家具雑貨工房 ki-kiru(きーきる)

木の家具や雑貨は見えない部分が肝心です。隠し事はありませんよ、全て公開しています。

 

妻の能力 

日曜日のことです


久々に野鳥でも観察に行こうか、と言う事になりカメラと双眼鏡と防寒具を用意して妻と出掛けました。

私たちのお目当ての野鳥は比較的巨大な鳥が主なので、見たいからと言ってそう簡単に出会えることはありません。

北海道ですから、そりゃこの時期なら必ず見る事の出来る地域はありますよ。

丹頂であれば鶴居村、オジロワシやオオワシならば知床などなど・・・

しかし私たちは地元の身近に居る巨大な野鳥に愛着と言うか、価値を感じるわけなんです。

ですから、そんなに遠くへは行きません。

少々車を走らせて、見つからなければ潔く諦めます・・・


でも今回はいました。

ある小さな橋を渡るときに妻が「あ、いた!」と叫び私が「どう~ら」と車をバックさせると・・・

いました、いきなりオオワシです。

DSCN0157_convert_20131217204058.jpg

小さな川でしたが、食べ物が豊富にあるためか私たちの目でも他に2羽オオワシを確認できました。

一般的にはオオワシよりオジロワシの方が偉いというか珍重されていると思うんですが、私たちは葉の落ちた冬の樹林に同化することなく落ち着き払い堂々とその存在を見せつけるオオワシの方が何だか潔いような気がして好きなんです。


「お~!いるね、いるね」と画像の質が劣化しすぎない最大限のズームと可能な限りの近距離でパチリとやっていると、その視界の向こうでケタタマしく「オ、オ~ン」と鶴の鳴き声が響きました。

クッキリと見える日高山脈の空の方へ眼をやるとツガイの丹頂が何故か激しく「オ、オ~ン」と叫びながら滑空しています。

私たちの心は既に丹頂鶴に釘付けです。

ごめんね、オオワシ君と言うような気遣も一切きにせずに、もっと丹頂に近寄れないかと移動していました。


鶴は私のスキルではこの距離が限界のようです。

距離にして多分100ⅿくらいでしょう、これ以上は私が一歩近寄れば丹頂も一歩遠のき永遠のように差は小さくなりません。

DSCN0165_convert_20131217204126.jpg

本当は優雅に飛んでいるとこを激写したかったのですが、私のスキルと器材ではどうにもアングルに収まりませんでした・・・

いや、あまりに優雅に滑空しているのでウットリ見とれていたというべきか、はたまた私たちは野生動物観察が好きなのであり写真家ではないと思っている部分がどことなくあるためか・・・

都合よい言い訳を言ってもしょうがありません。正直に言えば私が写真や動画に収めたって、どうやったって肉眼でリアルタイムに脳裏に焼け付いた印象に敵う表現の手段などない!と思うのです。

でしから、皆さんにおすそ分けできる私の写真はこの程度でどうかお許しください・・・

などと言い訳を考えながら「今日は大漁だったな」とホクホク顔で帰路の途中、妻がまた橋の上で叫びました。


「何かいた、でっかい奴・・・」

少し距離があったことと、若干逆光だったこともあり私が目視するまでややしばらく要しましたが・・・

いました、今度はオジロワシです。

DSCN0169_convert_20131217204205.jpg

オジロは枯れた木にカムフラージュされますから一見ではなかなか確認できませんが、私の妻は物凄いですね。

流石に日高山脈の麓中の麓、芽室町雄馬別地区で青春を謳歌したモノホンの野生児なのでしょう。

帯広市街で育った純都会派の私とでは眼球の構造や認識する脳の働きが違うのだろうと感心します。

またそのような天性の高感度なセンサーが備わっていなければ非情に厳しい生存競争を生き残る事も難しかったのでしょう。

大人になり、私と出会い今こうして夫婦として価値観を共有している事も彼女の野性的なセンサーが働いた結果なのだろうか・・・

と、妻の顔をマジマジと見つめました。
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