家具雑貨工房 ki-kiru(きーきる)

木の家具や雑貨は見えない部分が肝心です。隠し事はありませんよ、全て公開しています。

 

馬を作っています 2 

脚部の加工に入りました。

あらかじめ割り出した勾配のテーパー切り冶具で切り込みを入れます。

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同じテーパー冶具で勾配定規(赤矢印)をいくつか用意してあり、それを利用して肩口の切込を入れます。

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↑こうすると、切込が交わる角度が直角になります。

青矢印部の切込はもっと奥に入れたほうが後処理が楽ですから、本来であればもう少し攻めたほうが良いですね、切り離れない程度に。



勾配定規を置き換えて脚と床が接する部分を落とします。

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全ての角度切り50分の15の勾配定規を利用してしるので設定が楽チンで正確です。




切込が交わる不要部分をノミで去らいます。

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木目に沿って削り落とそうとしても間違いなく逆目になりますから、横摺りで去らいます。



ノミで横摺りした部分がキレイに落とさられてカンナをかけたように艶が出ています。

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ちゃんと出来ているかどうか一部仮組みをして見ました、どこも固定していませんがシッカリと踏ん張って倒れる様子もありません。

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category: 木工製作記

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馬を作っています 

馬と言っても作業用の馬ではなくて、展示用の馬と言うかテーブルの脚部と言うか、まあとにかく什器として使う馬なので見た目にはこだわって作ります。

タモの一枚板で芯割れが激しい材があったので、真を去り荒木取りをしています。
長いまま基準を出すと材が薄くなってしまうので横切りから。

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まずは基準を出します、幅30cmの手押しがギリギリセーフ。

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幅が広い材を手押しにかけるのはなかなかの重労働です。



自動にもかけて、三面だけカンナ掛け。

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縦切り。
刻んだので内部応力が変わっているので、この状態でしばらく養生して狂いを出します。

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昇降盤の向こうに桟積みした材が写っていますが、これは新たに入荷した物ではなくて材料置き場にしている牛舎から一部を救出して工房内に移動した材です。

夏の長雨で保存状態が悪かったので表面をキレイにして積み直しました、必要な時に直ぐに使えるようにしておかないと後で後悔しますから。

これで工房内が狭くて作業がやりにくくなってしまいましたが仕方ありません。


category: 木工製作記

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コンソールテーブル 完成しました 

養生乾燥中だったコンソールテーブルが完成しました。

天板をタモの一枚板と二種類用意していたのですが、甲斐無くタモの方はボツです。

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天板はブラックウォルナット、脚部はタモのスモークウッドにサクラをサンド。

幕板にタモの波杢、一部に玉杢が入った贅沢なテーブルです。

昼間の自然光が当たると幕板がなんともキラキラとキラめいて印象的です、主役が幕板のテーブルなんて変でしょうか?

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幕板が主役のテーブルと言いましたが、天板のブラックウォルナットは私の陳腐な説明は無用の世界三大銘木。

天板が脚部に劣る事はありません。

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category: 作品紹介

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ここ数日の出来事 

気が付けば9月もそろそろ終わりですね、もうすぐ到来する冬に備えて薪小屋を一杯にしました。

今回は薪小屋に入りきらないほど入手できました、これで一安心。備えがあると本当にホッとします。

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こちらは注文を頂いている品の材料を荒木取りしたチークです、細部の寸法がまだハッキリしないので新聞紙にくるんで保管します。
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先日のサクラ、表面が乾いたので挽き割りました。厚みは45mmに、ヤッパリ伐って直ぐに挽いたほうが良いですね、上から下まで全部キレイです。小口から汚れを吸い上げ無いように直ぐに割れ止めを塗りました。
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これはオヒョウニレ、地元の木材屋さんからの預かり物です。
購入資金がなかったので家具にして売れたら材料代を支払う事になっているのですが、等級(木の善し悪し)が不明なので表面をキレイにして確認しています。
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等級が不明ということは値段も決められませんから、とにかく表面をキレイに削って材料の価格を決めてもらわないと恐ろしくて手もかけられないし、お客様に提案も出来ませんからね(笑)




オンコの一枚板。
厚さ130mmあったものを「ウッドショップ木蔵」さんで半分に挽いてもらいました、木蔵は先日の台風で浸水して大変な状況だったのですが木を持参して直ぐに割ってくれたので申し訳なかったです。
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木は様々な職人の手に掛かり、それぞれのプライドと想いがギッシリ詰まった状態で私の元へ届きます。
縁が無ければその存在に気が付くこともありませんから、人との出会いと同様に特徴(個性)を活かしなるべく最後まで使いきりたい。
そんな想いで丁寧に作りますから、誰かオーダーしてくれる人いないかなー。

category: 日記

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コンソールテーブルを作っているのですが・・・ 

裏面から塗装して表を塗って・・・と、繰り返しているのですが、塗装する前は気にならなくても塗装した瞬間に「こりゃダメだ」となる事って多々あります。

今回もそうで、「それ程目立たないから、このまま行ってしまおう」などと声高らかに宣言するように独り言を話していたのですが、欠点を気にしだしたらもうその事しか頭から離れません。

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で、気にしないつもりでいたのがこの白い部分。↓

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表面を削っているときは「あ、なんか出てきな」くらいにしか感じていなかったのですが、オイルを塗布した瞬間から目立ってしょうがない感じになっていました。

気にしない人は全く問題にしないかも知れませんが、着色してゴマかす事もしたくないのでこの期に及んで裏面を表面に変更です。

新たに割れ止めの千切りを施さないとなりませんが、納得するものを作りたいので仕方ありません。




塗装中は表面乾燥が終わるまでは中で何もしたくないので屋外で出来そうな事をやります。

これはこの日に町内の知人から貰った桜の生木です、直径25cmくらい×長さ55cmくらい。

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生木の状態でなら皮むきが楽なので貰ったその場で剥きました、何か間違っているでしょうか。

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木が表面保護の為に樹液を出して色が変化しているので、それが乾燥した頃に挽き割ろうと思っています。



原木も少し溜まってきたので薪用に玉切りしておこうと思い、まずはチェンソーの研磨。

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はじめて研磨した際は勝手がつかめずにいましたが、少し慣れるとガイドなんか無い方が仕事が早いですね。

今から玉切りする薪は今シーズンには乾燥が間に合いませんが、薪用の木も入手困難ですから備えはいくら有っても多すぎる事はありません。

category: 木工製作記

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コンソールテーブルを作っています 4 

タモの一枚板は長さ140cm幅最大43cm。ルーターで横摺りして平面出しています。

大体歪みが取れて、後もう一削りの時に摺る方向を長手(縦)方向に変えます。

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ルーターで出来たビットの痕を手鉋で去らい、裏面を自動にかけました。

削り量は逆目掘れを防ぐ為に一回0.25mmです。

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これは楽チン、10回くらい通しましたが逆目はありません、自動鉋を堅木用に調整してあるのでハナオチもありません。

板ハギしておいたブラックウォルナットも同様に自動鉋に通しましたが、こちらは少しハナオチが現れました。


自動鉋のナイフマークを手鉋で払いますが、この作業はルーターのビット痕を払うより時間がかかりました。

何故かは分かりません、自動のナイフマークは深さ0.3mm(だったような)ルータービット痕はそれ以下だからなのかな?

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自動鉋は楽でしたが、中程を膨らますような調整は出来ませんから、より手加工に近いルーターでの加工の方が最終的な品質が良いのかもしれません。


鉋で仕上げてから割れ止めを二箇所いれて素地調整しました、ブラックウォルナットは#240、タモは吸い込みが激しいしので#320。
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オイル塗布。

毎度の事ですが、この瞬間が最高で苦労が報われます。

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ブラックウォルナットは世界三大銘木ですからその素晴らしさは言わずもがなですが、道産タモも負けず劣らず存在感が凄いですね。

category: 木工製作記

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コンソールテーブルを作っています 3 

オイルを塗布しました、木の色や表情がグッと前に出てくる感じ。

オイルはベチャベチャに塗って吸い込みが止まるまで根気よく供給したほうが仕上がりが良いです。

その後メーカー発表値に関係なく丸一日以上乾燥硬化を待ちます。

経験上、私が一番仕上がりがダメというか上手くいかないのがラピッド(速乾)タイプです、拭き取り時には硬くなって拭きが重くなるし、ラピッドだからといって乾燥硬化が早くなったことが無いんです。

これは、私がオイルコーティングのような表面にチョットだけ塗布する塗り方をしていないからなんじゃないかな?と思っています。

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因みに塗料メーカーではオイル塗布の方法で、深く内部に浸透させる方法をオイルフィニッシュ、表面に乗せるだけの方法をオイルコーティングと呼び名を使い分けているようです。(間違っていたらごめんなさい)詳細はこちら⇒木工用塗料講習会



天板の準備に入りました、材料はブラックウォルナット。

脚部の色合いから天板は濃い色が良いと仰る方が多かったので、在庫している材料からこれを選びました。

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基準を出して分決め、板ハギをしましたが色肌があっていません。

荒材のうち気が付いていれば切ってしまう前に他の選択もあったかも知れませんが非常に高価な材料だし、たくさん在庫しているわけでは無いのでこのままいく事にしました。

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板ハギする前に一晩悩んだ結果なのですが、水引して濡色を確認したらそれ程変な感じがしなかったのでオイルを塗布したら違和感も少なくなるのではないかと思います。

何れにしても、これから手に入る良材は受手に関係なく希少、又はもう既に無いという時代です、昔のように良材のみ使うような家具は益々一般人からかけ離れてゆくのではないでしょうか。

一年前に市場で一立米27万円辺りが相場だった国産ナラ材が今は40万円くらいになっていると言う話を聞きました。

幅の広い等級の高い材だったら私だって使うことが無くなるかもしてません。

こんな状態にしまっている事を一般の消費者は多分知らずに、無垢の家具がどんどん高価になり益々手の届かない物になってゆくのでしょう。



なんて思いながらタモの一枚板を片耳にしていました。

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1500mm×550mm×35mm割れが入っていますが、これも素晴らしい材料です。

天板をブラックウォルナットとこのタモの二枚用意しました、好みにより選択出来るようにしています。

因みに、これは注文があって作っているのではなくて提案型の展示販売用なので私の好きなようにやっています。

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コンソールテーブルを作っています 2 

仮組みで問題なかったので細部の加工に進みます。

幕板をスマートに見せるためのテンプレートを作っています、直線部分は昇降盤で曲線はバンドソーでザックリ落として反り鉋で整えました。

反り鉋の台は250Rに調整してあり、これで削れなくなったところがテンプレートの完成です、ここがミソ。

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幕板をあらがじめバンドソーで大まかに切り取り、直線部分は直線定規で、このテンプレートは矢印の曲線部分のみに使いました。

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で、この矢印部分をさっきの反り鉋で仕上げると簡単に仕上がる訳ですね。

直線部分は普通の鉋で仕上げます。

他のパーツも全部カンナで仕上げてから面取りしてサンドペーパーは素地調整に1回だけ。

逆目掘れを止められたらこの手順が一番早いですし、仕上がりがシャープで塗りムラが非常に少ないです。

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各部材の準備できました、脚は40分の1の傾斜をつけています元は長方形ですが末は正方形になっています。あれ?隅木が2個しか無いぞ・・・

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組み上げ

30分硬化型のエポキシを使っているので余裕があるんですが、それでも慌ててしまいます。

クランプも技術とノウハウが必要ですね。それでも一番重要なのは数だと思います、安物のクランプでも足りないよりは遥かに良いです。

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これはホゾ用に使ってるエポキシボンド、30は二液を混ぜて30分後から硬化が始まりますよと言う意味。

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エポキシだと硬化しても体積が減らないし、充填材としての用途もありますからホゾ組にはこれを使っています。

ただしこれ↑は夏用なので、気温が低くなると冬用が必要です。

category: 木工製作記

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コンソールテーブルを作っています 1 

コンソールテーブルと言って正解かどうかはこの時点でかなり曖昧なまま作り始めているのですが、とにかく細長い会議用のテーブルみたいな形で事務用でない感じがイメージです。



ホゾ穴を空けているんですが、黒っぽい木に墨つけするともう全然見えません。

墨付けしている時はそんなに気にならないのですが、いざ加工しようとする際に線を目で追うのですが、途端にどこに引いてあるのか分からなくなるんです。

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まあ当たり前なんでしょうが、老眼が入ってから余計見難くなったような気がします。

照光器で横から光をあててシャープの線を光らしたりて、やっとやっと加工しているんですが毛引きとかの刃物傷だったらもうアウトですね・・・



ですから、ちゃんと精度が出ているか、間違いはないか確認の為に仮組みは必須です。

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部材はまだ全部揃って無いし、仕口の加工をしただけなので無骨に見えますが全部できてから間違いを見つけても遅いですからね。




そして予定している天板を乗せてイメージの確認をしています。

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補強の類はまだ取り付けていませんが、二枚ホゾでガッチリ組んであるのでこの状態でも十分使えそうです。

材は一部装飾として脚にサクラを挟んだ以外は全部タモで統一しようと思っていたのですが、こうやって見てみると天板は黒っぽい材にしたほうが良いかな・・・

着色はしたくないけど、始めのイメージは総タモ作りだったので他の樹種を混ぜるのも気が進まないし。

脚と同じタモのスモークウッドを天板にしたら統一感があるかもしれないけど天板にできるほど材料は無いしなぁ・・・ブラックウォルナット?色肌は申し分ないけど。

う~ん、マンダム。

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トイレットペーパーホルダー 

ご注文いただいていたトイレットペーパーホルダー、2個作ったので選んでいただいて残りは一般に販売しようかと思っていたのですが2個とも買い取っていただきました。

まさかそんな事になると思っていなかったので完成の写真を撮っていなかったので慌てて撮影をしました。

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材料はエンジュ・・・

ふと、今冷静に考えると、次回同じ材料で作れるとは限らないし実使用中の見本があるので何も慌ててお客様を待たしてまで撮る必要は無かったですね・・・

カメラの準備が出来ていなかったので、急遽スマホで写たこんな↓写真も商用写真としては使い物にはなりませんよね。

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別に加工したわけではないんですが、証明の設定も中途半端だったので証明をつける前の写真よりも暗くなってしまいました(笑)

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作ったものが直ぐに完売だなんて(2個だけですが)最高に嬉しいですが、なにを訳の分からない事をしているんだろう。

最近ネット販売のichiiに出店を始めたので完成品の撮影にこだわっているんですが、現物の無い写真を写しても仕方ないですよね。

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