家具雑貨工房 ki-kiru(きーきる)

木の家具や雑貨は見えない部分が肝心です。隠し事はありませんよ、全て公開しています。

 

今日の一言 

集塵システムが欲しい

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category: 今日の一言

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木のお玉を作っています 4 

お玉の他に同時にサーバースプーンも作っていて、写真はサーバースプーンを削っているところです。

お玉の内丸部分はスクイノミを駆使して整形を終われせていて、作業はアウトラインの整形です。

展示会までに時間が無くなってしまったので私も手伝っているのですが、比較的大きなラインのRは南京カンナで整えると早くて断然キレイです。

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その他、いろんな刃物を使って角ばった部分を落としてなめらかにしてゆきます。
豆カンナたちが写っていませんが、サーバースプーンの内側は四方反りの豆カンナが活躍しました。

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作風として刃物跡をわざと残す仕上げと、刃物跡を徹底的になくする仕上げがあると思うんですが、妻の仕上げは後者です。

その際に一番面倒なのが、お玉のような深い内丸の底に残る刃物痕です。そこを去らうのにスクレイパーが活躍しました。スクレイパーなら妻でも使えますからね。



水引をはさんで更にサンダーで磨き上げます。

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ボール盤で使っているビットのようなアイテムはRobert Sorby 412 マジック式・スポンジパッド Φ50mmというパットで大きめのペーパーを付けて研磨しています。

本来の使い方は逆で、旋盤などで回転している被加工材に押し付けて研磨するものなので苦肉の策でやっているのですが、結果は非常に良好です。

この通り↓実にピッカピカ。

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クルミくらい柔らかい材料ならこれだけで整形できるかもしれませんが、今回使っている真樺はとても固くて歯が立ちませんでしたが、磨くだけなら十分に使い物になります。

軸がナイロンなので耐久性はないと思いますが、消耗してしまったら軸付きのちゃんとしたやつに買い換えます。


内丸以外は他に良い道具を持っていないので手で擦るしかないですね。

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この手でペーパーをかける作業は何本もあると相当な時間を費やしますから、それ以前の工程で可能な限り刃物で仕上げて、いわゆるVの字地獄や逆目がどうしても止まらない部分だけをスクレイパーにした方が良いですね。

スクレイパーは便利なお助けグッズですが、毛羽が固くてペーパーかけに根性が必要になりました。

艶も刃物と比較すると数段落ちますが、これはスクレイパーの研磨をよく理解していないせいなのかな?

category: 木工製作記

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ラック完成 

だいたい大まかに組んで塗装して全てのパーツを組み付けて、これで完成です。

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二回目のオイル塗布が十分に乾燥効果したことを確認、2000番のペーパーでウエットして蜜蝋ワックスで仕上げました。

ワックスは塗膜強度なんて無いようなものだと思うんですが、見た目と手触りが良いし日々のお手入れもワックスを塗り続ければいつまでも新品同様を維持できますから有用だと思います。

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こうして出来上がって見ると訳ありの材料も然程、気にならないですね。

クルミの傷んだ部分も存在感がいいですし、かっこいいと言う人の方が多いようです。


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因みに着色はしていないんですが、一応説明すると「え!着色していないんですか!?」とビックリする人が本当に多いです。

オイルを塗ると黄変というか赤っぽくなるというか、いわゆる飴色になるのですが、顔料による着色とは全く別ものです。

もしかして、この事は一般の方にはあまり認知されていないんじゃないでしょうか?

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実使用には一週間程の養生が必要ですから、もう少しギャラリーに展示しています。

category: 木工製作記

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ラック制作中 

製作中のラック、本体を組み上げるところまで進みました。

今回は早く作りたかったのでホゾミゾの無い接合です、ネジ頭は丸棒で埋めました。

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使用した材料はクルミが多いです、天板とその他の一部にサクラを使いました。

樹種が混在している事も然ることながら、普通なら使えない傷みの激しい部分も入っています。

注文で作る場合、こんなチンチンバラバラな材料は使いませんが、自分用の什器なので別に気にしていません。

気にしていないどころか、木の欠点を大いに使うのが好きなタイプですから、写真では目立たないかもしれませんが、このワイルドさが気に入っています。

自分用の什器と書きましたが当ギャラリーの備品ではなく、町内のお弁当屋さんで私の作った物を展示販売や宣伝をしてくれる事になったので、そちらのお店の一角に私のコーナーを設けていただくので自分用の什器が必要になったんです。



背板は羽目板と可動式の棚板が一枚入るのでこの状態で塗装にはいりました。

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分かる人がこの角度から見ると構造的な間違いがバレると思うんですが、突っ込みたい方はコメント欄にどうぞ(笑)

いつもと違う場所で乾燥させているのは、ストーブの近くの暖かい場所で養生したかったためです。

最近は陽が落ちるとメッキリ寒くなり、最低気温はマイナスを記録しています。夏が無かったというのか秋が短かったのか、なにか突然冬になったような感じ。

帰宅する際はストーブにゴロンと大きな薪をくべ、トイレに防寒用の覆いをして水道を落として工房を閉めます。

外へ出ると寒気と共に薪を焚いている匂いが漂っていました。


category: 木工製作記

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ブログのタイトルを変更しました 

開業以来、早くブログのタイトルを「ki-kiru(きーきる)」にしなくては、と思っていたのですが今まで「torayoshiのブログ」に訪問して戴いた皆様に申し訳ないような気持ちがあり、torayoshiのブログを辞めて新たにki-kiruのブログを立ち上げる事を躊躇していました。

ブログのタイトルは初めに設定したら二度と変更出来ないものと思っていたのですが、なんとなんと簡単にできてしまうんですね。

これならリンクして戴いている方やブックマークしている方にもご迷惑をお掛けする心配が無く安心です。ブログのタイトルは変わりましたが、内容は同じですからこれからも変わらぬご愛顧を宜しくお願いします。

尚、ブログの管理者名は特に問題無いかな、と考えましたからtorayoshiのままにしておきました。

category: お知らせ

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シェルフというのかラックというのか分かりませんが、とにかく作っています。

寸法で勘違いを起こしそうだったので、久しぶりに図面をひきました。

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本木取りが終わった段階で各寸法の修正をするのですが、何度確認しても間違えるときには間違えます。

なにかもっと簡単で間違いのない方法ってないかなー。

category: 木工製作記

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木のお玉を作っています 3 

妻がお玉作家としてデビューする今月19日からの展示会に向けて、お玉作りもヒートアップというのかエスカレートというか、いよいよケツカッチンの精神的追い込まれ作業になって来ました。

↓写真はポーズを決めて実に優雅な作業風景を演出しておりますが、これはヤラセです。

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別にお玉でなくても良いのですが、今回はたまたまお玉を作っているのでお玉作家としておりますが、普通にカトラリー作家として認識して頂ければ幸いです。



で、加工は手加工に入り、この部分↓を丸ノミをトンカチで叩きながら追い込んでいます。

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ルータービットで大きく掘り下げましたが、ビット経が大きく抵抗と振動が激しく危険を感じたので同じ形の小径サイズに変更して、掘り下げる基準だけ設定する事にしました。

結果、丸ノミで追い込む荒削りの量が増えましたが、相対的な時間はさほど変わらないようです。

丸呑みで荒削りの後、掬いノミで内側の形を整えました。



外側の整形は、私がやるのであれば刃物でガリガリ削って南京カンナやスクレイパーで仕上げるのですが、妻にはまだ難しいようなので荒削りはグラインダーで加工することにしました。

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これも恐ろしい方法ですから決して推奨しませんが、ベルトサンダーよりも早いしキツイRに追従してくれます。

グラインダーの向こうに合版で作った箱がありますが、これは即席の集塵です。

反対側から見るとこんな感じ。↓

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端材を利用しているし接合も適当にバンバンとしていますが、グラインダーの粉塵が一方向にしか飛ばない事も相まって、こんな簡単な集塵受けでも相当な威力を発揮します。

何パーセントくらい集塵が成功しているかは分かりませんが、とにかく目視では飛び散りが確認できない程、吸い込んでいます。



形にするためのお膳立てができて、妻はやる気マンマンで長時間に渡りお玉作りに集中していたのですが・・・

典型的な事務方の妻の体はあっという間に悲鳴を上げてしまいました(笑)

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笑い事ではありません、首肩の疲労だけでなく遂には腕がシビレを感じるに至ってしまいました(笑)

本人は体の異変を真剣に気にしているし、私も夜のマッサージやシップ貼りに追われる始末。

基礎体力をつけるところから始めるべきでした(涙)

category: 木工製作記

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またまたクルミの原木を入手しました 

直径最大60cmくらいのクルミの丸太を入手しました。

いわゆる「腐れ」が大きく入っているので、等級はかなり低いんじゃないかな。

だから値段は凄く安いハズなんです(まだ値段は分かっていません)

丸太のままにしておいたらすぐに虫や菌にやられてしまうかもしれないので、工房の隣にある製材所で賃挽きしてもらいました。


今回は挽く際に立ち会って、オペレーターの方と一枚一枚相談しながらの木取りでした。

腐れの部分をどうするかが一番の悩みどころでしたが、ここ↑から90°向きを変えて健全な部分を活かすよう挽いてもらいました。



虫が卵を産み付けると厄介なのですぐに皮を外します。

ところが、簡単に外れると思っていた皮がなかなか外れません。

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皮が簡単に外れないと、この作業は途端に重労働になってしまいます。

ん~、生木の内は嘘のように簡単に外れるもんだと思っていたのですが・・・

こちら地方ではクソカワと呼ばれる形成層がまだ緑色だったので、数日放っておいたら茶色くなって外しやすくなるんじゃないかな・・・なんて考えて中断しました。



そんな訳で、桟積みしてこのまま数日様子を見ることにします。

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大きく枝分かれしていた部分がを残したまま挽いて欲しかったのですが、都合によりこの部分をカットしました。

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このようなアブノーマルな部分を何に使うのかを考えるのが楽しいです。

木の健全な部分は可能な限り作品として活かしたいのですが、一番の難題が乾燥による割れや反りなどの変形です。

既存のボンド状の割れ止め材では乾燥に時間がかかるし、カスガイのような金具もそれ程効果は無いと言うか、あれがあることによって収縮の際に逆に割れが広がるんじゃないかとも思えます。

で、今試しているのがこれ↓プレンマーPE-400です。

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PEはポリエチレングリコールの事かな?

この割れ止め材は従来の応力で割れを抑えるやつではなくて、木の水分と有効成分が置き換わることによって変形を抑えるというものです。

プレンマーPEー400については⇒こちら

割れや反りが起こらずに乾燥が進むのであれば人口乾燥機を持たない個人工房にとっては有難い話です。

結果については経過を見て報告します。



category: 木の乾燥

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