家具雑貨工房 ki-kiru(きーきる)

木の家具や雑貨は見えない部分が肝心です。隠し事はありませんよ、全て公開しています。

 

追い上げ 

「追い上げ」

もしかしたら、字が違うかもしれませんが超簡単に説明すると林業において木を伐採する事(仕事)・・・

知ってる人いるかなぁ。

私は漫画「銀の匙」で脚光を浴びた北海道立帯広農業高校の林業科のOBなので、授業などで一度は聞いたことがあるかもしれないのですが、恥ずかしながらごく最近覚えた言葉なんです。

私の感覚では林業関係者か年配の方にしか分からないかもしれませんね。

で、その追い上げという仕事は単に立木を切るだけでなく、材木として価値のある部分とそうでない部分を見極めて切り分ける事だと理解しているのですが、その際に欠点があり価値のないだろう部分は薪やホダ木にするか現地に放置される事も多いようなんですね。

最近は雑木を伐採する現場なんて北海道でも人里近くでは見かけませんが、自宅近所の斜面で雪解けと共にそれは忽然と現れました。
DSC_0837.jpg

冬の間、降雪で隠れて見えなかっただけで昨年の暮れあたりに作業していたようです。

それは切り株だけでなく、私がギリギリ持ち運べるようなちょうど良いサイズやどう考えても人間の力だけではビクともしないような長い木が放置されているように見えたんです。

それで近所のキノコを栽培している方に聞いたのですが、そこに生えていたのは主にミズナラやヤチダモなんだそうです。

「お、これはチャンスなのではないか・・・」

当然、黙って持って帰ってきたら泥棒になってしまいますから、所有者を探しました。送電線の邪魔になることから地元の電力会社が伐採作業をしていましたが、広尾町の農林課が町有林副産物として管理していることが分かり連絡をすると私が指定した丸太をザックリ計測して売ってくれるのだそうです。

ナラやタモなら是非欲しいですから、そのことを知人に言うと 「それは柏だ!なんでそんな物お金を出してかうんだ!薪だ、薪!」と呆られてしまいました。

「だって、製材されていれば分かるけど、皮付きの丸太なんて見たって分かんないもん・・・」 (心の声です)

ザックリ、広葉樹だということは分かりますよ、私にだって。(大して根拠は無い)
DSC_0836.jpg

だったら、あれが柏ならこれは柏ではないだろう、というやつを四・五本選んで値段を出してもらいました。

選んだのは直径30cmくらいのこれ↓
DSC_0839.jpg

断面の特徴から芯材が褐色でない物を選んだのですが・・・ 後で調べたら、柏とナラの組織構造は殆ど同じなんですってね。もしかしたら、ナラを外しているかもしれません。

で、後日受払指令書が役場からおりて、0.204立法mで879円。
DSC_0859.jpg

計算上の有効体積は8割。皮に近い部分など使えないところを差し引いて計算しているようです。

更に私が自力で運搬する条件で価格が決まりました。


これを挽き割って見ないことには家具や雑貨に向いている木なのかどうか私には分かりませんが、もし薪にして燃やすしか価値がなくても、おそらくホームセンターで販売されている焚き火用の薪に比べたら3倍も4倍もお得なのではないかと思うんですが・・・祈ります。

人知を尽くして天命を待つ気分です。

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2015/04/14 13:58 * edit *

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