家具雑貨工房 ki-kiru(きーきる)

木の家具や雑貨は見えない部分が肝心です。隠し事はありませんよ、全て公開しています。

 

なかなか調子が上がりません 

ようやく日常を取り戻したかのように思っていたのですが、全然そうではありませんでした。

そろそろビッシリと製作活動に没頭したいのですが、土場に雑多に置いてある丸太などが気になって整頓していました。



タイミングが合わなくて製材に出せず一時保管となった丸太に枕をかまして風通しを良くしてやりました。

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重機なんてありませんから、こんな量でも人力では精根尽き果てる作業です。



器用に半割にしていた材を地面から30cmほど離し防虫ネットで保護。

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半割材は皮まで活かしたいので虫にやられないよう、防虫ネットでグルリとやりましたが果たして効果はいかに。

気が付くと半割材もかなり溜まっていました。

防虫ネットでグルリとする前に小口に割れ止めの白ボンドをたっぷりぬりました、乾燥は遅くなりますがポリエチレングリコールは高価なので仕方ありません。

さあ、いよいよ木工開始だな!! と思っていたら近所の製材所から連絡が入り、冬の間から預けていた丸太をこのタイミングで板に挽くと言うのです。

「ガーン」

冬に挽くのがベストですが、私のほんの僅かな材料は後回しの猿回しになるのは仕方の無い事。この際、一日でも早く挽いて欲しいところなので直ぐに立ち合いに行きました。

ほんの1.75立米ほどですから半日もかからずに終了。

日常的に大量の材を取り扱う製材所では邪魔くさい量だと思うのですが、私は一人でしかも人力で車に積んだりしますから製材している時間よりも積んだり運んだりしている時間の方が多かったです。

製材所に重機がたくさん稼働しているのですが、それを利用できないのは私の車がワンボックスカーだからです。

厚く挽いてしまって、とても一人では抱えられないような板も根性で運びました。

「ふ~」

かなり無理な積み方運び方をして3往復でした。

そして先日の皮むきが非情に酷だったので今度は直ちに剥きはじめました。

皮を剥いて桟積み、皮を剥いて桟積み・・・

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今回はほとんど生木状態なので皮剥き自体は簡単なのですが、それでもこの量はキツイ。

4月の初めころに製材所の土場で皮むきしたニレ神代もようやく挽いたのですが、立ち合いの際に芯材になる部位を何を考えたかとっさに「ここはこのまま残します」と言って9cm強の厚さに挽いてしまい、そのため物凄く重くなってしまった。

今でも何故、そんなに厚くしてしまったのか理由が分かりません。

長さ2m80cm幅最大45cm、耳付近は脆いですが中までビッシリと色が入っていて、激しい割れが無ければ結構な上物だったのではないでしょうか。

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長さ2m70cm~80cmの材が終了した頃にはスッカリ雲行きが怪しくなり、だんだんジリッぽくなってきました。

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根性で終わらせるつもりでしたが、軟弱な私はとうに活動限界を迎えて退散です。



翌日、朝一番で続きをやりました。写真手前のやつですが、これは長さ1m70~80cmの板。

一番上になってしまった黒っぽい板はこれもニレ神代です。

北海道の神代(埋もれ木)と言えば春ニレが多いと思いますが、関東方面で出てくる神代は欅(ケヤキ)が多いんですってね、どちらも楡科の木なので木目も似ているとの事ですが不思議な共通点があるものですな。

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さあ、これで屋外作業は一段落だろうか。

日増しに春めいて来たかと思っていたらここ数日の気温は5℃とか6℃、先週はたしか30℃近くあったはずで、さすがに体調を崩してしまうなーと思っていたら気が付くと今年も誕生日がやってきて齢50になっていました。

木工の先輩貴兄の皆さんからは若い若いと言われますが、相対的に50歳は若者の類ではないですよね。

最近は何かと根性でやり遂げようとして撃沈、の繰り返しのような感じの毎日を送っていますから結果、予定が延び延びのズレズレです。

お待たせしている皆様にはたいへんご迷惑をお掛けしております、どうかやさしくご容赦いただきたく存じます。




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category: 日記

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連休が終わり、日常に戻りました。 

4月にやった展示会が終了するまでは展示会に必要な作業以外は見て見ぬふりをしていたので、主に屋外の作業なのですが、会期終了後集中的に外回り作業をしていました。



近所の農家の方から敷地内の風倒木をいただきました。
根っこから倒れているので裂けている部分も無いし、状態は非常に良いものでした。

赤い繋ぎの人はご存知、蕎麦屋一秀の高橋さんです。

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義父が杣扶(そまふ)をされていて高橋さん自身もお手伝いした事があるそうで、現場で切り出し積み込んで運搬の一連の作業は林業のプロそのものです。

今回いただいたのは直径45cmのクルミと30cmくらいのニレでした、私は作業の補助で一緒に居ますが、ほとんど見ているだけでさながら社会見学です。


現場から私の工房の土場に運びました、長い物で2m70cm。短く玉切りした奴は器用に刻んで更に使えなさそう部分は薪にします。

私の目算でだいたい1立米くらいは有るでしょうか。
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こちらは偶然、ある方から同時に運び込まれた薪用の木。

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白樺、ハン、桜、カシワ。

薪にしても二等級で細い木ばかりですが、ご好意で山からここまで運んでいただいた物で感謝しきりです。

工房立ち上げ当初は薪の確保に至難していましたが、今年は薪の購入量も僅かで済そうで本当に有難い。

早速、チェンソーで玉切り。

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私の非力なチェンソーではこれくらいの作業でも重労働です、フルスロットルで使っていたら直ぐにパンクしてしまいますからね、騙しだまし使っています。

薪小屋に既に薪が積んでありますが、これは先日高橋さんが運んでくれたセンです。

小径木でも割る事によって火力が上がり、巡航燃焼に大いに寄与してくれます。私の薪ストーブは正しく燃焼させる事を意識して使っているので、ストーブ設置以来煙突の掃除をしていません。

本音を言うと煙突の掃除をしたくないので、煙突掃除が必要無いように燃やしています。一応煙突内部を目視確認してもススは溜まっていません。



色々と肉体労働をしているようですが展示会の会期中に体調を崩してしまい、実は妻に相当量の作業を手伝っていただきました。

見よ、この勇姿!! そんな細い木を割ってどうすんだ!
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その他、板に挽いて直ぐにやれば数分の一の労力ですんだ皮むきをして桟積みの積み直しをしたり。

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兎に角、連休中は屋外作業に終始していました。木工と言うよりも殆ど林業に近い事ばっかりやっていましたが、何れも活きるための労働を実感できる貴重な作業だと考えています。

材料の管理にしても薪作りにしても直ぐに使えるものでは無く、早くて半年先の準備が一つ一つ片付いてゆくと、なんだか本当に安心して本来の仕事を始める事ができます。

「ようし、作って作って作りまくるぞ!!」

ボヤっとしていたら、あっという間に草刈のシーズンになりますからね。

category: 日記

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節目 

4月25日までの個展が無事終了しました。

期間中はたくさんの皆様にご来場いただき、感謝申し上げます。

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会期終了後も残務整理でバタバタと忙しく、すっかり体調を崩してしまいました。

二月に個展や商談会をやった時も一週間ダウンしたので気を付けていたのですが、季節の変わり目と繁忙が相まって体力も気力も無くなってしまった感じ、これって五月病なのかな・・・



工房周辺にも遅い春が訪れていたのは気付いていたのですが、個展の準備を優先していたので外回りの手入れは放ったらかしでした。

庭には福寿草から始まり、二本だけチョコンと行者ニンニクがひっそりと。

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スイセンはあちこちに。

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多分、浅葱(アサツキ)だと思うんですが今年も出てきてなんだか嬉しい。

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こちら地方の桜の開花も、もうそろそろです。日中の気温もグンと上がって来て屋外作業もやりやすくなって農家も林業関係者も皆、本格稼働で地域全体が活気を取り戻した感じがしてきます。

今月は私の誕生月で節目の50歳、体力の低下は否めませんが悔いが残らぬよう、今日が最後の日だと思って日々を送りたい。


category: 日記

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工房お休みと個展のおしらせ 

いつも告知が遅くてすみません、工房ki-kiruは帯広市で個展のため4月19日(水)から同26日までお休みとさせて頂いきます。

尚、個展は4月20日(木)から25日(火)まで、場所は帯広の百貨店「藤丸」の勝毎サロン(7階だったかな・・・)です。営業時間は10:00~13:00、14:00~18:30(最終日は午後4時まで) です

だいたい一週間やってますから、暇な人は冷やかしで構いませんから寄ってください。



2月に帯広で個展をやったばっかりなので、何か目新しい物を用意しなくてはリピーターの方に申し訳ないので今回は器を少し用意しました。

こんなのや
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こんなの
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そして、額縁に入れる、ちゃんとした作品を知人の協力を得て額に収めて展示販売します。

まだ額に収めた画像は無いので、裸で一部紹介さしてください。.


画家(プロ)の橋場信夫さんのドロワー(B4より少し大きいサイズ価格50,000円)
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版画もあります



書(アマ)厚谷幸則さんの書(↓この作品は著作権の関係で販売出来ないかもしれません)
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画家(プロ)Chancey中澤さんのドロワー(価格10,000円)
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以上三名の管内外の作家に協力いただきお預かりした作品は多数あるのですが、額縁の製作が間に合わず展示できるのはほんの数枚です。

今日の帯広は生憎の降雪に見舞われて積雪10cm程だったそうです、足元が悪いなかですが皆様のご来場をお待ちしております。

category: お知らせ

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刃が欠けまくりました 

今一番活躍している四方反り豆鉋なのですが、削り跡に傷が入るようになりました。

エンジュを削っている時にやったんだと思うんですが、一番負担のかかる矢印部分が欠けていました。

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すぐさま研磨機で欠けを落として刃を着け直しました。

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所要時間15分くらいだったと思いますが、研磨終了して作業開始。

しかし、また同じ所が欠けました。ヒビでも入ってしまったのだろうかと、ルーペで確認したのですがヒビは入っていませんでした。

で、再研磨⇒作業再開⇒また欠ける・・・を4回くらい繰り返していよいよブッチ切れました。

「やってられん!」

刃物の相談はいつも帯広の北海義光にしているし、この豆鉋もそこから購入したので電話で聞いてみると・・・

なんと、焼入れが甘い場合に刃が欠けやすくなる、そういう刃物が時々あるのだそうです。

で、どうしたら良いのかと言うと、グラインダーに当てて刃が赤くなる前の黄色の状態になるまで摩擦熱で焼きを入れ直すと良いのだそうです。

話は判りましたが、固定できるグラインダーなんて持ってないし、初めてやって上手くできる自身も無い。急いでいるので仕方なくその足で帯広まで走り北海義光で直ぐにやってもらいました。

往復2時間以上かけて工房に戻り作業再開。

しかし、またまた欠けたんです!

再度ルーペでよーく覗いたらヒビが確認できました。

「あー、そうか、そうなんだ」

その後ヒビの入っている部分まで完全に削り落とすと、欠けは治まりました。

という事で一日潰してしまったのですが、あの深いヒビはいつ入ったものなのだろう。(涙)



category: 日記

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