家具雑貨工房 ki-kiru(きーきる)

木の家具や雑貨は見えない部分が肝心です。隠し事はありませんよ、全て公開しています。

 

額縁 

先日こちらの↓額縁をご購入していただいたお客様から同様の物を三つご注文頂きました。

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私の場合、直線的なデザインの物でもなかなか材料が揃わないのですが、耳付きとなると尚更です。

その点をご理解頂き、今回用意したのがこの↓四つ分の材料です。

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左からクワ+ホウ、キハダ+タモ(柾目)、オンコ+クルミ、オンコ+タモ(板目)

このような一点物は加工に時間が物凄くかかるのですが、中でも材料の選定や木取り、配置決めなどが何でって言うくらい時間があっという間に過ぎていたりします。

「もっと他に格好良い材料があったはずなんだけどなぁ」なんて、探し始めるとキリがないくらいです。

更にはここでこう切ったらやり過ぎだろうか?とか、あれと組み合わせたらウルサクなるだろうか?などと考え始めたらなかなか決まらずにまた材料を探したりして、相変わらず合理的でない事をしているなー、と自問自答したり。

この生産性のない時間を価格に上乗せする事も難しいですが、この時間を惜しむと何だか良い物が出来ないような気がしてもどかしいです。



ところで、ガラスの端っこを僅かに切りたいとき専用のペンチがないと難しいですよね?
でも、私はそんなに頻繁にガラスを切りませんからカッター以外の道具はなるべく買い揃えたく無いのでこんな物で代用しています。
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カッターで傷を入れて、ちょっと力を加えるとこの通り。
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まあ、今回の条件はそれほど厳しくありませんが、5mm幅くらいまでいけるんじゃないかな?

何度かやって検証したらまた報告しますね。




そして、たいした見せ場もなく完成。

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四つ作りましたから、この中から三つ選んでいただきます。

手前のネームホルダーは特に意味はありません。
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category: 木工製作記

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トイレットペーパーホルダーを作っていました 


工房のトイレに設置してあるトイレットペーパーホルダーを気に入っていただいたお客様から注文が入りました。

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工房内の備品等は全て見本となります、そのままお持ち帰り頂いてOKの物もありますが、さすがに使用しているトイレの備品を売るのは失礼ですから作ります。



特に見せ場は無いのですが、一番の難所は旋盤でしょうか。

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オイル仕上げをして養生中。

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今回使った材はエンジュです、総無垢のトイレットペーパーホルダーなんて今時贅沢な一品だと思います。

二つ作ったのでどちらか選んで頂き、残りはギャラリーに展示します。

category: 木工製作記

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オンコ(いちい) 

長さ約1300mm幅最大600mm厚み最大130mmの立派なオンコが入荷しました。

言わずと知れた希少材ですから直ぐに屋内に入れたかったのですが、保管環境が悪く全体に白カビが発生していたので数日間雨晒しにして表面を削り、皮も外しました。

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表面だけキレイにするつもりでしたが、後の加工の際に手間が省けるだろうと思い電動カンナである程度平面を出しておくことに変更。

一時間ともう少しかかったでしょうか、やっとやっとこのくらい↓で諦めました。

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電動カンナの作業も結構な肉体労働ですね、汗ビッショリになりました。

その際の作業で体に変な負担をかけたのか、屋内に搬入する際にやっつけたのか不明ですが久々に腰から背中にかけて見事に片側だけ痛めてしまいました。

しかし、それにしても素晴らしい。

小口付近に少しだけ黒く色を吸い上げていますが、少し切り落とせば問題ない感じです。

白太も真っ白。

なるべく人目につく場所に置けば、これを使った注文が早く入るのではないかと期待しているのですが、如何せん厚み130mmは厚すぎるので半分に挽き割たいのですが、どこかでやってくれないかな・・・

category: 日記

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伊東塾 

二日間にわたり「伊東建築塾こども建築クラブ」のワークショップに「くるみの会」のメンバーとしてお手伝いに参加しました。
塾長で建築家の伊東豊雄さんはじめ、講師にミネルバの宮本茂紀さん、家具デザイナーの藤江和子さん
日本を代表する建築や家具の凄い人たちの指導で中高生がデザインした家具を作ります。

その他スタッフの方たちや某大学の人たちも指導にあたっていましたが、木工の機械を使って木を加工するのは私達くるみの会のメンバーの仕事でした。

最初に講義がありましたが子供向けのワークショップなので私たちが勉強になるようなお話はありません。

宮本さんを中心に講義。木の比重などについてレクチャーがありました。
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そして、参加した子供たちがデザインした椅子などを作るわけですが、制限の無い自由な発想だったので二日間(実働12時間)しかない中で限られた材料と設備も相まってドタバタの突貫工事がはじまりました(笑)

予定では地場産の木を使う事になっていたので、無垢の荒材を製材した物しか準備していなかったのですが、デザインが凄すぎて急遽ランバーコア材を発注。
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私は旋盤で直径40mm長さ900mm以上の丸棒を20本作る事になりました(涙)

製作時間は一日目の午後からと二日目の朝から午後3時まで。

丸棒を作るだけではなくて全ての作品を完成させなければなりませんから、時間がありません。

ですから二日目の朝はAM2:30から起きて自分の仕事を済まして、外が明るくなり始めたAM5:30頃に出勤しました。

私が一心不乱に旋盤に向かい粉まみれになっている中、全員それぞれの作品を完成させるべく目を三角にして作業が進みますが、そんな中でも子供たちは屈託のない笑顔で木工を楽しんでいるようでした。



時間の経過とともに、だんだんと形が見えてきました。

正四角形の木を100個! たて横の貫通穴に紐を通して組み上げているところ。
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わかるかな?モザイク柄ですが、大樹町のタイキ(TAIKI)と読めるように配置されています。


おお、これは恐ろしい。ほとんど直線加工がありません。
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部材は糸鋸やジグソーなどを使いシナランバーから切り出しました。世界の宮本さんも電動ドリルを持ち参戦しています。世界の藤江さんも粉まみれ。



おお、こちらのチームは無垢材にこだわった作品。君たちは偉い!
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私の丸棒20本もこんなふうに使われていました。
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正確には20本全てを作ったわけではありませんが、丸棒担当者としての責任は全部しょいましたから(笑)



世界の伊東さんも最後までこの椅子に関わっていました。
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↑位置決めに全てダボを施してしるので、なかなか組みあがりません(汗)




始めはいろいろありましたが最後は全員一致団結して全て完成まで辿りつけました。
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場所をLIXILが運営するメムメドウズに移して完成作品を前に、デザインしたチームがコンセプトなどを発表。
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照明設備の下に飾られると一際素晴らしい出来栄えに映ります。
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二日間しかなかったので接合はボンドとネジ、塗装もないのは仕方ありません。
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それでも見た目の完成度は高く、実際に座れるんですよ。
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多分全員が達成感に満たされたんじゃないかな・・・
困難が大きかった分、そんなふうに感じました。



最後はバーベキューで打ち上げました。
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今回、私はなるべく出しゃばる事は避けたので全体の中で存在感は多分無かったと思います。

これを機に世界的な先生方とお付き合いが発生する事も考えられませんからコンタクトもほんのご挨拶程度だけに差していただきました。

ただいつも感じるのは子供たちの創造力は本当に素晴らしいと言うこと。

子供たちは皆天才だ、と言ったら言い過ぎでしょうか。

だから、有名な先生方とお近づきになれた事よりも子供たちが想像した物を形にする、その事に関われた体験が私の報酬ですね・・・

category: 日記

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工房お休みのお知らせ 

明日8月11日(木)から14日(日)までの4日間、私用で青森へ行きます。

実父が死ぬ前にもう一度、故郷へ行きたいと言うので急遽連れてゆく事になりました。

ほとんど引率介護状態ですが、後に後悔したくないので行って来ます。

週末や祭日などは最大限営業したいのですがフェリーの都合があり、この日程になりました。

申し訳ありませんが、何卒宜しくお願い致します。

工房ki-kiru 代表 斗沢 誠

ネームホルダー1

category: 日記

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ネームホルダーの作り方 

時間が無いので矢継ぎ早です、ご容赦ください。


用意してあった薄板に穴を

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妻がバンドソーの刃を切ってしまったので1枚ずつ糸鋸で
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裏側の板用の冶具で1mmだけ彫り込み。矢印の部分はノミで去らいます。
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これは表板用の冶具、テンプレートを同時に使い倣い加工。
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抜けた窓から床にピントが合っています



裏板の不要部分を去らい、必要な部分にペーパー後ボンドで圧着
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ボンドは内側にはハミ出ないよう細心の注意を



ボンド硬化後全体をサンダーで整えました、小穴の内側はドライバビットにサンドペーパーを両面テープで巻きつけて
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オイル塗布、もちろん二回です。
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マットの透明フィルム0.3mm厚、水牛の革紐を取り付けて完成です
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一般的な名刺サイズ91mm×55mmまでしか入りません、紙の厚さは0.7mmまで。

紙厚0.7mm以上の厚さは物凄く厚い紙で、一般的な名刺にまず使われていません。

どうしても入れたい場合はフイルムを取り除き、名刺のみ入れれば厚さ1mmまで入ります。

一般的な名刺の厚さとはアートやマット系で四六判連量160kgから180kg、上質系で135kg程度を想定しました。

category: 木工製作記

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先日のイベント報告 

今年も夏休み親子木工教室がありました。

例年に比べて参加者が少なかったのですが、その分マンツーマンで行き届いた指導ができたのではないでしょうか。

一番大事なのは最後まで事故なく終わらせる事。

今回も参加者全員無事に笑顔で終了しました。

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私が担当した子の作品、猫の本棚。
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参加者はともかく、指導にあたった私も楽しくて大満足。

みんな、逞しく可愛かった。




翌日は広尾町のピロロフェスに参加しました、私は「そば屋一秀」のブースで木製品販売の担当でした。

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私の作った物も少し販売さして頂きました。(白矢印)

時々雨が降りましたが、こちらも無事終了。

スタッフや出展者の皆さんとも交流があり、イベントは損得抜きに楽しいので機会があればドンドン参加したいです。

category: 日記

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