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家具雑貨工房 ki-kiru(きーきる)

木の家具や雑貨は見えない部分が肝心です。隠し事はありませんよ、全て公開しています。
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日記

クルミ

久々に戻ってまいりました。m(_ _)m
いや~、ブログも一度離れるとなかなか戻ってこれないもんですな。
1月は決算もあり、忙しかったので ”帰宅⇒晩酌⇒そのまま茶の間で寝る” を何日か繰り返していたらそれが習慣になってしまったんです。

悪い習慣を断ち切るには生活のリズムを替えないとダメですね。ですから今、朝3時30分に起床してこれを書いています。


↓これは1月中旬に発送した「ふるさと納税」の返礼品。一度にこんなに納めるのはこの1月だけなので、気合を入れてやっていました。

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今回は材料のクルミが在庫切れになり、数量限定でした。
定番のクルミのカッティングボードMサイズは少々在庫が残りましたが、Lサイズは品切れです。

在庫のクルミが無くなってしまったこのタイミングで更にクルミ材指定で注文が入り、でもいつもの材料屋さんでも採算の合うクルミが無くて困っていたら、なんと地元の大工さんが乾燥済みのクルミを持っていたんです!

その大工さんとは初めてのお付き合いになるのですが、貧乏な私を気遣って「お金は要らないよ」と言うのです。

でも、私も商売でやっているわけですから、そんな甘えていられませんので申し訳程度でしたが失礼にならない程度の価格で譲っていただきました。

それがこれ↓6cm厚で幅250くらいの長さ2100くらいが4枚。

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作ったのがこれ↓ 丸いタイプのカッティングボード。いよいよカッティングボード専門店のようになって參りました。

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注文は都合22枚でしたが、急な依頼でしたし材料入手困難をご理解頂き納品数は出来ただけの20枚です。


クルミ材が無くて困っていたら某山林の現場で「クルミが出てきたぞ!」と馴染みの業者さんから一報が入り、即確認に行きました。

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細くて板にするには向かないのもありますが、全体には白太が薄くてなかなかの良材なんじゃないかな。
写真では何本も写っていますが、元々は一本の木です。その為、太さがマチマチですが、太いところで約60cmありました。↓

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今回の単価は私の入手する原木価格としては少々高かったのですが、クルミの市場価格が高騰している昨今、このタイミングで入手できただけでもラッキーだったかな。
今回の業者さんは運材費用も込。トラックとか重機を持たない私には凄く有難い事なんです。

太い木は厚く製材して何か大きな物を作りたいですが、次はいつ入手できるか分からないですからね・・・全部24mmで挽いておかないと後に困るんだろうな・・・


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木工製作記

定番

年末年始は、ひたすらカッティングボードを作ります。

昨年は130枚くらい作って1月中旬に全て納品しました。今年はMサイズ50枚、Lサイズ50枚くらいです。
ふるさと納税の駆け込み需要対策なのですが、予定している数量で足りるのか足りないのか申し込み数を役場の担当者と毎日定時連絡で確認しながら追い込んでいます。

一度に作るのは30枚くらいにしているのですが、それは長時間に渡り同じ作業をする辛さが精神的に良くないので、やってて飽きない程度の数を1クールとしています。

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こういう同じ仕様の物を作るたくさん作るのは本望ではないのですが、売れる定番があるという事は事業を継続する上では本当に頼もしく有難いです。
ですから年末年始は全国的にお休みの人が多いと思いますが、喜んで仕事させて頂いております。
駆け込み需要を一生懸命捌いて一段落したら少し休めば良いだけのこと。

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テンプレートなどの冶具も少しずつ調整して自己満足ですが理想の形に近づいてきたんじゃ
ないかな。


少しでも能率や品質向上するよう色々試したりもしています。
最近は穴の内側の仕上げにこんなグルグル回る系の先端工具を使ってみました。直径12mmの穴に対して15mmのサンダーです。

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座グリの仕上げは切れなくなった座グリカッターにゴム系のボンドで布ペーパーを貼り付けてやってます。
どちらにしてもサンドペーパーの持ちが要ですな。

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一説によると売れる定番が7つ以上あると、経営が安定するようです。
うちは、まだまだ足りないなー。

日記

レーザー焼刻

広尾町はサンタランドの町なのでこの時期はクリスマス需要があります。

昨年は本物の木で出来たクリスマスツリーの鉢を作りましたが今年は「サンタランド展」に応募した人へ謹呈する「参加の証」の依頼です。

打ち合わせを数回繰り返して、ツリーの形の木にレザーで礼文を焼き付けるタイプの粗品に落ち着いたのですが、レーザー焼刻の外注が初めてでノウハウがありませんからデーターを作るだけで物凄く時間を取られてしまいました。

「よし、これで良いはずだ」

やっと完成した焼刻データを外注先に持ち込んでテストピースで試作。

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あちゃー、全然ダメです。化けちゃってる部分は無いのですが比率が全然ダメでハミだしちゃってます。

こんな感じでダメでやり直しを繰り返しあの手この手を使い、やっとやっと使えるデータが完成しました。

そして本番・・・

おお、いいじゃないか!

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この場合の外注は予算さえあれば原稿を整えて、「後は頼みます」って丸投げしちゃえば簡単ですが、そんな余裕あるわけないですから「実績のため」と割り切って初回の今回のみ私が泣く事にしました。

レーザー加工は参加者名を差し替えて都合14枚でしたが、レーザー位置の調節や外注先への往復の移動時間を足すと丸一日かかりました。
わざわざ外注先まで持ち込んだのはレーザーの位置や濃度などを立会で確認する必要があった為です。

完成後、研磨してワックスで仕上。いい出来です。

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今回はレーザー加工のデータ作りにスッタモンダしましたが、甲斐あってノウハウが備わりました。
印刷にしろ焼印制作にしろ何でも、原稿を完全データで渡せれば外注費が安くあがりますが、その完全データを作る事が凄く難しいというか煩わしいです。
外注先から要求される条件を全て満たせば良いだけなのですが、お互いにやっている事も使っているソフトやバージョンが違いますから言っている単語を理解するだけでも苦労するんです。
完全データと言っても、データ作成を本業としているわけでもありませんから、完全な完全データは作れませんが、それでも追加費用が発生しない程度にして渡さなければならないと思っています。

初回の今回は大幅赤字になりましたが、これで次回からはスムーズにやり取りが出来ます。

完成品は先日納品済み、お客様にも「良い物が出来た」と大変喜んでいただけました。


木工製作記

荒木取り

幅約45cm長さ160cm厚さ75mmの山桜が数枚。

数年前の集中豪雨による水没で被害のあった材料なので刻んでもどこまで使えるのか、或いはどこを切っても使える部分がないのか、ダメなら薪にして燃やしてしまおうと思っていた板なのですが、山桜の入手が困難で適当な材を仕入れる事ができなかったのでダメ元で荒木取りしようとしています。

今回は一番ダメそうなやつを二枚だけ・・・
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傷んで見えるのは表面だけってことで、どうかお願いします・・・
などと半ば祈るような気持ち地で小口付近を切り落としてみると、思っていたよりも意外と使えそうです。ヤッタ!

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使用目的に応じた長さに切り刻むとだいたい見えてきました。
使える! と思っていたものの、最終的には全体の4分の1くらいしか良い材は取れないようです。
ガッカリ。
こういうのを一喜一憂というのでしょうな。

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こちらは全くの別件なのですが、やはり使い物にならないだろうニレ瘤の塊を薪ストーブにポイポイと焼べていた時、ズシリと重い(実際にはそんなに重量差は無い)やつがあってもしかしたら使える良材なのではないか・・・と、慌てて薪ストーブの炉内から救出。
帯鋸で半分に挽いてみたら、あらっ、いいじゃないか!

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更に手押しに掛けてみると、コブの芯割れ無しの全く問題の無い良材でした!!

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アッチャー・・・
これ以外は全部、気前よく燃やしてしまったな。

木工製作記

李朝風の棚 ③

仕上げ塗装はメイン塗料のオリオ2です。

メインといっても、この前使ったのはいつの事だったろうか・・・

今回は含浸剤を施したのでそんなに吸い込まないだろうと思い希釈剤はゼロ、全体に傷んだ木を使っているので古色の黒を混ぜて塗膜着色します。

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実際には殆ど塗膜を形成しないのでこれを塗膜着色というのかは分かりませんけど。

この頃は気温がかなり低くなってきて硬化不良を起こすかも知れませんからリターダーはゼロにしたのですが、希釈もゼロの場合の表面乾燥はビックリするくらい早いです。
この棚板くらいの広さで片面を塗り終える前に塗り始めの方が既に重くなっていて拭き取れませんでした。

恐ろしい硬化速度だな・・・と、急遽リターダーを10%程足しました。

硬化が始まってしまい、拭き取りが重くなっていてもその上から再度塗布すれば拭き取りは問題なく行えます、この点は通常のオイル塗装と同じですね。

↓着色具合ですが、少し黒ずんだかなぁっていう感じ。

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これくらいの着色具合を事前にお客様にご理解いただけるかどうかと言うと、やはり無理なような気がしますから私はこれからも注文制作で着色はお断りしようと思います。

高い確率でクレームになると思うからです。(うちの工房に限っての話ですよ)



脚部のナラはだいたい想像通りの色でしょうか。

ジョイントボルトで固定して完成です。

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工房が狭いのとスマホの広角レンズの影響で上の方が広がって大きく写って見えますが、実際には垂直でこんなに飛び出ていません。

私の移動設置よう什器ですからこんな簡単な構造ですが、常設なら背面にバッテン状の筋交いなどの補強部材は必須です。
これが注文品であれば同様の用途であっても補強は入れます。


矢印の凹んでいる部分や棚板の大きな死に節がチャームポイントで凄く気にいっていす。死に節や腐れなどは同じ物が作れないという一点物の価値が増すと同時に「風景」を感じる大事な要素だと思いますからこれからも積極的に取り入れたい。

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今年は私も参加している大樹町の共同展示会「冬が来る前に」展のオープンには間に合いませんでしたが、先日納品というのか設置して展示しました。

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備品扱いですが、この棚も見本として人の目に触れます。
まだ注文には至ってないのですが、同様の物でサイズ違いの問い合わせが2件ほどあったようです。
無理してでも作った甲斐があります。