家具雑貨工房 ki-kiru(きーきる)

木の家具や雑貨は見えない部分が肝心です。隠し事はありませんよ、全て公開しています。

 

陳列棚を作っています 2 

棚板を作っています。

今作っている棚は工房の備品なので可能な限りお金をかけないで作る方針です。

頂き物のトド松、約2400mm×450mm×27mm。

虫食い等、痛みが激しいし未乾燥材なので棚板にしてしまおうと思い、削ってみたらキラキラと綺麗な肌のセンでした。

DSC_1905.jpg

これを頂く時元の持ち主が「トドだぞ」と言ってゾンザイな感じで扱っていたのですが、明らかにセンです。

なんか得した気分です。

棚板は幅30cm長さ1m以上欲しいので、このセンは二枚しか取れません。

同じ人から頂いたカツラの約2700mm×400mm×43mmがあるのでそれを使おうと工房の奥から引っ張り出してきたのですが、カツラでもこのサイズになると重くてヒーヒー言いながら運びました。

これも痛みが激しいので工房の備品用にうってつけです。

DSC_1909.jpg

こいつは釘残りのマークがあったので、電動カンナである程度削り・・・

ん?

電動カンナの手応えと削る音が想像と違います。

カツラでは無くナラでした、どうりで重かった訳です。

またもや、タダでもらったのに儲かった気分。

DSC_1911.jpg

想像していたよりも価値の高い材だったので正直に嬉しいのですが、どこか腑に落ちません。

これをくれた人は元杣扶で、副業で主に器などの木工を50年以上されてきた木の仕事のプロなのですが、齢80過ぎのその人がモウロクしたとも思えないんですね・・・

そこで頂いた当時の事情をいろいろ思い出してみたのですが、痛みがあると言ってもタダでだと私がもらいにくいだろうと考えてトドだとかカツラだとか言ったんじゃないかな・・・多分そう思うんです。

私は削ればある程度樹種の目星は付くのですが、古く黒くなった材は表面を見てもなんなのか分かりません。

だから私が「じゃ、遠慮なくいただきます」と、言いやすいようにそう言ったのではないかな。

カツラも良い材ですから、本当にカツラでであっても有り難く棚板にさせて頂く所なのですが、ナラなら話は別です。

国産ナラの良材はもう既に入手困難ではないかと思うので刻んで棚板には勿体無い。



ナラは別の機会に使うとして、手持ちで棚板にしても良さそうな材は妻のお父さんが残した約1400mm×500mm×100mmのバッコヤナギしかありませんでした。

バッコ柳も高級まな板材として希少な材ですが、保存状態が悪く残念なことに物凄い虫食い跡があり使い道に困っていたのですが、この際棚板にしていまいます。

厚みが100mmもあるので帯鋸で耳を落とし分決め
DSC_1912.jpg

手押しで矩と直線をだし
DSC_1913.jpg

再び帯鋸で真ん中で挽き割
DSC_1914.jpg

厚みを整えると40mm残りました。
DSC_1917.jpg

今なら用途を変更できますがご覧の通り、大小の虫食いがあり細かく切ってもまな板にはできなかったでしょう。

これなら後ろ髪を引かれることなく棚板に回せます。



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