家具雑貨工房 ki-kiru(きーきる)

木の家具や雑貨は見えない部分が肝心です。隠し事はありませんよ、全て公開しています。

 

電話台 5 

昨日のつづきです、加工したのは日曜日。

引き出しの側板と向こう板を加工しなおし前板をつけました。

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取っ手はKQLFT TOOLからネットで買ったアイアンです。

底板はラワン6mm、シナ合板の方がきれいですが私はラワンで充分だと思いました。

引き出しの面取りは前板接合前に加工済みです。

10mmRのボーズ面ビットで削ると、途端に表情が柔らかくなった感じ・・・

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天板をネジ止めするバカ穴(大きな穴)を開けています。

ドライバーの入る間隔が無いので、下から引き出しの桟にも同じ大きさの穴を開けました。

こういうやり方は反則というか間違えなのでしょう。今度作る時はしっかり勉強をしてから作ります。

天板を長いドライバーでネジ止めして完成です。

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また乗せちゃいました。

ハッとするほど目に飛び込んでくるのが、こちら側の脚に強調された木目です。

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反対側はきれいなのに、こっちの脚と側板がまるで刺青でも入れたような感じ・・・

加工中はあんまり気にならなかったのですが、オイルはこういう風になるんですね・・・勉強になりました。

「お母さんのつくえ」にオイルを塗った時は何ともなかったんです。アッ、あれはノーマルクリア・・・

でも、いい味が出ている気がしないでもないかな・・・

ん~、ムズカシイですね。






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category: 木工製作記

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電話台 4 

今朝も広尾町からの出勤でした・・・

疲れのせいか少し寝坊して6時半に出発、太陽が水平線から顔を出していました。

丁度8時に帯広市内に入ったのですが、国道も西5条通りも車がすごく少なくて時間を間違えたかなと一瞬錯覚をしましたが、すぐに気がつきました。

今日は祭日なんですね・・・連休の人はいいな。



電話台の続きです。

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本体をサンディングし、オイル(ワトコ・ミディアムウォルナット)を塗りました。

天板は今回も失敗でしたから下駄箱を作った際の余りがあったのでパインの集成材を使いました。

引き出しの前板も統一した方がいいのだろうと思い、これも同じ材です。

「後悔役立たず」技術が無いのに無理をしてもで仕方ありませんから今回も集成材で妥協です。

天板の裏面からヒョウタンビットで面取りし、薄く見えるようにしました。


イメージのために仮組のたびに電話等を置いてしまうのは、どうやら私の癖になってしまったようです。

引き出しの前板も仮にハメているだけです。


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オイルの乾燥を待つ間、引き出しの部材を加工したのですがこれは失敗です。

片胴付き追入れ接ぎに挑戦しましたが、仮組をしてみると底板のミゾが見事にてんでんバラバラ・・・

結構神経を使いながら指さし確認をして挑んだのですが駄目ですね、ここからのリカバリーは望めなかったのでやり直しです。

あわてて作り直すとろくな事にならないような気がして天板と引き出しの前板を塗装しました。

着色はオスモのエボニーです、乾燥を見てウレタンニスを塗りました。

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非情に恥ずかしい玄関風景で申し訳ありません、きっと彼女からNGが出てそのうち写真が入れ替わる事になると思います。















category: 木工製作記

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電話台 3 

私の休日は日曜祭日の他に指定休日という会社側にとって非常に都合のよい休日があります。

以前は土曜日が年に12回休みがあったのですが、数年前に全廃。その代わりに社員が交代で休むシステムに変わりました。

当初は自分が休みでも、他の社員が働いているため私はほとんど指定休日に出勤していましたが、今年は部下のみんなのが力を付けてきて私が居なくても何とかなるようで、携帯電話はよく鳴りますが結果休日が増えました。

私の指定休は平日が多いので彼女と一緒に休むことは稀です。

そんな日こそ私は図らずも1日中木工が出来るという寸法になっているんです。


電話台製作のつづき

二つ用意できていた框にホゾを切りました

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側板のホゾやミゾもこの時自作テーブルソーで切り欠きました。

トリマーを使った方が正確にいくようですが、音量とスピードの兼ね合いで今回はテーブルソーを選択しました。

骨組みがだいたい出来たので仮組みです。

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うっかり両サイドの側板のミゾを忘れました、組んで気がつきました。

あわててミゾを切り、再度仮組み・・・

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天板は依然板ハギに失敗したやつをイメージのため乗せてみました。

形が出来てくると俄然やる気が出てきます。

一階にある工房では狭くて仮組みもできないので一服をかねて何度も二階の茶の間へ行きニンマリ

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ボンドを塗り、クランプでガンジガラメにしてやりました。

アップの方は今日はここまで・・・






category: 木工製作記

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十勝の朝の風景 

今朝も朝5時に起床して、6時前には広尾町を出発しての出勤でした。

今時期の朝6時はまだ日が昇る前ですので真っ暗、夜とおんなじです。

写真はありませんが広尾町は太平洋に面しているので、東の果ての方に僅かに青黒く色がついているのが水平線だと分かります。

しばれた国道をのろのろと北上し、だんだんと空が青から赤に変わってゆき、やっと日付が変わったような気がします。


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太陽が出てきたら、とたんに世の中がキラキラして見えました。

ダイヤモンドダストです。

きれいですが、私は見慣れている光景ですから特に珍しくはないはずですが・・・

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思わず、車を止めて撮ってしまいました。

残念ながらダイヤモンドのようなキラキラは写せませんでしたが、樹氷もとてもきれいです。

昨夜は濃い霧が発生していたので樹氷が出来たのでしょう、雪が乗っかっているだけではありませんでした。

外はものすごく寒いので車外にはほんの少しだけ出ていたのですが、その間にも太陽は昇り樹氷をさくら色に照らしていました。

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週末は久々に一日中木工ができたので近々にアップしたいと思います。

私の月曜日は週の中で一番眠い日です。今日はここまで・・・

category: 日記

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広尾町万歳 

広尾町は実にすばらしいです・・・

私は帯広市民(生まれも帯広)なので広尾町を宣伝する義理はないのですが、感激の連続なのでここに記したいと思います。

何が感激かと言うと、戴き物のオンパレードです。

昨日今日の事ではないのですが、海産物などを次から次と戴くんです。

ほんの一例ですが・・・

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これはシシャモです、広尾町の特産物ですね。

から揚げにしたのは彼女ですが、魚はだいたい火を通せば食べられる状態になって我が家に届くんです。

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ホッキですね、お刺身にして食べました。私の大好物なんです。

彼女の勤め先の「さとちゃん」からいただきました。

貝のさばき方が分からない場合は近所の誰にでも教わることが出来ます。
今回の先生は、彼女の勤め先の「岡田さん」です。
実演だったそうです。

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これは大根・・・海産ではありませんが、二回ほどシバラせた(凍らせる)そうで食感と甘味が絶品です。

この凍み大根は、彼女が公私にわたりお世話になっている岡田さんの作品です。

他にもいっぱいありすぎて、一人暮らしには大きすぎる彼女の冷蔵庫はいつも満杯です。
もはやこの状況は「皆さんに育てていただいている」と言っても過言ではありません。


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広尾町にはこんなふうにあちこちでいろんな海産物の干し物をしていて、写真は水だこの足ですが別段珍しい風景ではありません。

ですから一歩外に出れば干し物をしている人がいて、それを無視するわけにもいきませんから声をかけるわけです。

「おお、やってるね」と言うと

「おお、食うか?どら、持ってけっ」

といった具合に挨拶代わりにおいしいものを頂戴しなければならない、すばらしい町なんですね・・・

きっとあのタコの足も食べ頃になると家に来るのでしょう。


広尾町万歳!!



category: 日記

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電話台 2 

久しぶりに一坪工房に入り、とん挫していた電話台の続きです。

脚になる材を加工しました。

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若干のテーパー(斜め)をつけてスマートに見えるようにしました。

ミゾの深さは20mmです。一気にトリマーで削りたいんですが、ムリなのでドリルである程度穴を掘ってからやってみました。

角はノミで落とします。


この脚と接合する側板を用意しようと思ったら丁度良いサイズの木がありませんでした。

仕方がないので2×4材をハギ合わせる事にしました。

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サイズが小さいので三本同時にクランプしています。

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なんと、雇い実ハギに挑戦しました。

工房に入っていたのは午前中だけですが、ミゾの角落としや板ハギは帯広から帰ってきてから夜にやりました。



category: 木工製作記

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お母さんの事 25 

私が彼女と相談したかったのは、どうにか木工の時間を作れないかという事でした。


この事は、何分にも自分勝手な相談でしたから言い出しにくくって、しょうがなかったのですが頃合をみはからって切り出してみました。

結果は、二人の休日の午前中のみOKとなりました・・・

これは交渉の結果、私が勝ち取ったものなどではありません。彼女も疲れていたのです。

お互いに、平日の仕事が終わってからでは出来ない家事などがありますから、彼女自身も自分の時間がとれずに悩んでいたのでしょう。

私の勝手な解釈では、私がこの話を切り出したことにより彼女も肉体的精神的に少し楽になるのではないかと考えました・・・



そんなわけで、一週間でたった3時間ほどですが電話台製作の続きがはじまる事になりました。

週末はいつものように仕事が終わり次第、広尾町へ走ります。その夜は刃物を研いだりして翌日の準備・・・

朝なるべく早く起きて木工開始、悪戦苦闘して、お昼のサイレンが鳴ると木工終了。

あわてて仕度をして、帯広へ出発。夜になると広尾へ帰り、翌朝帯広へ出勤。


片道90km以上ありますから合計360km以上!

毎週です!

私たちはあまり若く無いので体力と精神力が問われる事になるでしょう・・・




category: お母さんの机

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お母さんの事 24 

私がお母さんの一番下の妹ゆき子おばちゃんに会うのはこの時がはじめてでした。

おそらくは親戚の人なのだろうと思い「こんばんは」と挨拶をしましたが、私にはその人が誰なのか分かりません。

するとゆき子おばちゃんが「貴方は…もしかして…まあちゃん?」と尋ねました。

私はやっぱりこの人親戚なんだ、と思い背筋を伸ばし「はい、T沢と言います」と言いました。

ゆき子おばちゃんは以前からお母さんに電話で私の事を聞いていたそうです。

「姉ちゃんと電話した時にね、まあちゃんの事をよく話していたんです。よしのちゃんの彼氏が毎週週末には家に来て、いろんな所へ連れてってくれたり、おんぶしてくれたり、木で机まで作ってくれたんだよって喜んで話していました」

そして両手で私の手を握り、真っ直ぐ目を見つめて「本当にありがとうございます、感謝しています。」



私は、人の為に何かを作ってこんなに感謝されたのも随分久しぶり…いや初めてではないかと思いました。

私は毎日紙の加工をして、誰かの為に色々な物を作っているのですが、顧客から直接感謝される事はありません。

ただひたすらに、早く正確に、そして納期に遅れぬよう神経と体力を使っているだけ・・・

ですから、初対面のゆき子おばちゃんにこんなにも感謝され、とても新鮮な感覚を覚えました。


人に喜ばれる事がこんなに嬉しいのなら、俺そんな仕事がしたいな・・・


思えば木工なんかしばらくやっていませんでした。

木工のブログを立ち上げたものの、全然木工の記事なんか無いこのブログに訪問してくれた人はどう思っているのだろうか・・・


すこし彼女と相談してみたいと思います。





category: お母さんの机

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お母さんの事 23 

お母さんが結果脳梗塞を起こし、身体と意思疎通が不自由になってからお母さん自身の人生が大きく変わってしまいましたが、同時に私達の生活も今までとは変わりました。

それまでは休日どこかへ出かけたくても、お母さんの体を考えるとどうしても長時間の移動は難しいために一日中家の中で過ごすことが大半でしたが、それ以降は朝から帯広の病院へ移動です。

朝から夕方暗くなるまで彼女はお母さんに付きっきりでしたが、これは平日は遠く離れて暮らしているため仕方ありません。

私はというと当然彼女と一緒に見舞いに行きますが、大体は仕事があり数時間休日出勤していたり、自分の生活もありますから掃除や洗濯などの家事や買い物、実の親の面倒で朝と帰りにお母さんに挨拶をする程度です。

私は平日毎日見舞いに行っているのでこの程度で十分、むしろ親子水入らずだから、かえって良いのではないかと考えていましたがチョット違うようです。

それは、私が行けばお母さんはニッコリとして「あー△※?」と声をあげて歓迎するのですが、彼女に対してはなぜか無反応なんです・・・



「また来るよ」


日が暮れて今日はもうお別れ・・・

広尾町へ向かう帰り道、彼女がつぶやきます。

「母さんは、まあちゃんにはニッコリとするけど私には全然してくれない・・・」

私は「実の娘にお愛想をするのも何か変だろう」くらい、軽く流しましたが彼女は「そうだよね」と言うような感じではありませんでした・・・



後日、すっかり仕事帰りの日課となってしまったお見舞い。

伝わるかどうか分からないけど一度話してみるかと私はお母さんの顔に近づき、ゆっくりと話しました。

「あのね、よしのちゃんね、泣きそうな顔をしてね、言ってたよ」

まるで、子供に話すようにしましたがこの方が伝わるような気がしたのです。

「お母さんがね、自分にはね、全然ニッコリしてくれないって」

お母さんは、私の一言ひとことにウンウンとうなずき、さらには眉間にしわを寄せ「まー困った娘だよぉ」というような表情をしました。

偶然などではありません、ちゃんと私の話に合わせ、うなずき、理解してします。

この時だけでなく度々見られるお母さんの反応に私たちは喜び、こちらの言うことが理解できているのだと確信してゆきました。


「だからね、今度よしのちゃんが来た時はね・・・」

と話しかけているときに誰かがお見舞いに来ました、お母さんの一番下の妹、ゆき子おばちゃんです。



category: お母さんの机

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