家具雑貨工房 ki-kiru(きーきる)

木の家具や雑貨は見えない部分が肝心です。隠し事はありませんよ、全て公開しています。

 

四方反り鉋の台直し 

四方反りの豆鉋が切れなくなってきたので台直しをします。

先ずは適当な切れっ端の薄板を台直しをする豆カンナで切れなくなるまで削り続けます。

薄板くらいなら台が狂っていても削れます。

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これをテンプレートにしてシナランバー15mm二枚に線を写します。

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ついでに定規も作る事にしました、シナランバー5mmに線を写します。

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線を移した材を線の約1mm外側で切り抜きます。

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テンプレートを線ギリギリに貼り合わせ、習い加工。

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↑これをテンプレートにして二枚目を張り合わせ(実際にはネジで固定)て更に習い加工をしました。

便宜上、フラッシュトリムビットを使っていますがテンプレートビットを使わない理由はありません。

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両面テープにサンドぺーパーを貼り付けて台直しが完成。

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この台直しを使って定規を整えます。

台直しに密着するまで擦りつけたら四方反り豆鉋用のR定規が完成です。

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肝心の四方反り豆鉋の台直しです、反り鉋の台と違いただ前後に擦るとただのR(反り鉋)になってしまうので台を左右に傾けながら前後に擦り削ります。

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サンドペーパーは180番、過ごし擦るだけでこんな↓感じ。

白くなった部分が削れたところ。やはり中央が減っている事が分かりますよね。

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更に3分ほど擦るとだいたいイイ線まで直りました。

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矢印の部分までは届いていませんが、ここまで直す必要は無いと判断。

試し削ですが、当然スッパスパです。

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これでストレス無く仕事が出来ます。
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category: 治具

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久々にまともな冶具を作りました 

当工房の定番品第一号となったカッティングボードを効率的に作りたくて持ち手部分の習い加工をする冶具を作ります。

これまで青矢印のテンプレートを直接被加工材に載せてテンプレートビットで習い加工をしていたのですが、位置決やその都度クランプする手間がもどかしかったんです。

主な材料は青矢印のテンプレート、真ん中の5mmのアクリル板、赤矢印のフェンス材です。

全部端材や在庫にある物なのでこのための新たな出費はありません。

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シナランバー15mm厚を両面テープでクリルに貼り付け、テンプレートで毛書きた線をザックリとこんな感じで糸鋸で切りました。

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作ろうとしている冶具の用途は持ち手の加工なので必要なテンプレートはたったこの部分↑だけなんです。

フェンスに寄せた元々のテンプレートを両面テープで固定してフラッシュトリムビットで赤矢印部分のラインを習い加工して削り去ります。

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この段階では元々のテンプレートを両面テープで固定しているのでクランプの必要はありませんが、実際に使う時に被加工材をいちいち両面テープで止めていたら非効率なのでクランプを取り付けます。

この場合はトグルクランプが有用なのでしょうが、予算が無いのでこんな物↓を作りました。

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この構造は私が独自に考案した物ではではなくて、以前誰かが紹介していたクランプを模倣したものです。

このクランプを紹介していた方をどうしても思い出せません、すみません。

↑矢印が指す軸になる穴はセンターからあえて外してあって、偏芯する仕組みです。

私の場合、十分に計算された位置ではなく、だいたいこの辺だろうと目見当の位置決めです。



クランプを4mmの皿ネジでこんな感じで裏側から止めました。

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青矢印の向きにハンドル部を動かすと偏芯して被加工材を写真上方向に押し上げてクランプします。

赤矢印はスペーサーというか被加工材が凹まないようにする当て板です。



テンプレートを剥がしてフェンスもボルトで固定し実際の材料を載せてテストしてみました、ルータービットはテンプレートビットに替えてあります。

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全く問題ありません、とてもキレイに正確に加工されていますしクランプも効いています。

もし材料が写真右方向に逃げようとしたら偏芯クランプが更に効く構造ですし、実際にはビットの抵抗から黙っていても左方向へ引き付ける力がかかります。

このカッティングボード持ち手は左右対称なので、片側の習い加工が終わったら材をクルッとひっくり返して反対側をやるだけで完了します。



このままで完成にしても問題無いのですが、ハンドルを付けたほうが保持しやすいだろうと思い適当な材料を探しました。

そんな時はここを弄ると何かかにか見つかります。

妻の「こんなもん取って置いてどうすんだコーナー」↓から手頃な端材をチョイス。

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簡単ですがこんな風に取り付けました。

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たったこれだけでも操作性がUPしてストレスが低減します。

ジグは作っても溜まる一方だったので、最近は使い捨て同然の簡素な冶具しか作っていなかったのですが久々に日持ちしそうな冶具をワクワクしながら作りました。

定番品の冶具だからこそチャンと作った訳ですが、冶具作りって楽しいですね。

今回は手直しの必要なくこのまま使えそうです。

category: 治具

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池の裏側の仕上げ 

またまたお玉ネタです。

別にお玉に限った事では無いのですが、匙類をもっと早く作れないかなーと日々考えています。

ところで、匙の凹みの部分の事を「池」と言うんですってね? で、池の部分は一個15分くらいで仕上げられるようになりました。

ルータービットで下穴を開けてそれを基準にノミでザックザクと下ろして行くんです、こんな感じで↓ ね、なんか美しいじゃないですか。

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これ以降は以前このブログでお伝えしてから特から進歩はありません。


「池」の問題はこれで解決した事にして、今度は池の裏側の仕上げです。

裏は小刀でザックザクと丸に近づけて行くんですが、刃物跡を消す際にサンドペーパーで手作業すると一個一時間くらい要してしまうので、この作業をどうにか出来ないものかと考えていました。

ベルトサンダーでもある程度できるのですが、きれいな丸にならないんですね・・・

なので、スポンジのディスクサンダーを自作することにしたんですが、作り方は凄く簡単です。

ある程度厚みのある板を直径25cmの丸に切って、ランダムアクションサンダーのスポンジパッド(市販品)をネジで中央に固定するだけ。

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板にある程度の厚みが欲し方のは、ネジを打った際に板の裏側に突き抜けないようにしたかっただけです。

↓スポンジパッドの裏表を逆に貼り付けてしまいましたが、これは間違いです。ペーパー着脱用のベルクロが表になっていなくては意味がありません。

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ミソは、中央部が凹むように中心近くにネジを打つ事でしょうか。

↓板の裏側前面に両面テープを張って旋盤のフライホイールに貼り付けました。

ランダムアクションサンダーのペーパーを貼って真ん中あたりを強く押すと凹みができます。

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実際に使って見て分かったんですが意外と危険です。

だいたい赤丸で囲んだあたりを上手く使わないと、加工材が引っ掛かった瞬間に吹っ飛んでしまうんです。ですから上の写真のように円の中心で加工するのはダメですね。

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どうなるか分からずビビリながらやっていたのですが、慣れると簡単にグイグイいけます。

ペーパーに付いている集塵用の穴が大きな傷をつける原因になるかもしれないので穴無しのペーパーが有ればその方が良いでしょうね。

結果は良好です安全対策が考えられていないので参考にされる方は自己責任でやって下さい。

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category: 治具

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毎日、冶具を作っていました。 

何か変な物を一個だけ作る場合は、それ程深く考えずにいきなり作り始めてしまうのですが、同じ物を何個も作る場合は専用の道具や冶具をキチンと用意しておかないと、どこかで必ず損益分岐点が来て、「こんな事なら初めから用意しておけば良かった」と悔やむハズです。

だから、どうせ作るんなら初めから、と言う事で冶具を試作したり手順を見直したりを繰り返していると、何だかそれだけで楽しくて「あっ」という間に数日が過ぎ去っていました。

いかんいかん、今度のイベントに間に合わせなくちゃ・・・

そんな訳で慌ててやっています。何ができるかは内緒です。



3mmの薄板を切るのに、薄刃に交換した丸鋸をひっくり返して簡単にこんな物を作りました。

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ベタベタですが、裏はこんな感じ↓ 精度と耐久性はありませんが、十分使えます。

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定寸に揃えた部材を合板で作ったテンプレートで加工します。

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テンプレートも自作ですが、それを固定したりする冶具も自作です。

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全ての冶具が計算通りに一発で出来上がればいいのですが、そう上手くはいきません。

最低でも二回は作り直さないと後悔します(私だけでしょうか?)



冶具を使い用意していた薄板を加工しました、

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分かりにくい写真と説明ですね、次回ちゃんと報告します。

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杉の一枚板でローテーブルを作っています 7 

少し更新が滞りましたが、各部材の加工をしていました。

こんなトリマー冶具を作り、反り止めのボルトを入れる長穴の座グリをバンバン加工できるようにしました。
(木工をしない人には意味不明ですね)

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冶具の裏側に可動できるフェンスがあり、加工材のサイズが変わっても簡単に対応できるようにしてあります。

クランプする機能がないので、位置決めをしたら冶具ごとバイスで固定して使っています。


こうなる↓

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10mmストレートビットで削りましたが、油断すると四隅が焦げてしまいます。

焦げないようにするには、角のカーブで送りスピードを落とさないことでしょうか。



細かい加工が終わり、鉋かけています。

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鉋は必ずしも必要ではないと思いますが、同様の仕上がりをサンディングのみでやろうすれば時間が物凄くかかります、早くキレイにという事です。

面取りするRに合う鉋がないのでその部分はサンダーです。

塗装はオイル仕上げなので下地が命です、ウレタンならサンディングシーラがありますから、そういった意味でウレタンの方が楽かもしれません。

見解が間違っていたらご指摘ください。




素地調整前の水引、乾燥後240番のサンダーをかけますが吸い込みの関係で320番にしたほうが良いかもしれません。

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その他にご要望にお応えして、こんなパーツも作りました。

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材の伸縮に対応できるよう、接合は伸び代を儲けた溝にホゾを入れただけで接着剤は使っていません。



テーブルの裏側でこのように配置しまします↓

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曲がった甲板に対応させるためにいろいろと悩みましたが、私の発想ではこれ以上の最善策は思いつきませんでした。

吊り棚のような格好になりますが、ここにティッシュやテレビのリモコンなどを入れるのだそうです。

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