。

頼む、誰も工房に来ないでくれ。もし誰かが来たとしても私と一緒にストイックに自分の作業に集中してくれ・・・

などと、祈るような気持ちで準備をはじめました。

さあ、昼飯も食わずに一気にやるぞ! と、思った瞬間に誰かが入ってきました。

「おはよ~。おー、丁度よかった。ちょっと手伝ってくれない?」

「あ、ハイ、なんでも言って下さい・・・」


私は断る事も、嫌な顔をする事もありません。

勤務する社内で横行する、いわゆる「俺に話しかけるな」光線(分かるかなぁ)を発する事もありません。

だって、私は会の意向でまだ会費も納めていませんし、会の皆さんは年配の先輩方ばかり。

気の弱いこの私が、断れる訳がありません。

むしろ、自分の予定を後回しにしてでも何かの役に立ちたい、そんな気分なんです。

本当ですよ。


そうして、何人かの方と交流しながら加工を進めました。

ルーターでやれば早いのですが、まだ必要な治具などを用意していないので懲りずにトリマーでやっています。

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角っこはノミで整えますが、今回は先日購入した藤原産業のDYIノミを使いました。

角度を若干鈍角にして研ぎ直した事もあってか、最初は面白いように切れましたが・・・

研ぎが甘いせいか、切れ止みは早かったですね・・・「当ったり前だろ」っと、突っ込まないでください。

何せ、私が崇拝するプロの木工家の方が絶賛?していたんですから。


そして、仮組・・・

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「ようし」

慌ててやって、少しゆるい所もありますが許してもらえるでしょう、きっと。

内心はやはり、良い木を使って作っているのですから細部に渡って拘りたいですが・・・



これを持ち帰り帰宅後、取り敢えず先に裏板を塗装し乾燥後組上げです。

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手持ちの長いクランプを総動員しました。


そして、数時間後乾燥をみて依頼主の友人夫婦に進捗を写メで送りました。

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すぐに返信が来て、「すごくいい~、カッコいい~」と。

・・・待てよ、この状態ですごく良い、と言う事は・・・

私は個人的な好みで、こういうコントラストが好きなのですが予定では先方の既存の家具にくっつけて設置するので全体を黒っぽくエボニーで仕上げるつもりだったのですが・・・もしかして、この写真のイメージのままの方が良かったりして・・・

全体を黒っぽく塗装してからでは遅いので、その辺の事を夫婦で協議するよう電話で伝えました。

その結果は次回の私の休日が来るまでに決めておいて、と言う事になったのでこの日の作業はここまでです。

塗装に入る前に段差を払ったり、角を丸くしたり下地のサンディングをしたりと、まだやることがありますが陽はとっくに沈みもう電動工具は使えません。

次の日曜日は絶対仕上げるぞ、あ~待ちどうしい。

















木工製作記

ただの四角い箱 製作  2

板ハギが完成し、都合4枚の板ができました。

漬物の蓋の時もそうだったのですが、プロの職人さんが加工しても厚みを完全に整えるのは難しいのでしょうね。

もしかしたら、私がまごまごしている間に木が動いてしまったのかもしれませんし実際のところはよく分かりませんが厚みが結構違います。

結構違うといっても数字で表せば0.3~0.4mmくらいなのですが。

シーズニングという工程がありますが、荒木取りから2週間以上開けていますからそのせいでは無いと思います。

あるとすれば、湿度の差でしょうか。

加工をお願いした作業場はどちらも湿度は屋外と一緒ですが、私が板ハギをするのは妻の住宅で湿度40%のオール電化。

木が狂うのも当たり前でしょうか・・・


目違いを払う前にクランプで隠れていたボンドのはみ出しを除去。

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タイドボンドⅠは乾燥後、黄色っぽい透明になりました。この色の付き具合を嫌う人もいらっしゃるようですが、私は全然気になりません。

どうせ除去した後は見えなくなるし、白ボンドにしても完成後には見えてはいけない部分ですからね。


少しでも加工を進めておきたいので夜のうちに茶の間で段差を何とかできないモノかと研磨したてのカンナで挑戦しました。

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刃が切れて調子が良かったのですが、全ての板の平面を出すには及びませんでした。

いえ、及ばなかったと言うよりも、早々に諦めたんです。

以前味わったあの疲労感、あの状態では翌日の作業に支障を来すと臆したのです。


翌朝、意気揚々と国道を北上し大樹町のくるみの会へ足をはこびました。

ナラは固くて手強いことは想像していましたから、今回ははじめからベルトサンダーで行こうと考えていましたが、なかなか削れてゆかないので上から体重を乗せて暫くすると「バン」と音を立てて切れてしまいました。

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番手は150番でしたが替えのベルトを用意していたので、すぐに交換して続行・・・

全ての板の平面を出すまでにベルトサンダー始め、ランダムアクションサンダーや手鉋を少し併用してやっとの事、納得が(諦めが)ゆきました。

そして、それぞれ寸法をだして木取りが終了したころ陽がだいぶ傾いて来たのでこの日の作業はこれで撤収。

作業は予定よりもだいぶ遅れてしまいました、何よりもこの疲労感・・・

犯人はベルトサンダーです。作業中こいつをコントロールするのはことのほか体力が必要でした。

鉋は疲れるのでベルトサンダーを選択したはずですが、これでは元も子もありません。





木工製作記

ただの四角い箱 製作

一か月以上前の事ですが、友達夫婦からテレビボードの製作依頼があり採寸などのために伺いました。

はじめは電話でのやり取りだったので、どんな物が欲しいのかイメージを一致させるのに「あんなのがいい、こんなのがいい」などと言いたい放題だったのですが、私が「本格的に作るのであれば三か月はかかるよ」と言ったら、ただの四角い箱で良いと言うやり取りがありました。

採寸したらこんな感じでした・・・

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最初はやる気満々でしたが、ただの四角い箱となると・・・


しかし、依頼主の意向を無視する訳にはいきません。尚且つ私の自己満足を満たすために仕口だけでも拘れないか・・・とも考えましたが、テレビの買い替えに間に合わせて欲しいとの事で私の自己満足に費やす時間も無いようです。

仕方ありません、依頼主の希望の範囲で私がチャンと作れば信頼を得て、次回はもっと手の込んだ物を頼まれるかもしれませんから今回は納期優先で取り組む事にしました。

でも最低限材料には拘りたかったんです。

だって、今回のただの四角い箱の隣には三点セットですが合わせて250万円もする高級家具と隣り合わせで置かれるんですから。


前置きが長くなりました。

そんなこんなのやり取りがあり、木材を「ウッドショップ木蔵」にナラ材を発注して一か月後、乾燥したと連絡がありやっと加工が始まりました。

まずは、板ハギです。

基準面と厚みを木蔵さんにお願いしてありましたが、時間が経過していたためか板ハギ面の端を合わせると反対側に隙間ができてしまいました。

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このままでは使えませんから、直線を出した後に中ほどをほんの少し鉋で取りました。

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木蔵さんは三枚ハギになっちゃうけど大丈夫かな、と言う事を電話も含めて三回ほども「三枚ハギになっちゃうけど、いいかな」と言っていました。

「三枚くらいなら、へっちゃらです」と私は背伸びをして答えましたが、二枚三枚と接いで最後に出て来たのは五枚ハギでした。

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「うっ、」

三枚でもビビッているのに、五枚だなんて・・・

しかし、立米18万円の高級材です。大きな材のみ購入(販売)して無駄にしたくない、木蔵さんの無言の意思を受けて私はただ淡々とただの四角い箱を作るしかありません。


私が今できる最大限のスピードで板ハギの工程を終了。

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いつものように玄関に放置しましたが、如何せん長いクランプの本数が8本しかない事から日をまたぎ2回に分けての圧着でした。

いや~、しかし。

見て触って、ナラ材は固くて重くてシッカリした美しい材ですね。

パイプクランのハンドルを回して力のかかるところから、ほとんど締まらない感触が私には新鮮でした。

完成が楽しみで仕方ありません。





野生動物

丹頂鶴



朝、「ウッドショップ木蔵」さんから頼んでおいたナラ材が用意できたと電話が入り、急きょ広尾町から木蔵さんのある音更町まで引き取りに行くことになりました。

いつものように国道を北上して間もなく同乗していた妻が、「あ、白いの。なんかデッカイのいる!」と言いました。

私の妻は野生動物を見つけるのが本当に上手で、車での移動中は必ずといってよいほど何某かの動物を見つけて指をさします。

妻の視力はとても悪い方なので、視覚的に見つけるというよりも匂いで察するのだと洞察しています。

「あ、本当だ。何かな?あの大きさだと鶴じゃないか?」と半信半疑でそちらの方にハンドルを切りました。

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丹頂鶴でした。

広尾町にも生息している事は聞いていましたが、これまで何度も探して見つける事が出来なかったので、もういなくなってしまったのではないかと思っていました。

「国道沿いのこんなす近くにねぇ、いたんだね~」

などと呟きながら近寄ると三羽のうち一羽はまだ黒い羽根が残っていて子供の鶴だという事が分かります。

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私のカメラの望遠はこれくらいが限界なので、接近しようとしましたが私が近寄った分だけ鶴もゆっくり離れてゆき間隔が変わりません。

飛んで逃げる様子もありませんでしたから、子供の鶴がまだ飛べないのでしょう。


縁起の良いものを見たので吉兆を期待しましたが、特に何も起こりませんでした。

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