家具雑貨工房 ki-kiru(きーきる)

木の家具や雑貨は見えない部分が肝心です。隠し事はありませんよ、全て公開しています。

 

くるみ会工房の共同作業がありました。 

今年も7月に子供向けの木工教室があり、その準備のため皆で会して約50名分のジグソーパズルを作っています。

今回は帯広市へ出張して行うので下準備に余念がありません。

写真はパズルのフレームを貼り合わせているところ。
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それぞれが、自分のやりたいようにボンドを着けています。

ヘラを使ったり素手で指先を使い塗ったり、「おい、この方がやりやすぞ」などと言ったりする人がいても誰も聞く耳を持ちません。

皆さん年期の入ったベテランばっかりですから、それぞれに自分のやり方があるのです。



貼り合わせは程なく終了。
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一応、重しを乗っけて圧着をしておきます。

だいたいこれで完成の形です、張り合わせがずれている部分はボンドの硬化をみて昇降盤で耳を揃えました。

後は当日子供たちが自由に絵を書いて、糸鋸盤で好き勝手に切り抜いてもらいます。


見本がこちら。
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この見本をバラして実際に組んで見ようとしたら意外にも難しくて最初のピースがなかなか決まりません。

「これ、意外と難しいですね」と私が言うと、居残っていた数名が輪になって集まりました。

元教員のO原さん 「どら、認知症の俺にやらせろ」 

彫刻家のM野さん 「おお、こりゃあいい。認知症の予防に丁度いいんでないか」

などと認知症、認知症と連発して盛り上がっていました。

まだ辛うじて40代の私はその風景を見ていると、何だか笑うに笑えない感じで、ただ「にやけて」いるしかありません。


そして、この日の共同作業はお開きとなり解散の間際に、「このパズルは小学生には難易度が高いんじゃないか?」と誰かが言うと、すぐさま元教員のO原さんが「大丈夫だ、子供は想像力があるからな」と、ビシッと言いました。

一同 「そうだな」

ボケているようで、そうでない。頼りなさそうで、そうでない。

私はそんな風に思いました。
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ツブをいただきました。 

箸箱を納品したらお礼にツブをいただきました。

いや~、たまりません。

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ツブは私の魚介三大好物(ツブ・カニ・ホッキ)の一つなんです。

写真は今晩食べる分だけお皿に盛ってありますが、頂いたのはこの10倍はあるんです。

おすそ分けなんてしません。全て私がいただきます。

広尾町万歳!!


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箸箱を作っています 4 

朝一番で丁番を取り付けました。

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この丁番は↑写真に写っているように90°以上開かない構造になっているので、このネジが非常にやりにくいことになっています。

すごく小さいネジですが回すとかなり抵抗があり、ガッチリ固定できる反面、フタと精密ドライバーが干渉して力がかかりにくいのでネジの抵抗感も増したのでしょう。

丁番のネジ位置がズレないように最新の注意を払って取り付け終了。

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開くとこんな感じ・・・

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箸の下敷きはブラックウォルナットを使用しましたが、白太に近い部分なのか黒っぽく写りませんね・・・

ブラックウォルナットは経年変化で色が薄くなる傾向にあるようですから、そのことでクレームも多いのだそうです。

最近はブラックウォルナットを、より黒く見せよう或いは白太を隠すような着色が流行っているようですが、それほど良材が入手困難になってきているのでしょう。

ナラ、タモなどの良材も中国へ大量に流れていると聞いたことがありますから、これから無垢の木製品の材料費はビックリするような値段になるではないでしょうか。


話が逸れましたから元に戻して・・・

仕切りと下敷きは取り外しOKの仕様です。この方が掃除しやすいと思ったからで、結果衛生的に使えるんじゃないかな。

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この後、仕上がりに気に入らない所をウエットサンディング1000番で修正。ワックスをかけて完成しました。

ワックスの乾燥を確認して納品です。

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箸箱を作っています 3 

まだ記録の撮り方が復調してませんので悪しからず。

組んでからでは塗れない部分があるのでフタの鏡板のみ先に塗装しました。

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塗装する前に矢印の部分をボックスコアビットだったかな? とにかく丸く削れるビットで格好をつけました。

塗料はオイルのオリオ2です。箸と醤油差しを置く予定なので塗膜強度が強くて食品衛生法適合している安心感があります。

オリオ2の物性データはこちら

そしてオリオ2は硬化が早くて助かります、1時間もしたら触ってもベタベタしません。

でも完全に乾燥したという意味ではないですよ、私の場合2回目の塗布はメーカー発表とは関係なく24時間以上空けますから。



フレームとの合体です。フレームの内側にボンドがはみ出ないように気を遣いました。
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接着剤はタイドボンドⅢを使いました。

やはり衛生を保つために水に強い事と厳しい食品安全基準をクリアしている点でオリオ2との組み合わせは現在私の持っているノウハウでは最高の条件です。

木固め材で器などに有名なポリプライマー系の溶剤がありますが、拭き取りに使う専用シンナーが物凄く臭いようなので今は私の塗料のラインナップには入れていません。



フレームの補強のカンザシ用にミゾにあわせてカンナで追い込んでいます。
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矢印部分のミゾは昇降盤であらかじめ切ってあります。

カンザシ材はウォルナット。本体と同じクルミの仲間なので相性は良いはずです。



やはりこれも途中の写真がありませんが、本体共に各部を圧着、硬化後細部を整えて1回目の塗装まで終わりました、
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カンザシの幅が長いなぁ、と思う人もいるかもしれませんが私はこれくらい長いほうがバランスが良いと思うんです。

完全に好みの問題ですね・・・

でも長いほうが接着面積が広くなるわけですから強度は増すはずだし、格好も好きです。

ただ、依頼者の要望ではないし了解(校正)もしていないので、私が勝手にやっているわけですから、見る人によっては「これみよがし」の自己満足かもしれませんし、「うるさすぎる」のかもしれません。

その辺のこだわりは、数を作っていくうちに変わって来るのかな・・・

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箸箱を作っています 2 

いきなり、こんなところまで進捗しています。

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最近、木工記事の記録から遠ざかっていたので、要領を忘れてしまってブログ用の写真を撮ることを忘れてしまいました。

私は昔から何かを覚える事は割と早い方なのですが、少しでも使わない情報や技術は直ぐに忘れてしまうというのか、出来なくなってしまうんです・・・

競走馬の血統とか、数値や暗証番号、携帯の電話番号とアドレスや一般には知られていない材料の名称等はずぅーっと記憶できるのですが、人の顔とか名前や使わない技術ノウハウなどは簡単に忘れてしまうような傾向にあるんですね・・・

最近の芸能人の名前なんて完全にダメですね、AKB48とかグループ名はOKですがメンバーはダメですね、テレビで見る知らない若い女性を全てAKB48の人だと説明をされても全く疑いようがありません。

更に数年前には久々に私の職場を訪ねてきた息子の顔を見ても、声を聞くまで我が息子である事が分からなかったことさえあるんです。(仕事を求めて上京した息子が連絡も無しに変貌した姿で帰省してきた事があるんです。性転換とかではないんですが)

アスペルガーとかの精神病なのかな?

あ、そうそう、歌の歌詞とかは一度歌った歌詞はいつまでも覚えていられるんです。

誰か詳しい方がいらしたら教えてください。




確認のため、仮組みをしました。ここまで間違いはなさそうです、まだ細部の加工はしてませんよ。
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これはフタです。ダメですね、分かっているのですが経過の写真を撮り忘れています。
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蓋の構造はスタイルアンドレール方式にして更に今までにやったことのないアプローチを試みたのですが、肝心な写真がないので上手く説明ができません。

なんて、独創的な手段では全然ないんですけどね、単に精度の高い昇降盤を使えるようになったので、それを多用しているだけなのですが。


そして何時もの仮置きをしてイメージ通りいったのか確認して、ニンマリ。
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このあと更に細工を施しますが、木地はほぼ完成に近いです。

組んでjからではサンディングしにくいので、部材の状態で180番までかけたので全体に白っぽく映ります。

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箸箱を作っています 1 

久々の木工記事です、楽しみにしていた方(そんな人いない?)お待たせしました。

私たちが広尾町に来た時からお世話になっている地元の名士からの依頼で箸箱の製作です。

横型でフタ付き、端っこに醤油差しを置けるタイプで、食べ物屋さんでよく見かける割り箸と爪楊枝が入っているアレですね。

ご自宅で使うようです。



今回使う材はクルミです、片耳皮付きの花台かカッティングボードにもできそうなサイズの板を3枚。

先ずは手押しカンナで基準を出します。
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自動カンナでとりあえず厚みを決めて昇降盤で幅決めした材を帯鋸で真っ二つに挽き割りました。
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この真っ二つに挽き割るのって、意外と難しいですよね、ドリフト現象ではないと思うんですがピッタリと半分になんてマズ無理です。


再度自動カンナで厚みを揃えます。
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この作業にあたり自動カンナの刃を交換したので削り肌はツルツルのピカピカ。

クルミらしい柔らかな表情です。

厚みを確認すると7.6mmでした、だいたい想像していた幅です。
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この厚みの寸法を基準にして図面を引きます。規格サイズの材料を使っているわけではないので、いきなり図面を引くと何度か計算をやり直す事になりますからね。


桟積みして養生します。
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機械の修理 

久々に帯広で印刷機械の修理の仕事が入りました。

通常は印刷会社さんから直接連絡が来るのですが、今回はメーカーからの依頼でした。

つまり、メーカーのサービスマンでは修理金額が高すぎて、対応に困ってフリーの私に仕事が回って来たという事情です。

印刷会社さんの予算は15,000円。メーカーの見積もりは出張費だけでも37,000円でした。

私は今、仕事を選べるような立場ではありませんから、即受けしました。

約束の時間に伺うと既にカバーを外してあり、この中のどこかが故障しているとの事・・・
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メーカーの担当者からは何処其処が悪いので頼みます、と言われていたのですが私はこの機械を初めて扱うのでその何処其処って、いったいどこにあるのか一見では分かりませんでした。

「おぇ、参ったな・・・」  ※私の心の声です。

それでも、これをなんとかしなければ実績を積む事ができませんから、あれこれ考えながら観察と洞察を繰り返します。

「ここがこうなってるから、ここはこうなんだよな・・・」

などと呟きながらチョシテいると、一見ではピンと来なかった部分がだんだん分かるようになって来ます。


そして1時間少々で修理は終わりました、動作確認もOKです。

ヒヤヒヤもんでしたが、なんとか面子が保てました。



このブログは匿名でやっていますから私の心の声を書く事ができますが、依頼者様の前では決して声に出すことはありません。

「おいおい、あんた大丈夫なのか?」って言われちゃいますから。









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海を食べる会 

昨年も参加させていただいた 「海を食べる会」 という宴会が広尾町内で行われました。

今年は早い時間から参加する事が出来たので、宴会の準備からかかわる事ができました。

ここから眺める太平洋は素晴らしいの一言。

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出てくる品は海鮮づくしです。ホタテ、毛ガニ、時鮭、エビ、突き出しに鮭の胃袋とか、あと他になんだったかなぁ。

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参加者はお医者さんに自衛隊、美容師、弦楽器専門の木工家、音楽家、ギャラリーのオーナー、漁師や蕎麦屋など様々ですが一つだけ共通点があり、それは「変な人」なのだそうです・・・

私も変な人の一人、なのでしょう。

そんな変人の集まりの中でも際立って変な人がこの方↓チャンシー中澤さんでした。

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アフリカンザイロフォン奏者でクリエイターのチャンシー中澤さんが御夫婦で最高の時間を演出してくれました。

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そして、歓声とともに電気が消えて一本の巨大なローソクに火が灯ります。
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怪談話を始めるわけではありません。あるカップルの婚約発表があったんです。

このローソクは今回の為に用意されていたのではなく、会場のオーナー夫妻が結婚式を挙げた際に永遠の愛を誓い灯したローソクを30年近くもの間、大切に保管していたものなんだそうです。



とにかく、美味しくて楽しくて、あっとゆう間に時間が過ぎてしまい宴はお開きとなりました。

どういう経緯かあまり覚えていないのですが、運転手の妻が同伴していたのに、朝目が覚めると私はこの会場で泊まっていました。

category: 日記

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助っ人登場 

またまた草刈のお話で恐縮です、木工の記事をご期待の方はもう少々お待ちください。

遅々としてなかなか進まない草刈を哀れんだ「蕎麦屋一秀」の高橋さんが凄い機械を持ってきてくれました。

排気量200cc自走式マニュアル二速の草刈機です。

こいつはパワーもあるし、粉々に粉砕してくれますから、手持ちの草払い機とは比較にならないスピードです。
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足で操作する部分はありませんが、クラッチを握りギアを入れてスロットルを吹かす事からバイクを運転している感覚です。

若い頃、バイクを乗り回していた事を思い出しました。

今日は午後から夕方までこいつを運転しましたが、本当に早くてキレイなんですよ。

それなりに汗もかくし疲労感もあるけど雲泥の差です。




category: 日記

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草刈 

連日、工房予定地の草刈をしていました。

物件の賃貸契約は済ませてあるのですが、まだ内装はおろか電気・上下水道が整っていないので工房として稼働するのは8月くらいになる見通しです。

13年ほどのあいだ、誰も管理していなかったので電気メーターも取り外しているし、上下水設備も共に地下で破損していて使える状態ではないんです。

それでも家主さんからキレイに手入れして使う事を条件に安く借りましたから、とりあえず外の整備からはじめました。

そんなわけで、連日少しずつですが時間を作り草刈をしているんです。

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単なる草であれば楽なんだと思うんですが、枯れすすきを下地にヨモギ、フキ、イタドリや谷地坊主などがボウボウと生えていて、10数年手入れをされていない荒地の草刈はことのほか、体力の消耗が激しいです。


特に斜面のこんな場所は肩からぶら下げるベルトは役にたたないので、踏ん張りの効かない足場の中を腕だけで保持して振り回すもんですから、あっという間に全身が汗ビッショリ、息ハーハーです。

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草刈って、ものすごい肉体労働なんですね、ナメてました。


単調な作業が続いたので、気分転換を兼ねてジャングル化していた庭の手入れもやりました。

私は庭や花壇なんて、これまで全く興味がなかったので、生涯無縁の作業だろうと思っていたのですが、やってみると面白いですね。

イチイやカエデ、ツツジなどの剪定の真似事をしていたら一日があっという間に終わってしまいました。

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手入れをする前の写真がないので私の仕事量が分からないと思いまいますが、木の枝は地面まで張っていてツルがグルグルで雑草が股まで伸びていいて、本当にジャングルのようだったんですよ。

草刈が辛くって、そこから逃げるように庭の手入れをしたんですが、終わってみると疲労困憊、バタンキューでした。


ふと、最初に草刈をした辺りを見ると、もう既に元気よく復活するように雑草が伸びていました。

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引越しをしていました 

しばらく更新が滞りました。

一念発起して昨年、永らく住んでいた帯広市の住宅を引き上げて広尾町の公営住宅へ引っ越してきたのですが、私が同居をした事により家賃が跳ね上がり、最高金額の8万4千円になってしまいました。

都会であれば話は別ですが、田舎も田舎、十勝の一番果の広尾町でこの家賃はイジメとしか言いようがありません。

慌てて荷物をまとめて夜逃げするように民間のアパートへ引越しをした為に、あらゆる引っ越し手続きが後手後手になってしまい、今日までネット回線が使えませんでした(汗)



一昨年前亡くなった義母の部屋を片付けると、床にはまだこんな養生テープが貼ってありました。
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この緑色のテープは、認知症になってしまったお母さんが迷わずトイレまで行けるようにと妻が貼り付けた道標でした。

茶の間からトイレまでのテープは昨年やっとやっと剥がしていたのですが、妻の心の整理がつかず、更に私も気がついていたのですが、お母さんの遺品と共に引っ越す当日までそのままにして置いたんです。

急な引越しは正直、迷惑ですがこれを期に新たな一歩が踏み出せたような気がするんです・・・



新たな住居は下駄箱が備え付けで有って、私が作った下駄箱が不要になり家庭内リサイクルをしました。

キレイにサンディングし、蜜蝋オイルワックスで塗装し直して再利用します。

写真は養生しているところ↓
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下駄箱として使っている時はこんな感じでした。
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住宅の引越しだけでも大変な行事でしたが、同時期に待望の工房予定地も広尾町内に見つかり手続き等を速やかに済ませたくて、ドタバタの毎日を送っていたので心身ともにフル稼働です。

私の工房に決まった、広尾町のとある元酪農を営んでいた空家。
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国道を走っていると、ポツンとあって以前からここが自分の工房だったら最高だな、と思って毎日のように見ていたんです。

紆余曲折あって随分と時間がかかりましたが、やっと夢が叶いました。

この先、どんな困難があっても、それを含めて全て楽しみたい・・・

ここから望む日高山脈の風景も素晴しい。
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昨年会社を辞めて田舎に来て  ”良くここまで来たな” とも思います。

でもまだ、スタートすらしていないようにも思います。

category: 日記

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